ご訪問いただきありがとうございます。 久しぶりの更新になってしまいました。 先月はhidakaの […]
ご訪問いただきありがとうございます。
久しぶりの更新になってしまいました。
先月はhidakaの卒園があり、バタバタとその日を迎え、春休みはのんびりと入学準備しておりました。
まとまった時間がとれず、中途半端になっていた記事があったので、更新させていただきます。
内容が先月のものになってしまっていますが、また時期がきて、参考になる方もいるかもしれないので、興味のある方はぜひ・・・・!
ご一読いただければ幸いです。
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いよいよ3月になりましたね。(3月の10日頃に書いてました。)
hidakaは、3年間お世話になった幼稚園を卒園し、小学校というより高い社会性を必要とする社会に入っていくことになります。
先日、幼稚園での最後のイベントを終え、残るところ卒園式のみとなりました。
保護者会もあり、hidakaの親として“ひとこと”言う機会もあったのですが・・・・・
正直、
幼稚園での日々を思い返し、涙でグッとくるという心境にはなれなかったのです。
・・・!
誰よりも子どもの成長を支え、一生懸命だった姿を、担任の先生も、hidakaの事を相談していたママも知っていたと思うのですが、その淡々とした私の姿に、少し違和感を感じた方もいたかもしれません。
hidakaと同じで、人前に立って話す事で、緊張していたからというのもあるのですが・・・・
感情の蕾はまだまだ固く、心は何かを警戒しているようです。
きっと、就学を控え、緊張している気持ちがあるのかもしれません。
「まだ、安心できない。これからが本当の意味でhidakaの持っている不器用さが、本当に社会に適応できるのか試される時。」
と、感じているのも確かなのです。
“発達に心配がある子”・“育てにくい子”・“発達障害グレーゾーンの子”というのは、年齢を重ねても変わらない。
「何歳になっても、“グレーな子”は“グレー”のままだよ。」
“心配というものは決して消えない”という、先に“発達に心配がある子”・“育てにくい子”・“発達障害グレーゾーンの子”を育てるママから発信された言葉を聞いた事があるからなのかもしれません。
・・・・そんな、卒園を迎える我が子に、
「こんなに成長して。あんなに小さく幼かったのに・・・・!色々な事があったね(涙。。。)たくさん頑張ったね。私も頑張った!あぁ。。。じーん。」
と、存分に浸れない少し冷めた気持ちを抱え・・・・
「んー。・・・・これは、ちょっと違うよね・・・・がく。」
と感じております。
存分に浸るべきなのです。
大きく成長した事を“喜ぶ”べきなのです。
色々な事がありました。
様々な感情が渦を巻いていたこともありました。
他の子と同じが難しく、「・・・・どうしてあげればいいの?」と悩んだ事もありました。
毎回の行事を、本当の意味で親子共に楽しめるようになるまで、私たちは他の親子にはないドラマがあったのです。
そういう意味では、誰よりも濃く、深い時間を過ごしておりました。
そんなママが、子どもの卒園を迎えて、感情を揺さぶられない・・・・・。
これからの未来への不安で、大切な“子の成長を楽しむ”という感情を、殺してはいけないのです。
私は、ちゃんとhidakaの幼稚園生活を振り返り、自分の頑張りを称え、子の成長を“楽しかった”と“喜ぶ”ことが、今後の未来の為に大切と思いました。
なので、“手紙”を書くことにしたのです。
きちんとお世話になった幼稚園に、hidakaに関わっていただいたすべての“先生”たちに、しっかりと感謝を伝え、幼稚園生活を大いに振り返り、
「あんなこともあったな。」
「よくしてもらったな。」
「悩んだな。」
「感動したな。」
「嬉しかったな。」
「助けてもらったな。」
というのを、形にしようと思ったのです。
振り返り、総括し、感謝を伝え、幼稚園生活を子どもの成長を大いに感じ、喜び、感動して、幼稚園生活を“卒業しよう”と思います。
幼稚園を卒園します!お世話になった幼稚園に感謝のお手紙を・・・そして新たな出発を・・・・!
