ご訪問いただきありがとうございます。 先日、家庭訪問がありました。 hidakaの担任の先生は、 […]
ご訪問いただきありがとうございます。
先日、家庭訪問がありました。
hidakaの担任の先生は、年長より新しい先生に変わり、進級するときに教室で顔を合わせましたが、お話するのは、今回初めてでした。
事前に、お手紙でhidakaの発達の事をお伝えしていたので、スムーズに新学期を迎えたhidakaの話しに進むことができました。
新学期がはじまり、数週間という忙しい時間の中で、先生なりに前任の先生からの引継を踏まえ、hidakaの事を「どんな子かな?」と、気に掛けて見てくれたと感じました。
hidakaは、新学期を迎え、年中で同じクラスだったお友達と、ワイワイと遊んでいるようです。
心配していた、耳で聴いて、先生の指示に従えるか?という部分も、はじめの日は、緊張して固まり、出席帳に出席シールを忘れて帰ってきたりはありましたが、2日目からは、先生の話しを聴き、周囲に合わせて自分から動く姿も見られ、目立った遅れを見せることもなく、遊びの時間では、伸び伸びとお友達とじゃれあっていたと、教えていただきました。
前任の先生からの引継も、十分に行われているようで、「ひだかくんは、こうしたら喜ぶよ。」という、認め褒めるアプローチで発達を伸ばしていくという、今までの先生がとってくれていた方針を、年長さんでも引き続き、幼稚園で続けていくことができそうです。
新しい担任の先生の、私の話しをよく聞いてくれ、hidakaの良いところも見てくれ、私たち親子を応援してくれている雰囲気に、ほっと一安心しました。
まだまだ、節目節目でhidakaの発達は、気にしていかなければなりませんが、幼稚園に向かう姿は、年中のときと変わらず、生き生きしていて、私は春の空気を心地よく、気持ちがいいと感じるのでした。
(→発達障害グレーゾーンの子 幼稚園の先生に好対応してもらう為の5つの方法)
言葉の遅れhidaka発達記録3歳10カ月・気になる行動
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▼鼻いじり
hidaka3歳10カ月は、みんな誰もが通る?“鼻いじり全盛期”でした。
「言えば言うほど・・・・いじる。」
「言わない方がよいのか?」と思うほど、辞めるという兆しが見られない“鼻いじり”。
暇さえあれば、鼻をいじり倒しておりました。
今から思うと、鼻をいじるのは、ちょっとした興味から始まったんだと思います。
でも、毎回毎回指摘してくる私に、“注意を引きたくて鼻いじりをする”という感情も、生まれてきてしまっていたのかもしれません。
それが、「言わない方がいい?」と、私が感じた原因なのではないかと、今は冷静に分析できます。
では、どうすればよかったのでしょうか?
発達障害の傾向があるhidakaには、「鼻をいじるのやめなさい!」や、「鼻をほじるのは、汚いことなんだよ!」と、言葉で教えるだけでは、癖を辞めさせる為にすぐ効く対応としては、足りなかったんだと思います。
大切なのは、「どうすればいいのか?」という事を、丁寧に教えてあげる事だったのです。
最近は、その事を踏まえ、“鼻のかみ方”を教えるときには、絵で描いて教えてみました。
専門的な考えで言うと、視覚支援になるのかもしれません。
でも、やはりhidakaには、この方法が一番、短時間でこちらの思っている事が、ダイレクトに伝わるのです。
何度か、鼻をかませたい時に、口で説明しながら、見せながら、教えていたのですが、思うように伝わらず、いつも鼻をつぶし、両方の鼻の穴からふーんと、鼻水を出していたhidaka。
私は“鼻いじり”のときのように、「ちがうちがう!鼻つぶさないんだよ!」「片方ずつかんで!!」と、毎回言っている自分に気がつきました。
「これは・・・・私の言っている事を無視しているのではなく、私の言っている事が、イメージできていないんだ・・・。」
絵を描いて教えると、すぐに私が何を言っていてるのか、イメージ出来た様子で、「こうするんだよね?」と確認しながら、鼻を上手にかめるようになりました。
ひと手間するだけで、毎回のように「鼻つぶさないで!!」や、「片方ずつかむんだよ!」と、小言を言わなくて済むようになりました。
少しずつ、苦手であるコミュニケーションを鍛えてはおりますが、hidakaは生まれつきコミュニケーションが苦手なのです。
初めからあきらめてはおりませんが、伝わりにくいことは、丁寧に支援してあげ、生活習慣として身につけていくことを積み重ねていく方が、hidakaの今後の為になると、私は考えております。
鼻ほじりも、丁寧に・・・・
○鼻くそは“バイキン”の塊であることを教える
○ちり紙を準備する
○鼻のかみ方
○それでも取れなかったときに、ちり紙を手に巻いて取る方法
○他の人は「鼻ほじり」を見たくないということ
○洗面所や人目につかないところで鼻をキレイにするという、エチケットも教える
この6つの項目を、目でみてわかりやすいように描き、丁寧に何度も伝えれば、hidakaの鼻ほじりは、こんなにも悩ませられる癖にはなっていなかったかもしれません。
少し丁寧に接する事を怠たり、ただただ小言のように、「鼻ほじっているよ!!」や、「汚い。。。」と言ってしまっていたような。
hidakaのプロになった今としては、対応が間違っていたと感じるのでした。
6歳になったhidakaは、鼻が上手にかめるようになり、鼻以外にも興味が広がったという面もあるのか、目立って「鼻ほじり」が癖になったりはしておりません。
ちょっと私に構って欲しいときには、鼻くそをつまむプラスチックでできたピンセットを持ってきて、「鼻くそとってー。」と、甘えてきたりします。
そんなときは、十分に手を掛けてあげ、ママに甘えたいと言う気持ちに応えてあげるようにしております。
▼思い立ったら今!!
