発達障害の特性と“睡眠障害” 朝のぐずぐずは黄色信号?立ち止まり子どもの睡眠を考える

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今日もhidakaは元気に幼稚園に向かいました。

朝のぐずぐずな感じが続いていた最近のhidaka。

急激な気温の変化によって「起きにくいのかな?」と、軽く考えてきましたが、たいそう辛そうに涙を流し、私に訴えかける姿を見て・・・

ん?

ふと立ち止まりました。

パパの仕事が年末にかけ繁忙期を迎え、ひとり育児が続いている状況で、「息抜きしたいなぁ。」という私の甘えと、最近のhidakaの安定がちょっとした気持ちの緩みに繋がり、ついつい寝る前のTVタイムを楽しみたくなったり、スマホを片手に自分の時間を過ごしがちな私。

そんな就寝前の時間を、自分勝手に過ごしてしまうと・・・・

hidakaに「早くベッドにいきなさい!」

と、バタバタと家事に追われて、一緒にベッドに入る事ができないのです。

ぐずぐずな朝のhidakaに、

「何がいけないかったかな・・・?」

と考えていると、やっぱり改善すべきは自分にあることが多いのです。

「これは改善せねば。はぁ。」と考える中で、私の育児の中ではそんなに悩まされることなくきていた

“睡眠の問題”について知りました。

“睡眠障害”。

発達障害の傾向を持つ子ならば、静かに近づいてきていることもあるかもしれません。

まとめてみようと思います。

発達障害の特性と“睡眠障害” 朝のぐずぐずは黄色信号?立ち止まり子どもの睡眠を考える

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睡眠障害とは?

睡眠の質・量・リズムに“何らかの問題”を抱え、慢性的な睡眠不足により、脳の働きに悪影響を及ぼし、日常生活に支障が生じてしまう状態のこと。

睡眠障害は有名なものでいうと、“不眠症”をよく耳にした事があるのではないでしょうか?眠りたいのに眠れない。テレビからの情報なのか、睡眠薬と不眠症がセットでよく登場するような気がします。

他には眠っても眠っても眠たいという“過眠症”というもの。あまり知られていないかもしれませんが、昨今子どもの過眠症、注目されております。慢性的な睡眠不足により引き起こされるもので、不登校とも関わりがある“睡眠障害”です。

昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わないという概日リズム障害・睡眠中の呼吸の異常なども“睡眠障害”としてあげられます。

発達障害と“睡眠障害”は繋がっているの?

発達障害と“睡眠障害”は、繋がりがあることがよくあるようです。

発達障害の特性である感覚過敏が“睡眠”に影響を与えたり、定型の発達の人よりも日中の緊張や刺激が強く、ストレスが過多な状態になりやすいことが影響して、睡眠に影響を与えるということがあります。

自閉症やアスペルガー症候群の特性である、過集中傾向や切り替えの苦手さも睡眠の導入に影響があるという見方もあります。

そのような発達障害の特性によって、引き起こされる2次的な障害としての“睡眠障害”があるのです。

そして2次障害としての“睡眠障害”だけでなく、発達障害のある子ども達の多くに、睡眠をつかさどる脳の機能に未熟な部分があったり、睡眠関連の脳の機能にも発達の遅れが見られたりする場合が多いようなのです。

ということは・・・発達障害という診断は出ていなくても、発達障害の傾向が一部で目立つ発達障害グレーゾーンの子にとっても、“睡眠障害”という睡眠の問題に悩まされる可能性は、定型の子どもたちよりも高いのではないでしょうか?

hidaka3歳、3歳児健診で引っかかり、児童精神科を紹介された時、診察の前のアンケートで、睡眠に関する質問項目がありました。

「睡眠は十分であるかどうか?」「寝つきの悪さ」「夜泣きの有無」というような項目だったと記憶しております。

発達障害と“睡眠障害”の関連は、意識していなくても感じるものでした。

療育に通うようになって、お知り合いになったお友達もまた「睡眠障害があって、夜に一度目が覚めて、しばらく寝付けない。」という悩みを聞いた事があります。

「夜中に歩き回り、朝には覚えていない。」というタイプの子もおりました。

hidakaは、目立った睡眠障害はなく、割りとしっかりと睡眠時間をとり、昔から夜泣きに悩まされたりすることはありませんでした。

それでも、“寝つき”はもしかしたらあまりいい方ではなかったかもしれません。

疲れて自分でコテっと寝てしまう事はほぼ無く、「早く寝なさい!」と促さないと、夜、いつまででも起きています。

2歳~4歳の頃は、「hidakaは眠りを感じるセンサーが鈍いのかもしれない。」と感じる程、放っておくと体力の限界まで起きている姿がありました。

「自分の内的状態に気がつき、身体を休めるという行動を起こすという認識への発達が、ゆっくりなのかもしれないね。」と、臨床心理の先生より、親がコントロールしてあげる必要性をアドバイスされたこともあります。

現代の親たちは子どもの“睡眠”に対する考えが軽い?

