ご訪問いただきありがとうございます。 hidaka5歳。療育に通っておりません。 児童精神科も、新版K式発達検 […]
ご訪問いただきありがとうございます。
hidaka5歳。療育に通っておりません。
児童精神科も、新版K式発達検査の結果と児童精神科の先生と相談をして、定期的に通うのを終わりにしました。
でもまだ不安な育児が続いているのはなぜでしょう?
何を心配しているのでしょうか?
幼稚園に楽しそうに通っております。
お友達と関わりを持って遊んでいるようです。
親子でのコミュニケーションで困ることもありません。
でも心がモヤモヤ心配に思う事があるのはなぜでしょうか?
私が責任を持って、夫と相談して、整えてきた環境。たくさんの成長が見られました。hidakaは自分に自信を持って行動しております。
でも根本的に、hidakaの特性は変わってはいないのです。それを感じる事は多々あります。
対人面では器用な方ではありません。繊細な子であることに変わりはないのです。
不登校・引きこもり 発達障害グレーゾーンの子が一番危ない!?2次障害を防ぐために今すぐやるべきこと10
発達障害を持っている子どもは、普通の子に比べて不登校リスクが高いと言われています。
近年、そんな発達障害を持つ子は注目され、学校での支援の場として、通級や支援学級、支援学校の整備が進んできております。
では、発達障害まで至らない発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子はどうでしょうか?
障害という診断が降りていないということは、社会適応できているのです。
・・・社会適応できているように見えるといういい方もできると思います。
そして、社会適応するために、定型の発達の子よりも、ストレスを多く抱えているというのは間違いありません。
些細な事がきっかけで、“溜めにたまったもの”が爆発し、「学校に行きたくない。行けない。」という“不登校”という2次障害が発生する可能性があります。その可能性が、定型の発達の子よりも、環境が整備されてきている発達障害を抱えている子よりも高くなるという日がくるかもしれません。
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不登校・引きこもり2次障害を防ぐために今すぐやるべきこと10
1.過干渉に注意する
“溜めにたまったもの”というのがなければ、または少なければ、爆発したりはしないのです。
干渉というのは、普通に生活していても、親であればたくさんしてしまうもの。
「ごはん食べなさい。」「TVはもうお終いにしなさい。」「そろそろ寝ないと、明日起きられないよ。」「こんなドリル買ってみたよ。やってみない?」「お片づけしてね。」「そんなにお菓子ばっかり食べないよ。」
全部、子を思う親が子どものために助言したり、行動を促したりするものは干渉です。
要するに“子どもを親が思うように動かす”ことは干渉なんです。
干渉がダメなものとは言っていません。その干渉が過ぎてしまうと、過干渉となり、やりすぎなんです。
過干渉は、子どもに過度なストレスを与えます。その過度なストレスは間違いなく“溜めにたまったもの”になるのです。
では、どうすれば適度な干渉になるのでしょうか?
“子どもを親が思うように動かす”干渉は、身の危険と社会のルールの場だけで充分なんです。
そうは思っても、親だって人間。一緒に生活を営む場面で、家族としての集団のルールを守らせたいという気持ちもあるでしょう。では、それも含めましょう。もうこれで充分です。
きっとそうは思っていても、いくつか干渉してしまうので、それも含めてもう充分なのです。
上で上げた事以外を干渉しないとなると、必要以上関わらない冷たい印象になってしまいそうと感じるかもしれませんが、そうではありません。
“子が思うように親が動く”というのを中心にするのです。その行動は子どもに温かさを感じさせ、心の安定に繋がります。それが適度な干渉です。
2.急がせない
やる気がないわけではないのです。
「怠けている」と誤解しそうになりますが、その発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子の特性がそのように見せている可能性もあるのです。「早くしなさい!」「早く寝なさい!」「早く食べなさい!」「早く!早く!」
よく見てあげてください。なぜ準備が早くできないのか。なぜ遅くまで起きているのか。なぜモタモタ食べているのか。なぜ無気力になっているのか。
理由をみて、対策を立ててあげるのです。
3.過剰な努力で周囲との差を埋めさせない
得意な分野の能力を引き出すことは、発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子の教育では非常に重要です。
不得意な分野でも特性に合った学び方で成果を出せる子供もいます。その事をよく心に留めておいてください。
苦手な部分ばかりに注目して、何の工夫もなく過剰な努力をさせないでください。
その過剰な努力は、実りづらく、本人の自信を失わせます。そしてとても強いストレスだけが残るのです。
・・・例えば、私たちが自分の身長よりもはるかに高い棒を飛ぶように言われたらどうでしょうか?