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幼稚園全体への感謝のお手紙
拝啓 早春の候 日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。
hidakaの卒園を控え、幼稚園生活を振り返り、この3年間で大きく成長した我が子に、頼もしさを感じているこの頃です。
先日の懇談会で、一言お話させていただく機会がありましたが、一言ではあまりに短く、思いをうまく表現する事ができなかったので、長文で失礼いたしますが、お手紙させていただきました。
hidakaは、入園前、発達に心配を抱えておりました。
私は一生懸命育てておりましたが、息子の言語と社会性が育っていなく、母としての自信を失くし、hidakaの子育てに深く悩んでおりました。
そんな中、hidakaに合う幼稚園、受け入れてくれる幼稚園を探しておりました。
無知な自分が本当に我が子に合う幼稚園を探す事ができるのか、不安でいっぱいでした。
hidakaの面談をしてもらうことになり、どきどき息子の手を握り、幼稚園に向かった時の事を、昨日の事のように覚えております。
プレ幼稚園でもお世話になっていたので、hidakaの居場所を感じつつあったのですが、周囲の子よりも幼く、コミュニケーション能力も未熟な子ということで、もしかすると“断られるかもしれない”という恐怖もありました。
対応してくれた○○せんせいは、じっくりと時間をとってくれ、私の思いに親身に耳を傾け、hidakaの事も、幼稚園で対応できるのかを、楽しく遊びながら、丁寧に緊張をほどいてくれ、見てくれました。
そして、「応援したい。一緒に育てていきましょう!」と言っていただいたときは、本当に嬉しく、その頼もしい姿に本当に救われました。
入園を迎えても、hidakaは不安な様子で、私も本当に適応できるだろうか。。。迷惑をたくさん掛けてしまわないか。。。と不安でいっぱいでした。
「社会に適応できなかったら、障害になる。」と怯え、繋いでいた手を離し、送りだしましたが、毎日毎日検査にでも向かわせているような気持ちで、離れている時間は長く、ドキドキと緊張しているものでした。
でも、しばらくしてから気がついたのです。
いつも一緒に考えてくれる人がいたんです。
いつも一緒に育ててくれる人がいたんです。
それが“先生達”です。
私の育児は孤独ではなくなりました。
hidakaの事を共に考え、働きかけ育ててくれる、そのことで、幼稚園にhidakaを送り出すと、ホッと安心するようになりました。
初めての運動会、周りと同じが難しい我が子に寂しさを感じたときも、給食がどうしても食べられず、「どうすればいいんだ・・・」と悩んだ時も、私は一人ではありませんでした。
そんな心配でいっぱいだった日々を、私は○○幼稚園に支えてもらって過ごしていました。
“一人ではない”
私は母として、強くなっていったと思います。
そして年中になり、hidakaは大きく成長していきました。
お友達と深く関わるようになっていったのです。
「仲間なんだ!」と嬉しそうに言いました。
また、hidakaを一緒に育ててくれる、お友達という存在が増えたのです。
生まれ持った特性で、深く人と関われないかもしれないと感じた日もありました。
「hidakaには、“友達”は難しいかもしれないね・・・・。」と、夫婦で寂しい気持ちになった日もあります。
hidakaの“仲間”という存在に、私は特別なものを感じました。
hidakaのはじめての仲間。○○せんせい、ありがとうございました。
そして迎えた年長さん。
本当にあっという間だったんです。
様々な行事を楽しみ、発表会では堂々と練習してきた事をステージで披露しておりました。
毎日わくわくと、楽しそうに幼稚園に向かう姿。
傍でみていて、本当に楽しかったです。
“楽しかった”から、“あっという間”だったんだと思います。
そんな楽しい日々を、見えないところでも気に掛けていただき、親身に考えていただいて、支えてくれた○○せんせい、本当に感謝です。ありがとうございました。
孤独で一人ぼっちだった私は、この3年間、温かく迎え入れてくれた○○幼稚園の先生達に助けられ、周囲のお母さんたちに応援してもらい、hidakaを傍で見守り、成長を助けていくことができたと思っております。
不器用を抱えているhidaka。
