失くし物が多い子ども 自分のものを守れないのはどうして?物を大切に出来る子にする5つの習慣

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11月を迎え、北海道の冬はもうそこまで来ています。

ビュービューと冷たい風が吹く中、hidakaは学校に手袋をはいていくようになりました。

小学生にもなると、手袋を紐でくくっている子は見掛けなく、お気に入りの手袋を買っても、すぐに落としてしまうのではないか?と、安価なものを購入しようと考えていたのですが・・・・

スポーツ店へ行くと、hidakaは「これがいいなぁ。ママこれがいい!」と、ブラックに赤いラインが入ったスポーツブランドのかっこいい手袋をおねだりしてきました。

hidakaが自分が身につけるものに興味を示す事も少なかったので、「めずらしいなぁ。買ってあげてもいいかな・・・・?」とは思ったのですが、なんとも手袋です。

忘れ物コーナーに並ぶ、No.1です。

「いやいや、温かければいいのよ。」と思い直し、セールになっているものを提案するも、全くなびかず、ついには根負けして、定価で“かっこいい手袋”を買ってあげる事にしました。

敏感な一面があるhidakaですが、意外と自分のものを失くす事にそこまでのショックを感じない子なのです。

そのショックを感じないというのは、日常での失くし物を誘うもので、今まで、帽子を落としたり、出先でおもちゃを失くしたりといろいろありました。

そのさほど物を失くす事にショックを感じないという背景には、「また買えばいい。」という安易な考えがあるようなのです。

“また手に入る=困らない”

という!

初めの頃は、悪びれもせず「また買えばいいね。」と口にしてきて、本当にビックリさせられました。

甘やかし、物を与えすぎた、裕福な家の子が言うセリフだと思っていたからです。

どうしてこんな考えになったのかは、環境のせいだといえばそうなのかとも思うのですが・・・

でも、私はhidakaの持つ少し不器用な思想が、そのような感情の薄い問題解決法に結びついたのではないか?と感じたりしております。

「んー。そういうのは、ちょっと違うね。」と、物の大切さを語り、その物にあたかも感情があるかのようなお話までして、今まで何度となく諭し、「大切にしよう!」と一緒に探しに行くということをしてきました。

帽子などは行動範囲も決まっていて、懸命に探せば何とか見つかる事も多く、「もう失くさないように守ってあげてね。」という話しをしたりしておりました。

この“自分のものを自分で守れない”“守れなかったという事へのショックが薄い”というのも、hidakaが持つ苦手からきているものなのかもしれません。

これを機会に、“自分のものを大切に管理する”ということを学び、将来お財布や携帯電話、大切な書類や持ち物を失ったり、なくしたりすることがないように、育てていきたいものです。

 

失くし物が多い子ども 自分のものを守れないのはどうして?物を大切に出来る子にする5つの習慣

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どうして失くし物をしてしまうの?

ADHDの傾向に不注意優勢型というものがあります。

この傾向は一つの事に集中することが難しく、集中力が長続きしないというものです。周囲の刺激にも敏感で、気をとれらやすく、気が逸れてしまうという傾向でもあります。

このADHDの傾向というのを持っている発達障害グレーゾーンの子もいます。

過集中傾向というのも、失くし物をする要因として挙げられます。

何かに夢中になると他の事に意識がいかなくなる傾向です。この過集中傾向も、自分の身につけているものや、持っているものに注意がいかなくなります。

そして、何よりも失くし物をしてしまう最大の要因は、片付ける事・整理整頓が苦手というものです。物が雑多に散らばっていても気にならないと、大切なものがどこにあるのか、自分のものがどこにあるということを意識する事ができないのです。きちんとしていない状態というのは、失くし物の大好物です。

失くし物とお友達だった私

何を隠そう、私にもこのADHDや過集中傾向、少し思い当たるふしがあります。

気を張っていないと、何ともおっちょこちょいな一面があり、何度となく痛い目を見ているので、失くし物や忘れ物には大人になった今は、とても敏感です。

失くし物をしないように、大切なものは意識して収納場所を決めたり、忘れ物をしないように、場所を変える時には意識して“忘れ物チェック”と称して、座っていたところや机の上をチェックします。

