言葉の遅れhidaka発達記録 3歳9カ月言葉

hidaka 3歳|2017/02/02 posted.
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ご訪問いただきまして、ありがとうございます。

 

2月に突入しましたね。

幼稚園生活では、年度末の雰囲気が流れてきました。

来年には、いよいよhidakaも年長さんです。

 

最近のhidakaは、よく幼稚園での出来事を話します。

まだまだ自然な流れでは、話す事は難しいようですが、突拍子もなく「今日ようちえんで○○したー。」や「○○くんと○○くんと遊んだー。楽しかった。」などと言います。

どうやら、パッとその映像が浮かぶのでしょうか?そんな印象です。

特別「今日、幼稚園で何したの??」と聞くと、「・・・わかんない。」や「・・・・・」と、映像が出てこないのか、歯切れが悪いんです。

たくさんあった出来事から、一番印象に残った事を瞬時に取捨択一し、言葉にすること。

なかなか難しいようです。

 

言葉の遅れhidaka発達記録 3歳9カ月言葉

 

この頃のhidakaは、どんどん、自然に使える言葉が増えてきておりました。

言葉を音として使うのではなく、気持ちを伝える手段として使い始めてきていたのです。

何がしたいのかがわかる。何をするのかをわかっている。

でも、意識して対話をしようとすると・・・とたん続かなくなり、不安に感じるのでした。

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▼大丈夫!

「大丈夫?」と確認すると、「だいじょうぶ!」と自然に応えることができるようになりました。

転んだときの「大丈夫?」という、hidakaが大丈夫かどうか?の問いかけだけではなく、私が少し不安を感じているときの「大丈夫?(ちゃんとできる?)」(hidaka、これできるかな?歩けるかな?集まれるかな?という、私が困る事はないかな?という不安)にも、力強く「だいじょうぶ!(心配いらないよ。)」と応えられるようになったのです。

一緒にいて、こんな安心することは、今までありませんでした。結局大丈夫かどうか?という問題よりは、心配している気持ちを、受け入れてもらい、励ましてくれるという返しがずっと欲しかったんだと思います。

私も、hidakaと同じように、予想外のことが急に起きる事は苦手です。そういう意味では、今までは言葉で確認する術がなかったので、外の目に触れて、活動するときには、まるで綱渡りをしているような緊張感で、hidakaと過ごしていたのです。

▼カレーライスの歌

よく聞いていたCDの中に、“カレーライスの歌”が入っておりました。

この頃のhidakaは、この曲をとても気にいり、お散歩のときなんかに、一緒に歌ったり、少しフリをつけて踊ったりしておりました。

歌いながら、手をつなぎ、お散歩する。様々な不安と、緊張を感じる日々でしたが、リラックスした、いい時間でした。

▼火!ついた!

外から帰ってきて、ストーブのスイッチを入れました。しばらく、ぼーっとストーブを眺めておりました。すると、「ボッツ!」ストーブに火が点いたんですね。少し興奮気味に、「火!ついた!」と言いました。

「火!点いた!」ついた。結構、難しい動詞ですよね。日本語はいろいろな言い回しがあって、難しい。でも、だんだんとマスターしてきている事を感じるのでした。

▼“また”の接続詞

“また”の接続詞って、様々な使われ方をします。そのうち、hidakaは、以前同じような事があった時に使う、繰り返しの“また”の意味をマスターし、使いこなすようになりました。

「○○くん、また泣いたね。」「またくるね。」「また遊ぼうねー。」というように、本来ならば、場面場面で覚えていく言葉なのかもしれませんが、hidakaの場合は、この“また”というのを、接続詞として覚えているようすでした。

そのせいなのか、“また”を使う練習のような時期があり、使い方をマスターすると、様々な言葉と組み合わせて、使ったりする。という言葉の習得方法だったのです。

(→ハイパーレクシア!熱心に教えたわけではないのにいつのまにか読めるようになっていた文字や数字 それは症状なのでしょうか?

