障害児通所支援受給者証とは 障害児通所支援受給者証を取得してみて思うところ

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ご訪問ありがとうございます。

hidakaは今日も元気に幼稚園へ行きました。風邪が流行っているのでしょうか?少しゲホゲホ咳をしていました。あまりひどくならないといいなぁと思っております。

先ほど、障害児通所支援受給者証の更新のお知らせというお便りが届きました。あぁそういえば2年前よくわからないまま流されるように申請したなぁと思い出しました。

みなさんは障害児通所支援受給者証知っていますか?もう取得していますか?もしかしたら言葉の遅れを何とかしたい!気になる行動を何とかしたい!と思った時必要になるかもしれません。

障害児通所支援受給者証を申請しようと思っている方によくよく知ってもらってから利用してほしいと思っています。

 

障害児通所支援受給者証とは 障害児通所支援受給者証を取得してみて思うところ

 

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障害児通所支援受給者証とは

障害者総合支援法や児童福祉法に基づいて運営をしている事業所のサービスを受けるために必要になるもの。福祉の施設の形態により必要になる受給者証が異なり、総称して障害福祉サービス受給者証と言うのですが、そのひとつ。児童発達支援を行っている施設ではこの障害児通所支援受給者証が必要になってきます。取得することで行政からの給付金を受けながら福祉サービスを利用することができます。

hidakaも療育に通うことにしたときこの障害児通所支援受給者証を申請し発行してもらいました。

療育に通いたいとなるとこの障害児通所支援受給者証が必要になるので役所に行って申請してきてくださいと言われよくわからないまま取得しました。そのとき障害児とありますが、障害児なわけではないのですよというニュアンスのことを言われたのですが・・・後々この障害児という名前が入った受給者証を持っていることになかなか苦しい日々がありました。

私は療育に通うとなった時、療育手帳が必要だ!と真っ先に思っていました。でも違ったんです。この障害児通所支援受給者証・・・療育手帳とは何が違うのでしょうか?

障害児通所支援受給者証と療育手帳の違い

療育手帳とは?

IQ値が70~75以下の方。知的機能の障害が発達期にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、何らかの特別な援助を必要とする状態にある方に発行されるもの。

療育手帳は知的な障害がある方に発行される障害者手帳です。一部自治体では境界知能域(知能指数91以下)でも、自閉症の診断を受けると療育手帳が発行されるようです。

違いは障害があることを証明する手帳なのか、行政の給付金を受けて福祉サービスを利用しているという証明書なのかの違いです。

障害児通所支援受給者証の取得にはどのような流れ?

利用したい事業所を決め内定をもらう

hidakaの場合は3歳児健診でひっかかり紹介してもらった児童精神科より紹介があった療育施設でした。その療育施設で空きがあったので、すぐに障害児通所支援受給者証を申請しに行くことができましたが、もし定員いっぱいのところであったら空きがでるのを待ち内定してもらってから申請する必要があります。

住んでいる地域の自治体の障害福祉課などに必要書類を揃えて「利用したい事業所」を伝える

役所の福祉課へ行きました。必要書類は自治体によって違うようなのですが、療育をどのように利用するのかという計画案(作成を無料で指定の障害児相談支援事業所に頼みました。)と障害児通所給付費等支給申請書と世帯や収入の申告書を揃えました。必要書類は利用したい事業所で教えてくれると思います。

認定調査員のご家族へのヒアリング調査を受ける

自宅に調査員が来ました。私の住んでいる地域は女性でした。堅苦しいものではなく、子どもがどのような状態なのか、どういう経緯で療育に通いたいと思っているのかというような簡単な聞きとりでした。更新のときも電話がきて、今の子どもの発達状況と続けたい理由のようなものを簡単に聞かれました。

取得後、利用希望の事業所へ受給者証を提示し利用契約を交わす

ここまで1か月かからないくらいでしたが、その間“hidakaは何の障害なんだろう・・・”や“どういう風に発達していくんだろう・・・”“何をしてあげられるのだろう・・・”“どう対応してあげるのが正解なんだろう・・・”と悩み、まるで暗闇を何の明かりもなく歩いているような感覚で、育児は楽しいものから苦痛なものに変わってしまいました。

 

障害児通所支援受給者証の更新

更新は一年に一回です。役所から更新手続きのご案内が届きます。更新しないこともできます。

hidakaはこの障害児通所支援受給者証を2年間利用しました。週1回60分の療育に通い、月5000円程の請求でした。収入によって異なりますが、自己負担上限がだいたい5000円くらいだったので、もっとたくさんの福祉サービスを受ければお得だったのですが、プレ幼稚園も通ってましたし、地域の交流や親子の時間も充実させたかったのでhidakaにはこれで充分でした。その子に合わせた利用の仕方が大切だと思います。

2年目は幼稚園に通い始め、大きな問題は起こらなかったので幼稚園生活での生活を優先させたほうがhidakaの為にはよいのではとわたしが思い夏休みと冬休みだけ利用していました。

3年目は幼稚園での生活に適応したので、療育の心理の先生と相談し療育は終了しました。その為更新はしませんでした。

 

障害児通所支援受給者証をもらってみて

行政の給付金を受けて福祉サービスを利用できるだけの援助が必要な児童であるという認定はあります。hidakaの場合は3歳児健診でひっかかっていることと、児童精神科を通していることでした。

その認定は障害があるとはまた別です。

その援助が必要じゃないところまで発達すれば障害児通所支援受給者証は更新しなければいいのです。

その療育施設以外でこの受給者証が必要になることもありません。どこか人が容易に見れるところに記録が残るものでもありません。

でも実際はこの障害児通所支援受給者証・・・結構囚われます。今、この障害児通所支援受給者証が必要なくなるところまで発達したので障害があるとはまた別だったなぁと思えられますが、まわりにこのように更新しなかった例がなかったので・・・いつまで必要になるのかな・・・誰が必要か必要じゃないのか決めるんだろう・・・結局決めるのは親なのではないのかな・・・周りの3~4歳の子だっていろんな子がいるのにhidakaは訓練しないといけないのかな・・・でも必要じゃない気もするけれど絶対必要ないとは言えない・・・

様々な思いが葛藤しました。福祉サービスを利用できてラッキーとは手放しには喜べませんでした。

療育を通う中で様々なことを勉強できました。相談できる場がありどんなにか助けられたかわかりません。hidakaも療育の施設に通うことが大好きでした。発達の事や育てにくい子を育てる孤独感を分かち合える仲間にも出会えました。

でも発達障害グレーゾーンと健常の境界線にいるという例もあります。

もしもその境界線にいるのではないかなと思っている方は、もしかするといつかは自分で障害児通所支援受給者証をどうするのか決めていかなければならない日がくるかもしれないと覚悟を決めて申請していただければと思います。

流されるように申請したとしても、いつまでも流されるわけにはいかないのです。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

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