仕事ではToDoリストを愛用し、頭から消えてしまう前に“やるべきこと”をメモしておりました。なので、仕事はできる方だったと思います。

ですが、机の上はぐちゃぐちゃ。ロッカーも書類で溢れておりました。。。

今思うと、社会人として恐ろしいです。

ですが、仕事に支障はなかったので、先輩社員には注意されましたが、それも愛嬌のように許容されておりました。

子どもが生まれてからは、“やるべきこと”はすぐにカレンダーに書き記し、毎朝確認しております。

部屋も多くの時間を過ごすようになったので、収納の勉強をして、きれいにしております。

物を大切に出来る子にする5つの習慣

1.物の定位置を具体的に決める

失くし物をしない為には、物の定位置を決める事が何よりも近道です。

でも、失くし物を多くする子どもに、自分でその定位置を作らせる事は、まだ難しいです。

スモールステップでの働きかけが大切です。

自分一人でできるように丁寧にサポートするのです。

私は大人になってから、流行り出した収納の方法をテレビで見たとき、もっと早くちゃんと収納について知りたかったなと感じました。

いい機会なので、ママも収納の勉強を自らして、習慣にしていってもいいかもしれません。

自分で試行錯誤して考える必要はありません。できる人から学べばいいのです。

大人になるまでに我が子に丁寧に整理整頓の方法を教えていき、習慣にしていくのです。

2.失くし物をしたら自分で探させる

いつもいつも大人がどうにかしてくれるというのでは、問題解決を自分でできない子にしてしまいます。

失くし物というのも、人生を謳歌する為には、大変な問題なのです。

失くし物をしたときは、自分で考えさせます。

「どうしようか?」と。

でも、経験が少ない子どもに、丸投げする訳ではありません。

しっかりと最後まで、アドバイス付きでいきましょう。

どうすればいいのかを迷っていれば、「学校で探してみようか?」具体的に探すべき場所などをアドバイスするのもいいでしょう。

先生にアドバイスをしてもらったり、周囲のお友達の協力を仰ぐという案も、出してあげてもいいかもしれません。

3.すぐに必要のないものはすぐに買い与えない

それでも、どうしてもみつからないとき、失くし物をしたときに感じる後悔というものも、失くし物からの克服には少し長い時間必要だというものもあります。

日常生活で困らないものなのであれば、すぐに買い与えるという事はせずに、失くしてしまうと戻ってこないということを、身をもって体験する時間というのも、失くし物をもうしたくないから、変わろうとする原動力になります。

4.名前を書きみせる

“思い入れ”というのも、物を大切にするという気持ちを育てるうえでは必要になります。

自分のものだという意識を高める為に、気持ちを込めて名前を書き、こういう思いで選んだんだよなどと“思い入れ”を話してあげるとよいでしょう。

家族の温かい思いがこもっていると感じれば、自然と大切にしていきたいという気持ちを育てていく事ができます。

5.失くし物をしたときは経験から学ぶチャンス

それでもなんでも失くしてしまった!ということが起きたとき、ママとしては悲しい限りですが、経験から学んでもらうチャンスです。声を張り上げて怒ってもしかたがありません。

丁寧に、どうしたらそうならないかを一緒に考えてあげてください。

子どもの持っている性格的な部分や特性は大きく変わる事はありません。

どうすれば、その特性に対応できるかを、大人であるあなたが考えてあげることが大切です。

もう失くし物をしないように、学べるチャンスはそうたくさんあっては困るのです。

 

まとめ

発達障害のグレーゾーンの子の忘れ物や失くし物。

もしかすると彼らの持つ発達の凹の部分が原因なのかもしれません。

苦手な事というのは、生まれつきその子が持っているもので、年相応に持っていく事ができないから苦手なのです。

そこを責めるのは、子どもも辛いですし、苦手な事を年相応に自然とできるようになるように、言葉で言い続ける育児なんて、親にとってもとても辛いものなんです。

何か特別な対策が必要なんです。

大変手が掛かる事だけが特別な対策ではありません。些細なことで状況は一変するかもしれません。

メモに書き視覚に訴えたり、整理整頓がしやすいように物の場所を決めるだけで、驚くほどこれまで悩まされていた事が解決するかもしれません。

不器用さはあります。

でも、大人になるまでに、どのようにすれば“自分はできる”のかを、教えてあげられるのも、また私たちにしかできないことなんです。

障害ではありません。

でも、“片付けられない大人”“だらしない大人”存在します。

私たちの大切な我が子がそうはならないように、できることがあるんです。

 

hidakaが手袋を学校にはいていくようになり、もうすぐ1か月です。

今日もお気に入りの手袋は、hidakaの手をふかふかと温めていたようです。

手袋を失くさないように、私はhidakaとある約束をしました。

それは、手袋をぬいだ時の収納場所です。

必ず、ジャンバーのポケットに入れ、チャックを閉めるように約束しました。

ルールが大好きという特性を生かし、hidakaはその約束を守り、お気に入りの手袋を失くさずに済んでいるようです。

小さな約束かもしれません。

でも、手袋の定位置というものが、忘れ物や失くし物が多いhidakaには必要だったのです。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

クリスマスプレゼント、皆さんはもう考えていますか?

hidakaは来年2年生です。

社交性に苦手を抱えているhidaka。

私たちは夫と相談して、ゲーム機の購入を考えておりました。

賛否両論あるゲーム機。

熱中しないように管理とお友達同士での使用はまだ制限しようと考えていますが、一つくらい持っていれば、男の子の社交活動で助けになるかもしれません。

楽天マラソンやっているようなので、高価ですが少しお得に注文しました。

 

 

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