▼「のりもの なあに?」

hidakaの言葉の習得法というのは、時に不思議なものでした。

「これから出かけるよー!」という時に、ふと、hidakaが聞き慣れない言葉を、口にしたのです。

hidaka「のりもの なあに?」少しリズミカルな感じ

私「・・・・!?・・・あぁ!今日はバスだよー。」

自然な言い回しなら何でしょうか?このくらいの子が、移動の手段を聞くのなら・・・

「ママ、今日何に乗ってくの?」でしょうか?「何でいくの?」とかもよく耳にする言葉でしょうか。

どこから来た言い回しなのかな・・・としばらく考えていると、一つの絵本を思い出しました。

「どうぶつ なにかな?」という絵本の、言い回しに近かったのです。

hidaka以外の子どもを育てた事がないので、何から何まで、「他の子と違うのではないか・・・。」と感じてしまう事もたびたびありました。

これが、噂の我が子と接しているときの“違和感”と呼ばれるものなのでは・・・と、不安に思っていたのです。

▼比べるのが大好き

「おなじ!ちがうー。」というように、比較する言葉をマスターしたhidaka。あらゆるものを比べておりました。

比べる対象は、色だったり、食べものだったり、ものだったり。「みじかい。」や「ながい。」「多い。」「少ない。」なんかも覚えて、「ママ、少ないねー。ひだか、多い?」など、コップのジュースの量やお皿に残ったお菓子の数も、日々比較しておりました。

▼できたよー!

夕食の準備の時間というのは、今までなかなか静かなものでした。hidakaは、何かに没頭していることが多く、私も集中して終わらせてしまいたいので、その時間はおのおので過ごしているという表現がぴったり。

子どもからのアピールがすごくて、夕食の準備が大変!と愚痴を言っているお母さんの話しを聞いては、「そうなんだー。。。」と、共感するポイントではなかったのです。

でも、3歳9カ月を迎えたhidakaは、なかなかのアピールを見せるようになってきておりました。

「できたよー!!」と嬉しそうに、持ってくる姿。

しばらくは、成長を感じ、新鮮でした。

そして、「子どもからのアピールは凄まじいね。」と共感できるようになっていきました。

▼たのしかった

“楽しかった”という言葉。実は、習得するのになかなか苦戦しておりました。

いつもと違って、どこかへ出掛けたり、お友達と遊んだり、一日を振り返ってなど、新鮮な風が吹いたときに、私はhidakaに「今日、楽しかったねー。」と声を掛けていたのです。

hidakaにとって、“楽しかった”というのが、映像として理解するのが、難しかったんだと思います。

「楽しかったねー。」という声掛けに、「・・・・」という反応が続きました。

私も、反省して、hidakaが本当に楽しそうだった時、にこにこ笑い、はしゃいでいた時に、「楽しそうだったね。」や「楽しかったね。」と、すぐに声を掛けるようにしました。1日を振り返り話す時も、「今日○○行ったねー。○○していた時、ひだか楽しそうだったね。」や、「○○にみんなで行けて嬉しかったな。楽しかったね。」というように、気持ちや映像が湧いてくるように、意識して話し、“楽しかった”というものを、丁寧に伝えてみました。

そうすると・・・hidakaから「楽しかった。またいく。○○。」というように、また行きたい!また遊びたい!という、ワクワクした気持ちが“楽しい”というものだと、繋がった様子。

hidakaの場合は、言葉を使いながら覚えていくという形ではなく、意味をちゃんと取りこんでからしか使えない言葉が多くありました。

▼ごめんね

“ごめんね”というのも、難しかった。この頃のhidakaは、“ごめんね”を言うタイミングはわかった様子。適切な時に、「ごめんね」と言えるようになっておりました。

でも、自分が悪い事をした。嫌な思いをさせてしまった。「I’m sorry.」という気持ちがそこにはなく、その場を収める方法として利用している様子でした。

表情は笑顔だったりで、気持ちが伴っていない様子。「もう一歩だな・・・」と、課題を感じずにはいられませんでした。

▼声が出ている

以前のhidakaは、私たち家族以外がいるところでは、ほとんど声が出ておりませんでした。

児童館・プレの幼稚園・お友達のお家・親戚のお家・バスの中・公共の交通機関と、「ひだかくん、大人しいねー。」と、よく言われ、バスの中では、おじいちゃんおばあちゃんに「お利口さんだねー。」と、よく声を掛けられる事が多かったです。

