ご訪問いただきありがとうございます。 最近、hidakaにとても仲がいいお友達ができました。 お家でもその子の […]
ご訪問いただきありがとうございます。
最近、hidakaにとても仲がいいお友達ができました。
お家でもその子の似顔絵を描いたり、たまに聞く幼稚園の話しの中に頻繁に出てきたり、帰り道その子を待ち、少しの間、鬼ごっこのように追いかけ、抱きつき、キャッキャと楽しげに遊んだり。
そのお友達が、お母さんのスマホを片手に近づいてきて、「ひーくんの写真撮るんだ!」とひだかの姿をカメラに収めようとしたり(笑)
「あぁ。hidakaにもこんなに好き合って、気が合うお友達ができたんだなぁ。」と、かなり嬉しく、微笑みながら見てしまいます。
その子は年中から私たちの幼稚園に入ってきたので、お母さんとはまだあまり話した事がありませんでした。
先日、お迎えの時に会えたので、息子たちが遊んでいるのを横目に少し立ち話ができました。
お友達のママ「いつも○○(お友達)と遊んでくれてありがとう。○○はひだかくんの事が大好きみたいで、いつもお家でひだかくんの話ししていますよ。」
私「こちらこそ、仲良くしてもらって嬉しく思っています。ひだかも○○くんの似顔絵を描いたり、この前も急に「○○くん、今頃ご飯食べてるかなー。」みたいに思いを巡らせたり、大好きみたいです。」
お友達のママ「上にお姉ちゃんがいるんですけど、お姉ちゃんのときは全然心配していなかったんですけど、○○はちょっと変わっていて、幼稚園心配だったんですよね。最初も「行きたくない!」と大変で。でも、ひだかくんと仲良くなってから楽しそうで。よかったです。」
私「そうでしたか!それはよかった。幼稚園、馴染むまでは大変ですよね。私も思い出すなぁー。制服からスモックに着替えするというだけで、こだわりで何日かかっただろう・・・今になればあんなこともあったなぁだけれども。」
お友達ママ「うちの子もこだわりすごくて、服も今のところ2着だけしかOK出てなくて。洗濯大変ですよー。」
私「わかる。わかる。こだわり、大変だよねー。」
・・・・あら。話しが合います。
○○くんは、パッと接してみたところ、hidakaと同じタイプという訳ではありません。目も合いやすいし、言葉を使ったコミュニケーションもとりにくいということは全くありません。
でも、お母さんが言うには、お姉ちゃんと比べると“少し癖のある子”という認識みたいです。
何か、似ているところがあり、惹かれ合うものがあるのでしょうか・・・。
実はこの構図ははじめてではなく、よくあるのです。
hidakaは、療育に通っている、通っていた事がある、昔言葉の遅れが気になった、ことばの教室に通っていた、というように、発達障害ではないのですが、発達につまづいたことがある、ちょっと個性的な雰囲気のある子に「ひだかくんと同じクラスになりたい。」や「ひだかくんと遊びたい。」「一緒に帰りたい。」「ひだかくん待っている。」というように、なにやら人気があるのです。
似たもの同士は惹かれ合う?発達障害グレーゾーン同士の心は通じ合いやすい?グレーゾーンの子の気の合うお友達を見つけるヒント
スポンサーリンク
惹かれるとは?
興味や魅力を感じて、心がひきつけられる様子。気になり、目が離せなくなる状況。
心理学的な惹かれる対象の法則2つ
1.類似性法則
趣味や嗜好が似ているなど“共通点”があると仲良くなりやすいというもの。大人も初対面の人と共通な項目があると、安心し、心を許したりすることがあると思います。人は自分と同じ意見・趣味・考えを持った相手には好感を持ちやすいそうです。“類似性による親近効果”というのもあって、人間は自分と共通点がある人に対して強い親しみを感じるようにできています。
2.相補性法則
自分には無い要素をもっている人に憧れを抱いたり、魅力的に感じたりすること。パズルのように互いに補い合いバランスの取れた関係を好ましく思い惹かれる事をいいます。精神的に成熟してくると、自分には無い魅力を持っている人に強い価値を見出すようになるのです。心理学的には、お互いの足りない部分を満たす関係のため、相補性による結びつきは類似性よりもはるかに強力な関係と言われております。
発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子は惹かれ合う?
