恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子は社交的になれる?引っ込み思案な子は“愛される人”になれる!親がすべき6の心得

育てにくい子|2017/10/11 posted.
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ご訪問いただきありがとうございます。

 

先日、hidakaの仲の良いお友達が誕生日を迎えたので、一緒にお誕生日カードを作成しようか!という話しになりました。

私「メッセージはこんな感じがいいかな?お友達のにっこり笑っている似顔絵と、華やかなバースディケーキなんて描いたら、かわいいね~。」と提案すると・・・・

hidakaは、さくさくとメッセージを文字にして、似顔絵もさらさら。

なかなかお友達の特徴をとらえ・・・アニメタッチですが、似ている気がします。さすが!

カラフルにケーキを彩り、お気に入りのシールをたくさんペタペタ貼りました。

hidaka「できた!!」

私「できたねぇ。素敵だね。きっと喜んでくれるね。」と、お友達の誕生日を祝うという楽しさを、共に感じておりました。

さて、お友達のお家はちょっと遠いので、明日、幼稚園でhidakaに渡してもらおうかと考えていたのですが

・・・・・

お誕生日カードを渡すhidakaを想像すると・・・・

何も言わず、「ん!」と渡す姿が思い浮かんできました。。。

むむ。。

念の為

私「おたんじょうびおめでとう!って言って渡すんだよ。」とアドバイスしてみました。

すると・・・・

hidaka「・・・・できないよ。恥ずかしいもん。」

 

hidakaは、どちらかというと内向的で、引っ込み思案な子に周囲には映るようです。

私も、周囲の大人に話しかけられ、固まっているhidakaを

「すみません。恥ずかしがり屋で・・・。」と、

よく我が子の社交的ではない面を、かばうように言っている気がします。

一度心を許せば、よく話しかけるという一面もありますが、慣れない大人には、なかなか心を許す事はありません。

表情硬く、私の後ろに隠れ、その場面から逃げようとする姿があります。

 

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子ども達。

どういう環境にさらされ、何を思っているのでしょうか?

生き生きと幸せな人生を歩むのに、私たちは何をしてあげられるのでしょうか?

 

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子は社交的になれる?引っ込み思案な子は“愛される人”になれる!親がすべき6の心得

 

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引っ込み思案とは?

内気で、積極的に人前に出たり自分から行動を起こしたりすることができないこと。また、そのような性格や、そのさま。

(出典:デジタル大辞泉(小学館))

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子を取り巻く社会の背景

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子を育てる母親は、我が子を社会と対面させるときに、あるプレッシャーを強く感じます。

そのプレッシャーとは・・・・「このままでいいの?」という、我が子の育て方を問われる周囲の冷たい目です。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子の印象というのは、親が“甘やかして育てている”“きちんとしつけをしていない”その子自身も“気が弱く消極的な子は将来が心配”“いじめられっ子”という、ネガティブな発想にさらされる事が多いのです。

そんな「このままでいいの?」という周囲からのプレッシャーにさらされた母親は、我が子を思うあまりに、どうしても我が子のその恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な性格に、じれったさを感じ、周囲が認めてくれる“いい子”にどうにかして近づける事はできないか?と、理想像を押しつけてしまいがちになります。

では、現代の社会の“いい子”の理想像とは、どのような子どもの姿なのでしょうか?

“元気にあいさつ出来る”・“明るくお友達の輪に入っていく”・“ちょっとしたことでは泣かず気持ちが強い”・“積極的に何でも挑戦する”

このような子どもを持つ母親というのは、周囲の大人、子育て経験者から、尊敬の目で見られます。

現代の世の中が、このような外向的で、社交的である事を高く評価する傾向にあるのです。

この傾向は、“産業の発展”により変わってきた社会の流れです。

産業が発展している社会では、これまでの職人気質な寡黙な日本人よりも、外向型の人の方が、周囲の状況に合わせ、そのときに必要な行動を持ち前の積極性で取ることができ、無駄なく問題を解決に導いていくことが出来るからです。

このような社会のニーズに合わせて、教育が行われている学校でも、受験や内申点のように、何事にも積極的に前向きに取り組んでいく姿が称賛されるようになっていきました。

そんな社会の背景の元で、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子というのは、持ち前の一つの事にじっくり取り組むという姿勢を評価されにくくなっているのです。

引っ込み思案な子は“愛される人”になれる!親がすべき6の心得

1.社会全体が外向的な子・社交的な子を高く評価している事を知る

学校教育は、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子にとって、一歩間違えると劣等感を与えられ、取り返しがつかなくなるくらいに自信をなくす場になりうる場所です。

その事を、親であるあなたは知っておくべきなのです。

では、どうすればよいのでしょうか?