そしてその棒を跳ぶ事に努力をするように言われたとします。・・・強い圧力で断れないとして。
アスリートでもなく、普通の身体能力の30歳過ぎの女性が、跳べるようになるでしょうか?
努力することをよしとされるので、ストレッチしたり、筋力がつくようにトレーニングしたり、たくさん努力して頑張ったとします。やりたいことをすべてやらず、その目標の為に頑張りました。
さぁ、跳んでみましょう!・・・・ダメでした(・・・やっぱり!)。
誰も頑張った過程をみてくれず、「もっと頑張れ!頑張りが足りない!もっともっと走ればいい。気持ちが弱いんだ。そんな気持ちだから失敗するんだ。」と言われました。
あなたはそれでも頑張れますか?努力を続けることが、自分の何かを歪めるくらいのストレスにならないと言えるでしょうか。
4.母親だけに責任を負わせない
子どもをやる気に満ちた、強い精神力で失敗に負けず、課題に立ち向かい、人生を楽しめる子に育て上げたいのならば、一番必要なのは、傍で見守り支え続ける母の愛なのです。
その母が気持ち的に病んでしまい「支えられない、見守れない」となってしまっては、子どもに与える影響ははかり知れません。
母もひとりの人間なのです。誰かに大切にされて、はじめて心穏やかに誰かを大切に思う事ができるのです。
特に家族である夫が妻の子育てを応援して、サポートしてあげてほしいのです。
その妻を大切に思う夫の愛が、子どもにいい形で伝わっていきます。
父親が直接子どもに注ぐ愛も大切ですが、子どもばかりに気をとられていると、妻は寂しい思いをします。寂しい思いは残念なことに、子どもにも影響していきます。
発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子を育てるのは大変なんです。
決して枯らしてはいけない、繊細で、手が掛かり、気を張っていなければならなく、思い通りにならない。でも咲けば絶対に心が動くキレイな花なんです。その達成感のために母は闘っております。
そんな子育てをしているお母さんには周囲が優しく応援してあげる必要があるのです。
パパはママに、仲良く、時には家事を手伝ったり、一人の時間を作ってあげたり、なにか好きなものを買ってあげたりして、優しくしてあげて下さい。
母の生き生きした元気が、全部子どもの生き生きさへ還元されます。
5.自己肯定感を育てる
「まわりの子と違って、なんでこの子は」「こんな弱い子は、大人になってもきっとダメになってしまうかも」などと、否定するような気持ちが少しでもあるのなら、まずは親自身がその気持ちと向き合い、フツフツとくすぶるその暗い感情と闘ってください。
その気持ちを捨てる事ができることによって、子どもはすくすくと自信を持ち育っていきます。
課題を与えたときにもすぐ褒めるというのが重要です。褒めるタイミングは、0.5秒以内です。
あとで誉めようなんてもったいないことはせず、すぐに褒めるというのを徹底します。褒めておいてプラスして何かをやらせようと、欲を出してはいけません。
「お片づけできてえらいね!でも○○くんは歯磨きもひとりでできるよね。」というように欲張ってはいけません。
課題はひとつに評価はひとつ。心掛けると本人のやる気に影響があります。
お手伝いをしてもらうのもいいでしょう。
「ありがとう」という気持ちをよく伝える場面を作り、自己肯定感を大切に幼少の時期から育てていきます。
自己肯定感が高い子は、外部からのストレスに強く、どんな困難に出会い、立ち止まることがあっても、必ず再び自分の道を自分の足で歩き出します。
6.失敗をよしとする
失敗したときこそ、フォローが必要です。
失敗した結果よりも、その過程に注目し、その努力や考えを認め、褒めてあげましょう。
不注意な失敗を叱責すると、その後から気をつけるという行動もみられますが、その加減を間違うと、失敗を恐れて挑戦を怖がるようになってしまい、プライドだけが歪んで高くなり、失敗を恐れる気持ちから無気力な状態になっていってしまうという怖れもあります。
失敗もいいんです。そこからどうするかを一緒に考えていくという方向で、失敗を乗り越えられる精神力を育てていきましょう。
7.子どもの目線で考える
発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子だということは、発達の偏りがあるんです。
それはどんなに社会適応を進めてきても変わりません。
そのことを理解し、認め、よく子どもの目線で考えた進路をサポートしていくというのが親であるあなたがやるべきことです。特別な支援を必要とするのかという部分をいつも考える必要があります。
親が普通級にこだわり、無理をさせるということはあってはならないのです。
