ご訪問いただきありがとうございます。 冬の間は、あんなに一面真っ白で、まぶしくて目をパチパチして […]
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冬の間は、あんなに一面真っ白で、まぶしくて目をパチパチしていたのに、雪が解け、家の前もすっかりアスファルトが顔を出しております。
今日は、天気も良く、気温もぐっと上がり、hidakaは朝から外をみては、ウズウズと「ママ!早く外に遊びにいこうよ!」と、アクティブな気分だったようで、家の中を走り回っておりました。
急かされるようにお外に出て、並んで、外の空気を胸いっぱい吸い込みました。
「すー。はー。うん。いい天気だね。」「ね。(にっこり)」
手を繋ぎ、今日も近所を一緒にお散歩です。
去年は、お気に入りの信号を渡ったり、押しボタンを押しに行ったり、信号がらみやガソリンスタンド巡り、不動産関連のポスターを探すという、ちょっと偏った趣味を広げておりましたが、今年は少し違うようです。
道路の脇にある、蟻の巣を見つけると・・・しゃがみ込み、じーっと・・・夢中です。
「1ぴき2ひき♪おー!!3びきも4ひきもいるよー!きっとみんな家族だね。朝ごはん食べ終わったのかな?あー!てんとう虫運んでる!!なんでだろ?食べるのかな?」
と、興味しんしんです。
雪解けの水が道路をつたって、排水溝にチョロチョロ。
「ん??なんの音だ?キョロキョロ(音をたどって歩き排水溝をみつけた。)あー。水が落ちてる!」
目線が、目の前の“春”にあるようです。
「そんな春も見つけられるようになったのかー。」と、本当なら、2、3歳で注目されそうな“春”を一緒に楽しむのでした。
そして、表現力もまだまだ未熟で、「・・・あー!こういうことを言いたいの?」や、「○○ね?」というように、やんわり訂正することも多々ありますが、広がってきております。
言葉で自分の思っている事を、表現できるようになってきたせいなのか、以前よりもよく自分の“心の声”を表に出しております。
「ひだか、よくしゃべるね。・・・・うるさいね(苦笑)。」と、夫婦で笑い合うここ最近です。
想像力も、固定されたものに囚われることは、少なくなってきて、想像してブロックで好きなものを作り、ごっこ遊びをしたり、架空の世界の絵を描いたり、「お友達、今何をしているのかな・・・?○○にいるかも。ごはん食べているかも。」と、一緒にはいないお友達の事を考えたりしております。
3年前を思うと、本当にこんなにコミュニケーションがとれる日がくるとは・・・、想像できませんでした。
3歳。発達障害を意識しはじめた頃、「一生、コミュニケーションをとることができないかもしれない。」と思わせられた、キッズテントの中で、黙々と絵本を読んでいるhidakaの後ろ姿を見て、心がズーンと重くなった事を、今でも覚えております。
3歳10カ月!つ・・・ついに言葉の爆発期がきた!?hidaka発達記録~待ちに待ちくたびれた言葉の爆発期~
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言葉の爆発期とは?