“学校に通わせない”という選択をすればよいのでしょうか?

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子を育て、我が子が“愛される人”になって欲しいのならば、親が我が子に、社会が高く評価してくれる“いい子”の理想像を、絶対に押し付けない事です。

ありのままの我が子を良しとするのです。

周囲の大人達、関わる先生達、みんな我が子を思い、「こうあるべきだ。」「こういうところを直していけるといいですね。」「積極性が欲しい。」など、数々のアドバイスを受ける事になります。

でも、親である私たちがその思いを受け壁になり、我が子には“あなたはあなたらしくでいい”と伝え続けるのです。

“自分の世界を持っている子は幸せな子”と、我が子を評価してあげてください。

社会の評価に囚われてはいけません。社会の冷たい評価から守ってあげる事が必要なのです。

2.我が子の“持ち味”を生かす

みんながみんな、たくましく活発である必要はないのです。

みんなひとりひとり、その子の“持ち味”があります。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子というは、ネガティブな姿が思い浮かびますが、そういう子の多くは、思いやりがあり、優しい子が多いです。

人一倍ひとが何を思っているのか?という事を考え感じているのです。

気が優しく、自分の思いよりも他の人の気持ちを優先しているという事もあります。

思いやりがあり、優しい子。

“愛される人”の姿です。

その部分に気がついてあげ、親である私たちは、その我が子が持つ生まれながらの“持ち味”を、高く評価してあげるべきなのです。

3.力を発揮できる環境を教える

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子というのは、いつもいつもそのような姿という訳ではありません。

自分のホームで、落ち着いている状況だと、思いもよらない発想が思い浮かんだり、じっくりと物事に集中する事ができ、大きな力を発揮することができるのです。

誰かのペースに乗りながら、場所や状況を選ばず、臨機応変的な力の発揮というのは難しいかもしれません。

でも、自分のペースを守り、落ち着ける手段を知っている恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子というのは、多くの場面で活躍していくことができるのです。

その事を教えてあげるのです。

あなたは無能な訳ではない。

ただ、能力を発揮させる為には、少し工夫がいるだけなのです。

力を発揮できる環境を、自分で整える事ができれば、人並みならない能力を発揮する事ができるかもしれません。

4.安心で包む

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子というのは、なんせ感受性が豊かです。

人よりも“不安”という恐怖を強く感じるのです。

“不安”という恐怖は、とても恐ろしいもので、一流のアスリートの方々も、この“不安”という恐怖に支配されると、身体が固くなり、たくさんの練習を重ねてきた“できる”ことが、突然できないという結果を生んでしまったりします。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子は、まだ精神の発達が未熟な子どものうちは、できるだけこの“不安”というものに、過度にさらさないようにする環境を作ってあげる事が必要だと思います。

いつもいつも過保護に過ごすというものではありません。

過度な不安にさらす必要はないという事です。

気持ちを強くしたいからと言って、わざと不安を植え付けるような事を言ったりする必要はないのです。

「そんな不安を植え付けるような事、言わないよ!」

と思うかもしれませんが、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子にとって、「そんな態度だと嫌われちゃうよ。」や「ろくな大人になれない。」という、我が子を叱咤激励したいという思いで口から出た言葉でも、心は傷つき、“不安”を強く感じるものなのです。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子が男の子の場合は、特に注意が必要です。

もっともっと男らしく、たくましく、活発にとの思いは強くなる傾向があります。

「そんなんじゃ、ダメだ。」という言葉は、自己を否定され、ひどく“不安”なものです。

我が子を思うのであれば、我が子を信じて、たくさんの愛情を伝えてあげてください。

不必要な“不安”にさらすことを止めてあげてください。

人格を否定することは、例え我が子にたくさんの愛を感じ、心配のあまりということであったとしても、“愛される人”になって欲しいのであれば、絶対にしてはいけないのです。

5.“長所”を見つけ伸ばす

どんな優れた子どもにも短所があるように、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子にも、他の子よりも秀でている“長所”があります。

その“長所”を見つけてあげられる事。

実は一昔前ならば、あらゆる人が子ども達と関わる中で、誰かがその役割をしてくれていたという一面がありました。

おじいちゃん・おばあちゃん。

近所のおじさんやおばさん。

学校の先生。

輝いた大人になり、“愛されている人”の幼少期の話しを聞くと、必ずよき理解者に恵まれたという話しがあります。

親は忙しく、しつけ、食べさせる事に精一杯でも、“長所”を見つけ、伸ばしてあげるということは、他の大人でも代わりができたのです。

では、現代の世の中ではどうでしょうか?