hidaka3歳10カ月では、トイレトレーニングを終えて、1年ちょっと経っておりました。
(→トイレトレーニングは2歳から?言葉が遅くてもたったこれだけの方法で発達障害グレーゾーンの子でも2歳の夏にオムツはずれました!)
もう自分のタイミングで、トイレに行くことができるようになり、「トイレ!!」と主張するまで、私が心配することはなく、排せつでは、「手が掛からなくなったなー。」と、他の事に気を回すことができるようになっておりました。
でも、まだまだ結構なぎりぎりのタイミングで言われるので、トイレ探しにひやひやすることも。。。
そして、この頃悩んでいたのが、hidakaは「トイレー!!」と主張し、すぐにズボンとパンツを下げるのに悩まされていました。
家に居る時は、「それだけ急がないといけないのか!?」と私も慌てて、走りづらいですが、そのままトイレに向かい「間に合ったねー。」なんて、対応しておりました。
でも、お友達のお家に遊びに行っているとき、お店やお外では・・・・これはまずいです。。。
もう洋服を汚してしまう事は、仕方ないと思い、そのつど「トイレについたら脱ぐんだよ。」と、パンツとズボンをあげ、トイレに向かうようにしておりました。
3歳10カ月。結構身体も大きくなってきていますし、2歳くらいの子がやってしまうような、可愛らしさは抜けてきております。
このように、実年齢より少し幼い行動に、「ひだか・・・・大丈夫だろうか。。。」と悩まされることもありました。
▼怒られる事に敏感
私はよくママ友達に「かのさん、怒ることってある?」と聞かれるほど、のんびりと穏やかで、「いつもニコニコしているよね?」と、言われたりします。
確かに外で“ママ活動”するときには、ただでさえ目立ってしまうhidakaの独特な雰囲気をカモフラージュできるように、“感じのよいママ”を演じるスイッチを入れております。
(→幼稚園の先生も人間なんです “手がかかる子”でも可愛がられたい!発達障害グレーゾーンの子を可愛がられる子にする10の方法)
でも、家では人が変わったようにやさぐれ、へんなギャップがある訳ではないと、私は思っております。
のんびり屋さんで、穏やかで、心配事がなければいつもニコニコマイペースに、小さな幸せを見つけて過ごしております。
hidakaののんびりとして、穏やかで、マイペースな一面は、間違いなく私から引き継いだものなんだと思います。
そんな私でも、やはり人間です。
心配事や、外でたくさんのストレスにさらされた時には、イライラすることもあります。
でも、そのイライラを、hidakaにぶつけたことなんて、一度もありません。
それなのに・・・・
ちょっとした自分の失敗で「もー!!」と、発狂ではありません。ぷんぷんしていると、hidakaのことで言っている訳ではないのに、hidakaがそっと近づいてきて、泣きそうな顔をして「ごめんなさい。。。」と言ってくるのです。
私は、子どもがこんな風に“私が怒ることに敏感になる”という状況に、「え!?私、そんなにいつもhidakaのこと怒っている!?」と、ビックリしました。
それだけ、私のhidakaへの怒りというのは、感情に任せたものはほぼないと言っていいのではないか?と思うほど、他のママ友達から聞いている“ママの怒り”とは、比べられないほど、マイルドなものだと感じていたからです。
はて?hidakaは、なぜこんなにも、私の“怒り”に怯えているんでしょうか??
療育に行った日に、臨床心理の先生に聞いてみました。
臨床心理の先生も、私の雰囲気は感じてくれているので、“いつも怒っているから”というのが、原因ではないと思いますと、見解を教えてくれました。
どうやら、子どもの生まれつき持った個性として、同じお母さんで育った子どもでも、“ママの怒り”に敏感な子と、そうではない子がいるようなのです。
hidakaは、私の怒りに敏感な子のようです。
それだけ、「穏やかに過ごしたい。」という思いが、強いのだと思います。その気持ちはわかるような気が・・・。
では、どうすればいいのか??
hidakaが穏やかに過ごしたいから、私は自分のそんなイライラを押し殺し、いつも穏やかにニコニコしているべきなのでしょうか??