“言葉の爆発期”とは、子供が今まで2語文がちらほら、語彙が20前後ぐらいだったのが、突然、語彙数が一気に増え、2語文・3語文を話すことが多くなり、言葉をたくさん話すようになる時期のことです。
言葉を使った会話や、意思表示が成立するというのも、この“言葉の爆発期”の特徴です。
相手が自分の言葉を理解していることがわかり、周りで聴く言葉もどんどん吸収し、おしゃべりに使っていくことができるようになっていきます。
まだまだ、会話が成立しないこともありますし、言葉の使い方を間違える事もありますが、それまでの言葉の使用の感じや語彙数とは、いつも身近にいる人たちが、明らかに差を感じます。
定型の発達だと、2歳~2歳半くらいに、この言葉の爆発期を迎える子が多いようです。
hidakaの“言葉の爆発期”
hidakaが2歳を過ぎ、周囲よりも言葉が遅れている事を意識した頃、私はこの“言葉の爆発期”という言葉を、「言葉はどうやったら増えるのかな・・・・?」と調べていた、本やネットの中で、幾度となく目にしました。
「ひだかの“言葉の爆発期”はいつ来るんだろう・・・。きっと、今にビックリするくらい、話し始めるに違いない。」と、何の疑いもなく、楽しみしていたのを覚えております。
周囲のママ友達も、hidakaの言葉の遅れを気にすると、決まって「“言葉の爆発期”っていうのがあるからねー。ひだかくんも、今にビックリするくらい話しだすよ!」と、励ましてくれました。
そして、3歳を迎え、「“言葉の爆発期”は、ひだかには来ないのかもしれない・・・。」と、思うほど、周囲との差が目立ち、深く悩まされ、3歳児健診では、言葉の遅れで引っかかり、児童精神科を紹介され、本当に本当に、「・・・・ひだかには、“言葉の爆発期”はないんだ。コミュニケーションをとれるようになるかも・・・・わからない。。。」という思いが浮かび、深い闇に押しつぶされそうになりました。
先の事を思い、不安の波に身を任せ、沈んでおりましたが、私もひとりの母親です。
いつまでもそうしている事なんてできなくて、前を向いて、hidakaの発達と向き合い、ひとつずつ丁寧に、直面していることと闘っていく事にしました。
そんな目の前のhidakaに一生懸命になっていて、もう“言葉の爆発期”なんて言葉をすっかり忘れていた頃。
3歳10カ月hidakaの言葉の発達は、「もしかすると・・・“言葉の爆発期”というのは、こういうこと!?」と思えるほど、言葉の発達は“ぐっと進んだ”と感じられるものでした。
周囲のお友達のママにも、「ひだかくん、呼びかけすごく多くなったねー。急にぐっと進んだね。」と、今までとの明らかな違いを感じ、言われるほどでした。
hidaka“言葉の爆発期”3歳10カ月の言葉
▼対話がしやすい
私「今日は○○だから、○○する?」→hidaka「ひだか、○○したい。○○?」
私「○○食べる?」→hidaka「○○たべたい!○○??」
というように、要求の応答だけではなく、関連の言葉が続いてあるようになってきました。球を私から投げるばかりのコミュニケーションから、球が返ってくるように!!そんなhidakaの言葉の発達に、毎日接している私でさえ、驚いておりました。
▼こちらへの呼びかけがよくある
hidaka「ママ!みてみて!!」
hidaka「パパ!おきて!」
hidaka「○○くんママ!みてみて!ひだか○○!」
私へだけでなく、夫やお友達のママに働きかける事も。思いを共有したいという気持ちが、溢れ出ておりました。
▼自分を客観的に見る
嫌な事があり、泣いてしまった後、落ち着くと「ひだか、ないたー。」と、私に言う。
走り回りながら「ひだか、はやい!」と、こちらを見て、走りながらニヤリ。止まり、「ひだか、はしったよ!」と、過ぎた事を表現して、ニヤリ。
ちょっと頑張ったことがあった後、いつもなら私が「ひだか、頑張ったね。すごいね。」と褒めていたところを、「ひだか、すごい。」と、落ち着いたトーンで言い、ニヤリ。
この自分を客観視するhidakaは、なかなか子供らしくはありませんでしたが、低いトーンで自画自賛しているところが、シュールで可愛かったです。
▼ごにょごにょよくしゃべる・・・
「*@+>?<{:;@@でしゅ! :;@・。、、@**なのー。」
お母さんにしか聞き取れない言葉があるという子もいますが、そういうものではなく、本当に適当に言葉を発している感じでした。子どもが英語を話せないのに、英語のマネをして話しているという感じが、一番近いように感じます。
これは・・・少し恥ずかしく思ってしまいました。
公園でたまたま出くわした、親しくないママ達の前で、披露されると、「変に思われはしないか・・・。」と、ごまかすように言葉を掛け、少し気に病んでおりました。
▼質問に応える事が劇的に増えた
“質問に応える。”“なんらかの応答がある。”というのは、定型の発達の子ならば、何の苦労もなく、生まれながらに持ったものであるのではないか?と感じます。
この当たり前のように、自然に発達していく部分が、本当にhidakaは難しかった。何とも長い間、私はずっと一方通行の会話をしていたのです。
自転車の後ろに乗せていたhidakaに、掛けた声。
空を切るかのように、手応えのない反応に、寂しい気持ちを抱いた事を、今も一緒に自転車に乗った時に、思い出したりします。
hidakaは、今はさほど気にしておりませんが(私とはそうでもない為。)目が合いにくいという特性を持っております。
目が合いにくいというのは、生まれながらにコミュニケーション能力が低いのです。
hidakaのコミュニケーション能力は、今は障害はないと、判断しておりますが、そのコミュニケーション能力は、hidakaの苦手分野の代表的なものです。
(→「目が合いにくい子」=「自閉症」なのでしょうか?間違いなく言えるのは生まれつきコミュニケーション能力が低い子なんです!)