子どもの一番の味方であってください。
8.できるだけその子の個性をわかってもらえる環境を作る
特性からくる「こだわりや過敏性」は「わがまま」とされやすいです。
幼稚園や保育園、おじいちゃん・おばあちゃんなどから親が甘やかしているせいだと誤解されることもあると思います。
社会性の未熟さや困難については、大人だったら子どもに合わせるために困るという場面は減りますが、同年齢のお友だち同士の中では、対人関係の難しさが目立ってくることがあります。
でも、できるだけでいいです。
できるだけ理解をしてもらえるように、行動してください。
それが子どもと一生懸命関わる姿勢だったり、お友達関係の仲を深めて、いいところもたくさん知ってもらうということでも。
幼稚園や保育園などの社会、祖父母や親戚という家族、お友達・ママ友という周囲の人たちとの関係を大切にするのです。
応援してもらえるような環境作りが、就学してからの環境にも影響します。
決して親さえ理解していれば、支えられるというものではありません。仲間はいればいるだけよいのです。
9.ストレスの掛かりすぎに気をつける
実は心のうちにものすごいストレスを感じながら、我慢の日々を過ごしているという可能性は、一見何ともないように過ごしているように見せて、発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子にはあります。
そういう可能性があることを、気付いてあげてください。
お子さんの好きなこと、楽しいと思えることを見つけて、お子さんのペースで家庭生活を過ごさせてあげることに重点を置くとよいと思います。
くれぐれも「普通」を強要するようなことはせず、どんなことに喜びを感じ、関心をよせているのかに注目してあげてください。のんびりと親子で向き合っていける環境を家庭では作り、何か大きなストレスが掛かった時にもすぐ傍で気付いてあげられるようにしてあげましょう。
10.それでも不登校になったらそれもよし
「原因探し」ではなく、子どもが、「心傷つき、疲れ果て、万策尽きた状態」であることをありのまま認めます。
一生懸命対策を立てても、置かれる環境によってどう動いていくかはわかりません。
でも9番までをしっかりと幼少時期から取り組んでおけば、必ず再び元気を取り戻し、前に向かって自分で歩きだします。
それを信じて見守りサポートしてあげましょう。
そのためにはどうしたらよいのか、今まで築いてきた絆を頼りに全エネルギーを注ぎ、共に闘ってあげてください。
自分や周囲を責めるのはやめましょう。もちろん、お子さんを責めることも。
まとめ
私のこのモヤモヤした心配な気持ち。hidakaが成人して自立するまで、続くのかもしれません。
親がサポートできる間は、ずっとモヤモヤした気持ちを持って、hidakaの目線で環境を考えていく必要があるのです。
これが発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子の子育てです。
その社会適応しにくい特性から、不登校や引きこもりになりやすいということは否定しようがないのです。
精神の鍛錬が不足している訳ではないのです。決して甘やかしがそういう結果を生む訳ではないのです。
節目節目でよく子どもを見ていく必要があります。必要な支援を考えていく必要があります。
その支援の加減は強すぎても弱すぎてもその子をダメにしてしまう可能性があるのです。
得意をのばし、楽しんで子育てをしていくことが、その子の能力を伸ばします。でも苦手なことを見ないようにしていくのでは、どこでつまづくのかわからない。不得意なことは母であるあなたがフォローしていかなければならないのです。
このモヤモヤな気持ちは子を守るために、大切にしていっていいものなんだと認識して、上手に付き合っていきたいと思っております。
不登校の原因は幼児期にまで遡ることが多いようです。家庭にも、幼稚園や保育園にも、人間関係にも、なにかしら本人が疲弊してしまう要素があると、不登校や引きこもりというような2次障害は防ぐ事はできません。
発達障害の特性が、いじめや不登校・引きこもりの要因になることを、発達障害グレーゾーンの子・育てにくい子・発達に心配のある子の親も、認識する必要があります。
あなたの宝物である我が子の目がずっと輝きを失わず、生き生きとした人生を過ごすことができますように。
同じようなモヤモヤした気持ちをお持ちの方の参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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