依然、交通機関で大人しいのは続いておりますが、児童館やお友達のお家など、お友達がいるときには、子供らしく声が出ることが増えてきました。

慣れれば、のびのびと過ごし、緊張するとフリーズしたり、私の陰に隠れたり、黙りこくるというのは、今でも続いております。

▼効果音が好き

絵本や日常生活での効果音が大好きに。かちゃかちゃ・もくもく・さくさく・どんどん・ぽんぽんなどなど、様々な音の表現を楽しんでおりました。

▼絵本がわかりやすい

視覚優位なhidaka。絵本はまさに、イメージしやすく、ありとあらゆる日常のことを勉強するツールになっておりました。目の前でコロコロと流れてしまう現実世界よりも、絵本や漫画は様々な事を、教えてくれるものに今でもなっております。そして、それは、言葉の習得でも。よく絵本の場面を、日常生活に一致させて、言葉を言ったりしておりました。

絵本は本当に大好きで、たくさん活用しておりました。

冊子の裏に載っている、その絵本のシリーズが紹介されている一覧を見て、「これ、かりた。」「これ、かりた。」「これ、かりたい!」というように、気にいったシリーズの本は、次から次へと読みたがりました。

▼数字が大大大好き

コミュニケーションが取りやすくなってきたこの頃ですが、依然関心のないことには、応えがない事も続いておりました。そんなhidakaも、必ず応えてしまう問いかけがあったのです。それは・・・数字に関する質問。

「今なんじ?」や「今何℃?」という、数字がからむ質問には、「3時!」や「21℃!」というように、即答なのでした。

▼苦手な質問の克服

「今日どこにいったの?」「今日何食べた?」「誰と遊んだのかな?」というような、その時々によって答えが変わる質問は、hidakaは苦手でした。

でも、この頃のhidakaは、少しななめ上を見て、「んー・・・○○。○○。○○。」というように、単語で考えながら答えるように、成長をしてきておりました。

 

まとめ

「言葉の遅れを取り戻そう!!」と意識して、半年が過ぎ、私はいつもいつも、hidakaの言葉の発達に注目しておりました。

hidakaは、そんな私の思いに応え、どんどん言葉を習得し、増やしていったのです。

でも・・・私は、いつも不安の中にいました。

言葉を習得すればするほど、自然に使えない言葉も、どんどん増えていくのです。

 

そんな時、お世話になっていた臨床心理士さんが、一冊の本を貸してくれました。

発達障害に関する本ではなく、ママと子どもが楽しく過ごす為の、何とも挿絵も可愛く、ほんわかと癒される可愛い育児本でした。

例えば、身体を温めることで、免疫力をUPさせることや、それぞれの季節の過ごし方というように、夏は元気に外で遊び、冬は家庭のなかで、のんびりと過ごす事のすすめや、ちょっとしたお菓子の作り方だったり。

ナチュラルライフ的な内容だったと、記憶しております。

タイトルが出てこなくて、探し出せなかったのですが、見つけたらまた紹介したいと思います。

その本を読み終えた時、私は「“言葉以前の世界”というものがあるんだよね。」ということに気付かされました。

“言葉にならない気持ち”というものが、私たちにはあるんです。

言葉で表す必要なく、気持ちで感じられる部分もたくさんあるんです。

「随分、言葉に縛られていたなぁ・・・」と、ハッと我に返ることができました。

 

いつもいつも、走っていなければいけない訳ではないのです。

たまには、足を止め、ゆっくり後ろを振り返り、のんびり今を感じて、子どもの成長を喜び、子どもの気持ちを温め、大切に慈しみ、優しく見守るという日々があってもいいのではないかと思います。

 

子どもの発達と闘い、息切れしてきたママの参考になれば幸いです。

 

お読みいただきまして、ありがとうございます。

 

 

カレーライスの歌入っております。

CDの歌を使い、言葉の遅れが気になったhidakaの耳を強くするアプローチに使っておりました。

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