それは本当に“ごっこ遊び”ですか?”再現遊び”と”ごっこ遊び”の違い 再現遊びを見分ける方法3つ

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ご訪問いただきありがとうございます。

hidakaは今まんがで算数を学べるドラえもん学習シリーズの「ドラえもん算数おもしろ攻略」という本にハマっております。

「ひだかべんきょうしてるの。」と言われると何だか邪魔するのも悪いなぁ。。。と寝る準備や幼稚園の準備が遅くなることもしばしば。

でもだまされてはいけません!勉強というか・・・まんがを読んでいるだけです!!

視覚優位なhidakaにとってTVに代わる面白さがあるに違いありません。

 

そのまんがの一部にのびたくんのパパとのびたくんのこんなやり取りがあるのです。

のびたくん「お正月と言えばつきものは何?」

パパ「おもちつき!」

のびたくん「そういうつきものじゃないしー!!!」とずっこける。

 

のびたくんはお年玉が欲しいらしく、パパはお年玉をはぐらかせたくてボケるというシーンです。

hidakaはこのシーンがいたく気にいったらしく、一日に何度も「お正月と言えばつきものは何?」と聞いてきます。

「お年玉」や「何だろうね?」という応えには反応なく、「おもちつき!」と言うと嬉しそうにずっこけて「そういうつきものじゃないしー!!!」と突っ込みます。

 

・・・はじまりました。これは“再現遊び”です。

 

 

それは本当に“ごっこ遊び”ですか?“再現遊び”と“ごっこ遊び”の違い 再現遊びを見分ける方法3つ

 

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ごっこ遊び

ごっこ遊びは何かになったつもりになって遊ぶものです。

子供が興味や関心を抱く対象を模倣しなりきることで行われます。

模倣の対象は何でもOK。身近な大人である親などの生活を真似るのが“おままごと”。テレビ番組(子供番組)や絵本・漫画など身近な娯楽作品の登場人物を真似するのが“たたかいごっこ”や“お姫様ごっこ”。様々な職業に関連するものを真似するのが“お医者さんごっこ”・“電車ごっこ”。他にも動物・植物から生物ですらない乗物・道具まで空想次第で様々なものに「変身」して楽しむものです。

役になりきる遊びなのでその時々の相手の反応に臨機応変に合わせ発展させることができます。

 

再現遊び

ビデオの巻き戻しのように、自分の目で見たもの、その日経験したこと、空想上の出来事などを「再現」 する遊びのことです。

「ごっこ遊び」 とは異なり、まるで脚本に沿って一連の決まった流れを監督しているような状態の遊びになっていて、スマートホンなどの動画やテレビ番組(子供番組)・絵本・漫画などの登場人物のセリフや行動を覚え再現します。自分が作った空想上のパターンを再現するのも再現遊びになります。一語一句決まった流れやパターンで忠実に自分で再現することはもちろん一緒に遊ぶ相手にも忠実に再現することを強要したりお願いしたりします。

相手の反応に応じて“変化する”ということがないのが特徴です。

 

 

この“再現遊び”。実は子どもがひとりで遊んでいるとごっこ遊び”なのか“再現遊び”なのか区別がとてもつき辛いのです。なぜかというと子どもが空想上で作ったパターンを再現することも“ごっこ遊び”ではなく“再現遊び”だからです。

実際わたくしkanoも発達記録ノートにたくさん“ごっこ遊び”パン屋さんごっこ・おままごと・電車ごっこしています。と書いております。・・・本当に“ごっこ遊び”だったのでしょうか?

 

再現遊びを見分ける方法3つ

1.他者を介入させる

親だと子どもに譲ってしまうことが多いので、当人の意思に沿わない子ども同士だとわかりやすいです。

2.共通に好きな設定を提案する

おままごとでもいいですし、お店屋さんごっこ、電車ごっこなど子どもたちが共通に好きな設定を提供して自由に遊ばせます。一緒に共通のごっこ遊びを別な役割があってという設定で提供するというのがポイントです。自然に一緒に遊びはじめていれば大人が介入しなくてもよいです。

3.その場の共通の認識のもとに臨機応変に遊べているかチェック

相手との関係・役に合わせて、遊びがそれぞれの反応でフレキシブに発展していくような状態になっていれば“ごっこ遊び”です。脚本(パターン)を正確に再現しようとするものであったらその子は“再現遊び”をしています。自分の中に、確固たる脚本があり、誰と遊んでいようが、自分の脚本通りに遊ぶことを要求し、それに沿わない行為は「それは違う!」 と拒否してしまいます。

 

紛らわしい例:

電車ごっこをしていました。対象の男の子Aくんは運転手役、お客さんに何人かのお友達が乗っております。ひとり大人であるAくんのお母さんも横について遊びをリードしておりました。