▼母親以外の人とも言葉を使ったコミュニケーションをとろうという気持ちがある
「(絵本)よんでー。」「あっちいこう。」「~します。」「○○ちゃん、○○ちゃん、またあえる?」「あけて!」「かえしてー。」「みて!」「ババまたいたね。」「もうないなぁ。」
▼文章にしようとする
「~が~を~しました。」という例文の形を覚えたらしく、人や物、動詞を当てはめ、文章にした言葉をよく使うように。以前はひとりで練習しているような感じでしたが、習得したらしく、使い方が上手になってきました。
話し言葉よりも、このような文例に当てはめたもののほうが、得意らしく、hidakaの言葉の習得方法は、私たちの世代が、学校で教えてもらった英語の習得方法に似ておりました。単語→動詞→形容詞→接続詞→文法というように・・・。
(→ハイパーレクシア!熱心に教えたわけではないのにいつのまにか読めるようになっていた文字や数字 それは症状なのでしょうか?)
▼水族館が楽しい
3歳。動物園に連れていったときの事、動物に一切関心を寄せず、排水溝に石を投げ入れる事に夢中になってしまったhidakaを目の当たりにし、私たち夫婦は、胸をえぐられるかのような、寂しく孤独な気持ちを味わったのですが・・・3歳10カ月!ついに、待ちに待っていた子供らしく、親ならば「あー。連れてきてよかった。楽しいな。」と感じる、反応を見る事ができたのです。
「わぁー!おおきい!」「あお!ぴんく!」「いるか!」「さかな!」「こっちいくー!!(手をひっぱり興奮する)」
声が出ておりました。表情がありました!涙。。。
まとめ
あんなに待ちに待ちくたびれた“言葉の爆発期”。
私が経験した印象では、単語のみを使っている子が、「ある日突然話しだす。」というような、“言葉の爆発期”というものが突然きて、我が子の言葉の遅れの悩みから、解放されるというものでは、ありませんでした。
やっぱり、言葉を増やす方法を探す中で、ネットや本に書かれていた通り、コップから水が溢れだすかのように、言葉が溢れてくるという表現があったのですが、その通り、溜まりに溜まった言葉を、“使いだす”という印象でした。
コップに言葉という水を、溜めに溜め、溢れるまで注がなくてはいけないのです。
そのコップに言葉の水を確実に入れるというのが、hidakaの場合は通常の、言葉のシャワーのように浴びせるという方法では、コップに入ることがない言葉が多く、コップに言葉を注ぐこと自体に、工夫が必要だったのです。
コップがいっぱいになれば、言葉の表出に問題がなければ、言葉は溢れてきます。
言葉の遅れが気になる子の、“言葉の爆発期”。
もしかすると、やっぱりまだコップに言葉という水が、充分に溜まっていなく、hidakaと同じように、言葉をコップに注ぐ方法に、工夫がいるという子もいるのではないか?と記事にしました。
やっぱり待っているだけでは、いつまでたっても“言葉の爆発期”はこないのです。
hidakaは、生まれながらに持っている特性に、視覚優位という特性がありました。
参考に
▼視覚優位とは?言葉の遅れが目立つ子の認知の特性は視覚優位?視覚優位の子どもと上手に関わる7つの方法
お読みいただきありがとうございました。
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