核家族化が進み、おじいちゃんおばあちゃんには特別なお休みに、短期間しか会えないという環境が一般的でしょうか?

犯罪が溢れる社会に、幼い子ども一人では、近所の公園でさえ容易に送り出す事は難しいです。

ご近所づきあいというのも希薄化し、表面上のもので、あいさつ以上の付き合いをしている方というのも少ないという環境が容易に思い浮かびます。

学校の先生はどうですか?

仕事に追われ、様々な規制に縛られ、生徒に平等であることことを要求されている教師に、我が子の“長所”を見つけてもらい、伸ばしてもらうという事が本当に可能なのでしょうか?

現代の社会では、代わりに我が子の“長所”を見つけ、必ず伸ばしてくれる!という人を見つけるのは、とても難しいです。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子は、“長所”を伸ばす事が絶対に必要です。

“長所”をしっかりと伸ばすことによって、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的という現代の世の中では、どうしても“短所”となってしまうところが、その人の魅力になります。

長所が輝けば、人は短所で“愛される”のです。

6.たった“ひとり”でいい

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子は、多人数との関わりを同時にこなすことを苦手としている子が多いようです。

言いたい事を上手に言えなかったり、お友達の輪に入って行けなかったり、集団になると、パフォーマンスは落ち、自信のなさを感じさせます。

そんな恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子には、お友達はまず“ひとり”と思った方が良いのかもしれません。

“好き”から繋げる事ができるお友達をまずは“ひとり”です。

そして、大切なのは、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子の“よき理解者”です。

この“よき理解者”も必ず“ひとり”は必要です。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子の力を信じ、失敗しても見放すことなく、傍でいつも応援してくれる信頼している存在です。

「ぼくはできる。」「わたしなら大丈夫。」「失敗しても大丈夫。」

自分を信じてもらっている人は、幸福感で溢れています。

幸福感はポジティブな感情を生みます。

ポジティブな心は前向きな取り組みという姿勢に出ます。

幸せに満たされた人は、楽観的でどんな困難にも打ち勝つ事ができ、心が強いのです。

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子も、“ひとり”自分を認めてくれるお友達がいて、“ひとり”自分を理解してくれる人が傍で応援してくれれば、心を強く持ち、ポジティブに良さを生かしていくことができるのです。

 

まとめ

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子。

「私自身が子どもの頃はどうだったのか?」と考えてみると・・・・

どちらかというと、恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子に近い性格を持っていたと感じております。

目立つ事が好きではなく、人前に立ったりリーダーシップをとったりすることは苦手でした。

新しい事を始める事も慎重で、同時にたくさんのことをこなすこともできません。

ひとつの事に集中していることに、安心を覚え、どちらかというと、毎日同じことをすることの方が好きなのかもしれません。

幼い頃は、そんな私に母はじれったさを感じていたと思われるエピソードがいくつかあります。

強く積極的であることを要求された記憶もあります。

大人になり、その時の気持ち母に聞いてみると、母はこのように言いました。

「積極性を身につけさせたかった。」

人並みに社交的に振る舞えるようになった今は、そんな母の教えがあったからなのか?と考えたりもしましたが、母に“苦手”を良しとされなかった事は、どう考えても“心の傷”になっているのです。

それは、心にぽっかりと穴が開いたかのように、その事を思い出すと、胸がモアっと曇り、苦い気持ちが広がるのでした。

たくさんの愛があっての、その“母の教え”です。

恨みなどを感じている訳ではありませんが、私が持っているもともとの性格は、そんな“母の教え”にさらされても、変わるものではなかったのです。

家族と共にいても落ち着かなかった私は、夫と出会い、とても気持ち穏やかに、自分に自信を持ち、自分の良さを生かせられるようになりました。

“ひとり”でいいのです。

自分を理解してくれ、話し、見守り、失敗やみじめさを気にしない、絶対的な味方に出会う事ができれば、自分が生まれ持った“長所”をしっかり伸ばす事ができ、持っている“短所”がその人の魅力になり、周囲から“愛される人”になれるのです。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

恥ずかしがり屋・引っ込み思案・内向的な子を“愛される人”に育てたい!と思っている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

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