日本の生活スタイルの夜型化に伴い、大人世代の睡眠時間が年々減少していることを背景に、大人の夜更かし習慣が、子どもたちにも影響を与え、現代の親たちは、子どもの“睡眠”に対する意識が、軽いと言われております。

夜勤の多い父を持つ私でさえ、小さな頃を思い出すと、母は一生懸命「子どもは21時にはベッド。早く寝る。」というのを徹底して行っていたと感じる場面を思い出します。

そんな環境で育った私も、“子どもの睡眠の大切さ”というのは何となく刻まれたものにはなっているのです。

でも、ママ友達と集まり、子ども達の睡眠について話していると・・・「寝るのが遅くなっても、日中眠たそうにしていなければ、睡眠は足りているよね。」や「休みの前の日は22時過ぎまで起きていたよ。」という話しがよく耳に入ってきたりします。

そんな話を聞き、hidakaが22時過ぎまで起きていても、日中眠たそうにするそぶりがなければ、睡眠は足りていると感じ、私は深く気にしたりすることがなくなっていきました。

核家族化が進み、子どもの“睡眠”に対する意識を、親の都合で考えられやすく、親の生活パターンに引っ張られやすくなっているということが、全部が全部の家庭ではありませんが、思い当たる節がある家庭も多いのではないでしょうか。

“睡眠障害”で悩まされている子どもが増えている!?

夜型化の社会や親世代の子どもの睡眠に対する意識の低下、インターネットやゲームという一人遊びができる環境、習い事や塾というもので忙しく寝る準備が終わるのが深夜になる子もいるようです。

そのような時代背景があり、日中の活動時間にぼーっとしてしまったり、あくびを連発、授業中に眠気に襲われたり、お昼休みも机に伏せ昼寝というように、慢性的な睡眠不足に陥る子どもが目立ってきているようです。

不登校に悩む子の3分の1の子に、「朝起きる事ができない。」という“睡眠障害”があるとも言われているのです。

親が子どもの“睡眠時間”を大切にする意識を高める必要があるのです

成長ホルモンは眠りに付き、最初の3時間で多く分泌されます。

眠りの質が大切で、ぐっすりと深く眠りにつくことにより、起きている間に壊れた細胞を修復し、疲労を回復させることができるのです。

子どもの場合は、まさに身体を作っている真っ最中。

骨や筋肉の成長はもちろん、細胞の増加、脳や心の発達にも大切なものです。

寝る直前まで活動していたのでは、身体は疲れていても、頭は冴え、興奮状態を鎮めるまでに時間が掛かります。

それでは、眠りについた最初の3時間で深い眠りにつくことはできないのです。

睡眠に関しては今まで悩まされた事がなかったとしても、発達障害グレーゾーンの子・発達に心配がある子・育てにくい子の場合は特に、親がしっかりと睡眠の導入を演出してあげる必要があります。

「元気だから。」「眠たくないみたいだから。」「寝るように言っているんだけど・・・。」「集中して勉強してるし。」という理由で、睡眠の管理を子ども任せにしていると、気がつかないところで睡眠不足が習慣化し、身体への負担が積もり積もってしまい、思わぬところで「・・・・起きたいのに起きられない。。。」という悲鳴をあげるかもしれません。

“睡眠障害”になってしまってからでは、遅いのです。

子どもにとって大切な時間が奪われ、もう戻ってはこないのです。

 

 

まとめ

hidakaの“睡眠不足”のサインに気がつき、“睡眠障害”の危険性を意識した私。

家事は後回しにせず、さっさと済ませ、就寝前の時間をテレビなど興奮を誘うものに頼らず共に過ごし、寝る準備もゆったりと進め、ベッドに一緒に入れるようになりました。

ベッドで一緒に横になり、ふわりと軽くアロマの香りを楽しみ、ぽわーっと広がるオレンジ色の温かい光に包まれ、しりとりをしたり、頭をなでたり、歌を歌ったり、創作のお話を話したり、睡眠の導入をしっかりと安心感で包み、丁寧に過ごしてみました。

すると次の日、やっぱり効果はあって、朝は一度起こせば、タタタと出てきて、朝ごはんをもりもり食べ、普段一切目を合わせない時間に目が合い、軽い会話も楽しめました。

それから少しソファでぼーっとしておりましたが、促せば朝の準備に入っていけるようでした。

この睡眠を大切に関わる時間は、もしかすると“ひととき”なのかもしれません。

その“ひととき”を日々の忙しさで見えなくしていました。

“睡眠障害”で、気がついたら不登校になっていたなんてことになってはいけないのです。

今まで、ぐっすり寝入る姿に、日中の活動的な姿に、hidakaの睡眠に関しては、一度も悩んだことはありません。

でも、“睡眠障害”の事を知り、とてもじゃないけれど他人事のようには感じられませんでした。

過集中な傾向があります。

自分の内的な状況に鈍い傾向もあります。

夜更かしな平日を、長い睡眠で休日カバーしているということも、それで日常生活に支障がないのであればと、気にせず許容しておりました。

朝のぐずぐずと、起きてこないhidakaに、怠けの心のように感じた事もあります。

「そういうの辞めよう。」と話した事もあります。

でも、そうせざる負えないやっぱりこれはhidakaからの“サイン”だったのです。

 

子どもの朝のぐずぐずに悩んでいる方。

立ち止まり、一度我が子の睡眠について考える事が必要な方、いると思います。

参考に。

 

hidakaの愛用の寝具は、すべて西川で揃えております。

 

3歳のとき、マイ枕を買ってあげようと色々調べて、長く付き合っていくなら、品質のあるものと選びました。

最近は、枕に合わせて伸び縮みするタオル地のカバーと、ふわふわな羽毛布団も買ってあげ、気持ち良いらしく、気に入り、ベッドに入るのが大好きです。

ぐっすりよく眠るhidaka。

いい眠りが心の成長にも影響があるはず。

 

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