それはとっても理想的ですが、そんな仮面をかぶったようなことを、家庭の中でも出来る訳がないのです。
そして、そんな生ぬるい環境で育ててしまったら、hidakaはどんどん“人の怒り”に敏感になっていくことでしょう。
結局は、これも試練。
ママが異常な怒りを子どもに向けている訳ではないのです。普通よりも穏やかなママが、たまにぷりぷりしているくらいのレベルなのです。
“タフ”になっていってもらわねばならないのです。
怒らないママがいい訳ではない。子を思い、怒るときは怒る。
子どもに向けて怒っていない時に、敏感になっているときは、「ひだかの事で怒っている訳ではないんだよ。」と説明する。「ママも人間。イライラすることもあるのよ。」と、安心させる。
何に対して、誰に対して怒っているのか?という部分を、想像する力が、まだ未熟だったのかもしれません。
丁寧に説明してあげることも、発達がゆっくりな子には、必要なのかもしれません。
そんなhidakaも、6歳になり、私がぷりぷりしていると・・・・
「ぷりぷりしないよ~」と、にっこり。
「こうすればいいんじゃない?こうすればいいでしょー。」
と、優しいお兄ちゃんのように、私の気持ちを切り替えてくれたりします。
私も、自分が何に対してぷりぷりしているのか、hidakaには、素直に伝えたりしております。
そして、育児をしているママは、たまには自分を甘やかしてください。
美味しいケーキを食べたり、夕飯を少し手抜きにして、録画しているドラマをみてみたり。自分の為の買い物をしてみたり。
それが、心の余裕になり、子どもに優しくでき、家族の為に見えないところでも頑張る力になるのです。
まとめ
気になる事は、いつだってあるのです。
6歳を迎え、幼稚園に問題なく通う今でも、気になること、多々あります。
それだけ、子どもの事を注意深くみて、“小さな気づき”が、知らぬ間に大変な課題にならないように、何かできることはないか?というのを、いつも考えているということです。
それだけ、発達障害グレーゾーンの子や育てにくい子、発達に心配のある子というのは、その苦手を子どもの力だけで乗り越えさせようと思うと、心の負担になってしまうことがあるということを、知っておく必要があるのです。
でも、それと同時に、3歳10カ月の時に心配に思っていたことが、2年後の今も続いているか??と問われると、「hidakaの場合は、続いておりません。」と、答えることができます。
子どもは成長するのです。
うまく働きかけれた事もあるでしょう。でも、そのときはまだ私も未熟で、十分に働きかけれなかった事もあります。
それでも、悩みごとは自然と解決の方向に進んでいき、ひどくなるということはありませんでした。
一生懸命子どもと向き合い、「どうしていけば、この子にとっていいのだろうか?」と、考え接していれば、状況が今よりも悪くなるということは、子どもだって成長しているのです。
ないのかもしれません。
新しい心配事は、成長と共に表れてくると思います。
でも、いつだってその課題に向き合い、丁寧に接していけば、「その悩みごとで一生うなされる。」ということは、ないのではないか?と、最近は感じております。
今、お子さんの事で、心配事はありますか?
その心配事に“気がついている事”で、3年後は確実に変わってくると、私は思っております。
心配ごとへの気持ちの持っていき方の、参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございます。
育てにく子を育てている私。
息子のhidakaは、入園前に療育に通い、児童精神科にも掛かっておりましたが、発達障害という診断は出ておりません。
hidakaが発達につまづいたとき、家庭でも勉強したいと思い、大きな本屋さんで、hidakaの事を書いている本を探しましたが、なかなかぴったり「これだ!」と思える本は見つかりませんでした。
大抵は、「こういう面はあるな・・・でも、これ程ではない。」「こういう面はあるけど、こういう面はないな。」「これは、hidakaの事ではないな。」というように、hidakaの事をもっともっと知りたいのに、知りたい為に探しているのに、本を読めば読むほど、hidakaから離れていってしまうというように、違和感を感じました。
そんな中、“育てにく子”という言葉を知りました。
“育てにくい子”という括りで見ると、ひとつの本に辿りつきました。
“「育てにく子」と感じたときに読む本”
タイトル通りの気持ちで、この本を手にしました。
内容は、発達障害の傾向を持つ、“育てにく子”の例を取り上げ、児童精神科医である佐々木正美先生の見解を述べているという内容でした。
hidakaのように、自閉症の傾向を持っている子の例は、そんなにいっぱいはなかったのですが、私は胸につかえていたものがスッキリするほど、この“育てにくい子”という括りでhidakaを見ることに、しっくりきました。
それからは、迷い悩むとこの本を寝る前に開き、「あぁ。そうだった。hidakaは“育てにくい子”なんだ。過干渉になってはいけないね。過保護で育てていかなくては。」と思い直し、辛く孤独な育児の道しるべとして使っておりました。
“育てにくい子”の接し方。
そのときは、「こうしていこう。」と思っているのです。
でも、目の前にして、様々なつまづきを目の当たりにし、主観で接していると、道を見失うことがあります。
そんなときの、道しるべに。
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