これからも山はあるかもしれません。
でも、あの頃のような不安はもうないんです。
それは、「一人で育てていかなくちゃいけない。」という孤独がないから。
○○幼稚園に育ててもらった日々、○○幼稚園でできた仲間がいるから。
これからの私たちの自信になっています。
3年間、本当にお世話になりました。
とても思い出深く、幼稚園のどの景色をみても、hidakaとの思い出、私の母としての記憶が思い起こされ、じーんと温かい気持ちになります。
たくさんの“温かい気持ち”を、ありがとうございました。
これからも○○幼稚園のさらなるご発展をお祈りしております。
長文、乱文、失礼致しました。
hidakaに関わっていただいた、すべての方に感謝を込めて・・・・
2018.3.○
○○ ○○(○○ ○○の母)
まとめ
丁寧に便せんを選び、感謝の気持ちが伝わるように、涙を流しながら私の想いを形にし、お手紙しました。
そうすると、不思議なほど、固く新生活へ緊張し、警戒していた気持ちがなくなり、スッと気持ちが軽くなりました。
もやもやと私を取り巻いていた不安な気持ちはなくなり
「あぁ。hidakaの入学、新生活、楽しみだなぁ。」と心から思えるようになりました。
そして迎えた卒園式。
そこには、もう冷めた心はありませんでした。
幼かった姿を思い出し、母として未熟で不安だった時の気持ちも思い返し、頼もしく成長した我が子にじーんと感じ、共に我が子の発達と闘っていた同士と子どもの成長を喜び涙し、熱く濃い一日を過ごす事ができました。
もしかすると、私だけではないのかもしれません。
心がショックを受けないように、どこか冷めた心で我が子の成長を見てしまう、感じてしまう事があります。
本当の意味で、“子の成長を喜ぶ”というところが、ポロリと抜けてしまっているのです。
発達というものに縛られ育ててきた時間が、子の成長を喜ぶではなく、どこか「それができてプラスマイナス0だな。」「まだこれからが本番。安心してはいけない。」という冷めた気持ちが働いているのかもしれません。
でも、それでは“子育ては楽しめない”んです。
節目節目で、親が子の成長を楽しみ、喜び、感動し、“我が子の成長を認め、我が子の存在自体を喜ぶ事”が、どんな子にも必要なのです。
hidakaは、そんな卒園式を喜び、楽しんでいる私たちをみて、嬉しそうにしていました。
誇らしそうにしていました。
・・・・・・
発達障害グレーゾーンの子・発達に心配がある子・育てにくい子というのは、幼稚園という集団の中で、定型の発達の子に比べると、どうしても手が掛かってしまったり、様々なトラブルに遭遇し、お世話になるという場面も多いのが現状です。
以前、発達障害グレーゾーンの子が幼稚園選びをする時、どうしてもWELLCOMではないという現状を、記事にした事があります。
(→発達障害グレーゾーンの子の幼稚園選び 幼稚園選びは何を基準にしていますか?受け入れてくれるだけではなくよくみてほしいところ5つ)
でも、入園前にhidakaの事で幼稚園と面談していただいたときに、担当の先生が言っておりました。
「発達に心配のある子というのを、幼稚園の様々な事情があって、受け入れる事が難しいという幼稚園、増えているように感じます。でも、私たちの幼稚園は、可能な限りは受け入れたいと思っているんです。子どもは成長します。手が掛かる子程、その成長を感じる瞬間は特別なものです。一生懸命なお母さんは、私たちも応援したいと思うんですよ。」と。
私は、この3年間の感謝の気持ちを、丁寧に幼稚園へ向けお手紙にする事によって、
「また誰か、発達に心配のある子を抱え、幼稚園選びに行き詰っているお母さんが、救われてくれたらいいなぁ。」
と思うのでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
我が子の育児が楽しめなくなっている方。ぜひ、節目で自分の育児を振り返り、我が子の成長を感じ、感謝の気持ちを形にしてみてはいかがでしょうか?
固く閉ざされた心の鍵が開き、また“温かい気持ち”を取り戻す事ができるかもしれません。
お世話になった幼稚園・保育園へのお手紙の参考に。
特別なお手紙をと考えていたので、便せんこだわっておりました。
私はこのレターセットがしっくりときました。
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