幼稚園や保育園のように、社会に出てまだ間もなく、精神もまだ未熟で、不安があるときには、この類似性の法則が有効らしく、定型の発達よりも少しずれてしまっている、発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子はその傾向があるもの同士、わかり合い安心する部分があるようです。
hidakaも明らかに定型発達の上層の領域にいるクラスの中心的なリーダー的な素質のある子や、精神的な成熟の早い“女子”ともう呼べるタイプの子とは、どんなに一緒にいても、なかなか打ち解けることが難しいようです。隣の席になっても、手を繋いで同じチームで活動してもお互い、何だか分かり合えない、盛り上がらない、気を使うというように、うまく絡めないようです。
発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子の交友関係
以前 「発達障害グレーゾーンの子を持つママのママ友活動 お互いにとっていい関係を築くために気をつけるべきこと6つ」 の記事でも書きましたが、発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子のお友達関係というのは、時にとても難しいものになる時があります。
その子の特性によっては、一人遊び中心になってしまったり、なかなか特定の仲良しなお友達ができず、幼稚園や保育園に楽しみを見出せなくなり、「行きたくない!」と不登園状態に陥ってしまったり、“お友達関係”に悩ませられる親も多いと思います。
でも、お友達と呼べる相手が出来た方が、これからの社会生活で助けになることは確実にあります。
自分を曲げてまで無理に共にいることはないですが、他者に認められ、仲間に入れてもらえている事を心地よく感じる経験は、自己肯定感を高める効果もあると思います。
就学してしまえば、もう基本はひとりで、子どもの世界で経験や葛藤、人間関係の構築を学んでいってもらうしかありませんが、就学前は短い期間ですが、練習のチャンスなんです。
積極的に親がサポートして、“お友達といるということの楽しさ”を経験させていってあげたいと思うのです。
その為にはこの“類似性の法則”を利用して、少し似た雰囲気のある子で、子どもたちが心を通じ合わせている可能性があるのならば、その関係の芽を大切に育てていってあげることがお勧めです。そのそれぞれの難しい特性を強め合ってしまうということも心配になるかもしれません。ですが、楽しそうで誰にも迷惑をかけないのであれば、見守ってあげてもいいのではないかと思うのです。
まとめ
hidakaの交友関係。以前はとても心配しておりました。
その独特な雰囲気やマイペースな性格、言葉を使ったコミュニケーションが苦手で、再現のような遊びも大好き。「なんだあいつー。よくわかんないね。」みたいな感じで、煙たがられたり、仲間外れにされて弾かれたり、いじめられてしまったり、みんなと同じルールで遊べず、ひとりで遊んだり。そんな姿が容易に思い浮かんでしまうような幼さでした。
でも、幼稚園生活が始まり、hidakaは少しずつ周囲に合わせ変わってきています。
顔を合わせて笑い合うことが大好きになり、「一緒に楽しくなるためにはどうすればいいのか・・・」ということを考えているそぶりもあります。コミュニケーション能力が高く、他者への共感能力の高い子に比べると、その様子はまだまだマイペースなものですが、お友達との関わりの中で、育ってきている部分もあるんだと思います。
そして、以前 「発達障害グレーゾーンの子の幼稚園選び 幼稚園選びは何を基準にしていますか?受け入れてくれるだけではなくよくみてほしいところ5つ」 の記事でも書きましたが、発達障害グレーゾーンの子・発達に心配のある子や育てにくい子というのは、非常に敏感な面がある子が多いんです。その自分の感覚を大切にしている子が多いせいなのか、自分に合う合わないという感覚が大人から見ているととても鋭く感じます。
わざわざ、「自分に合わないであろう子とは仲良くしよう」とは思わないようです。
もしかすると、hidakaの交友関係は私たちが心配しなくても、自分で人を惹きつけ、お友達を選び、楽しく付き合っていけるのかもしれません。
先日何気なく、ネットの記事を見ていると、アスペルガー症候群の方とADHDの方のカップルが多い事が、最近注目を集めているようです。
興味そそられ、その相性はどうなのか見てみると・・・あれ?何となく私たち夫婦にも当てはまることが・・・
夫はおしゃべりではありません。高いコミュニケーションスキルはないでしょう。他人の気持ちは・・・話しを聞いている限りではあまり読めないようです。よく私が「こう思っているんじゃない?」と言っているような・・・今までの自分の知識や経験を元に行動を起こすことが多いです。新しいことをはじめたり、思い切った行動を起こすことは・・・なかなか苦手なようです。これはアスペルガー症候群の特性のようです。
一方私は・・・一見おっとりとしていて、極端にマイペースで、支配的に見える態度に流されるのが嫌いです。産まれてから一度も意識したことがなかったのですが、ADHDの不注意優勢型というタイプの特徴を読んでいると・・・思い当たるふしがいくつかパラパラ・・・!!?自分でビックリしてしまいました。
昔から、気合を入れないと忘れ物が多くなってしまう傾向があって、学校生活などではピリピリと意識して気をつけておりました。行動がワンテンポ遅れてしまったり、のんびりしているように見られがちです。夫は私を見ていると、危なっかしいと思う事があるようです。ほうっておけないので何とかしてあげなければいけない、守ってあげたいと思う部分があるのかもしれません。
お互い障害の域までには達してはいませんが・・・あの出会った時の価値観の一致や安心感は、生きにくい偏った性質という部分で、“類似性の法則”により“似た者同士”と感じ距離が縮まり、自分にない部分を相手に求めようとする“相補性の法則”で結婚まで考える仲になり、お互い仲良く暮らしていることを考えるとアスペルガーの傾向がある人とADHDの傾向のある人は相性が良いと考えてもいいのではないかと思います。
私たちのようにその傾向もまたマイルドだったりしますが。
この似た者同士が安心するという“類似性の法則”と、もう少し精神的な成熟が進めば、自分にはない部分を持っている人に魅かれるという“相補性法則”で、発達障害グレーゾーンの子・発達に心配のある子・育てにくい子も、気を許しホッとする、自分にはない部分を補っていけるような人間関係を築いていくことができるのかもしれません。
もしかすると、ちょっと個性的なお友達・お相手になるかもしれませんね。
そんなことを考えてしまいました。
発達障害グレーゾーンの子・発達に心配のある子・育てにくい子の交友関係の参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
スポンサーリンク