お母さん「Aくん、どこにいきますか?」

Aくん「動物園に行きます!」

お母さん「よーし!動物園行ってみよう!プップー発車しまーす♪」

他の子たち「わーい!」

お母さん子どもたちに「最初は動物園だよー。みんな動物何みたい??」

子どもたち「きりん!」「ぞうさん!」「わたしおさるさんみたい!」

Aくん「プシューどうぶつえんトウチャクしました。」

お母さん「降りる人いますかー?」

子どもたち「はーい!わたし降りる!」「わたしも!」「ボクまだ乗るよ。」「わたしもまだ乗る。」

お母さん「はーい!では次はどこに行きますか?」

Aくん「ようちえん」

子ども○○くん「えー!!次はスーパーだよ!スーパーにして!」

お母さん「運転手さん!スーパー行ってほしいって?どうしようか?」

Aくん「・・・・」

お母さん「よーし!じゃあスーパー経由でようちえん終点にしよう!運転手さん!スーパーお願いします!」

Aくん「出発します!」

お母さん「○○くんスーパーで何か買うの?お菓子?」

子どもたち「おかしだよ。」「わたしおもちゃ。」「本買うんだ。」

Aくん「プシュー。ようちえんトウチャクしました。」

お母さん「あれーみんなスーパーに行きたかったんだよ。よし。スーパー到着しました!降りたい子降りていいよー。」

子どもたち「わーい!!」

 

このように大人が入るとフォローしたり、譲ったりして“再現遊び”でも“ごっこ遊び”として上手く遊べてしまうパターンもあるのです。

「違う!!○○って言って!」と強く強要するタイプの子もいますが、自分が思っている反応じゃなかったときに無視するタイプの子や自分が考えているセリフを言ってくれるまで待つタイプの子もいます。

また言葉の遅れや認識の遅れがあると、上手く自分の“再現遊び”に持っていけていないけれど気が付いていないという場合もあります。

 

まとめ

hidakaが幼いころから私はhidakaと2人で遊ぶ事にとても疲れを感じました。

それはその遊びの多くが“再現遊び”だったからです。

パン屋さんごっこをすればhidakaはパン屋さん。パンをポンと窯に入れて「おいしくなーれ♪おいしくなーれ♪」パンが焼けると私が窯を触り「アチチチチ!!」hidakaがキャッキャと笑う。というパターン。

・・・何度やったことでしょう。

コンビニごっこではアルバイト役のhidaka。「いらっしゃいませー。ごチュウモンをおしえてください。」私「ジュースください。」hidakaジュースをレンジに入れる。私「えー!?ジュース熱くなっちゃうよ!やめてー!」キャッキャ笑う。

・・・このパターンも流行りました。

 

hidakaは自分の空想の脚本を再現する“再現遊び”をしていたのです。

・・・私はどれもごっこ遊びだと思っておりました。

 

幼稚園に通い始めれば幼稚園の先生の再現を家でしておりました。

・・・ようちえんごっこだと思っておりました。

 

でもどの遊びも臨機応変の変化というものはありませんでした

なので、私は一緒に遊んでいてその見えないhidakaの脚本通りの遊びにずっと合わせなければいけないので苦痛でした。

hidakaは「違う!○○って言って!!」と泣き叫び訴えるということはあまりしません。でもhidakaの脚本どおりに反応しないと発展しないのです。一緒に遊べないのです。

 

さて、5歳になったhidaka。やっぱり“再現遊び”大好きです。

hidakaには自閉症児が持つ特性の一部があります。彼は健常の定型発達の子と自閉症スペクトラム障害を持つ子との境界域のグレーの部分に一部の特性が入っているのだと思います。その特性は生まれ持ったものです。その特性と現実の社会とを適応させていくということをずっと今までやってきているのだと思います。

適応できなくなればやっぱりそれは誰が否定しても障害なのです。

以前私は新版K式発達検査の結果で正常域に入った。そういう意味ではグレーから白になった。と表現しました。でも違う意味ではまだまだグレーの域にいる部分もあるのです。

 

hidakaはレストランの定員さんになると注文したものを作ってきてくれます。お水が欲しいといえば「はいはい。」と言ってちょっとめんどくさそうに持ってきてくれます。

図書館の司書さん役も大好きで「ピ♪ピ♪○月○日まででーす。」と貸し出してくれます。「あのーこの本探してほしいんですけど。。。」と言うと「ちょっと待ってくださいね!」と楽しそうに探しにいってくれます。

5歳になりごっこ遊びができないわけではないようです。

 

再現遊び”が気になるお母さん。ごっこ遊びには想像力が必要なのです。

その想像するという部分の脳の発達がゆっくりであるという場合も中にはあるのではないかと思うのです。

想像力の欠如という障害であった場合は我が子のそのままを受け入れなくてはなりませんが、想像するのが苦手で障害に至っていないというケースもあります。

ゆっくり焦らず想像力を伸ばしていくには今どんな働きかけをしていったらいいのかなという視点で関わりを多く持つというのも発達障害グレーゾーンの子発達に心配のある子育てにくい子には必要なのではないかと思ったりしております。

 

再現遊び”はhidakaにとって心の安定が欲しいときの遊びのようです。変化が多い日常をどきどきしながら多くのストレスを感じ過ごしているのだと思います。

心を安定させる“再現遊び”と上手に付き合い、想像力を伸ばす働きかけも私も少しずつ夫婦で協力して取り組んでいこうと思っております。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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