ご訪問いただき、ありがとうございます。 3歳、言語・社会性の発達が1歳半。 周囲に比べるとても幼 […]
ご訪問いただき、ありがとうございます。
3歳、言語・社会性の発達が1歳半。
周囲に比べるとても幼く、発達障害の疑いがあったhidaka・・・・・
あの頃は「3年後、いったいどんな1年生になるんだろうか・・・・どうしてあげればいいんだろう・・・・」
と、不安でいっぱいでいっぱいでいっぱいだったhidaka。
長い長い幾度もの山を乗り越え
ついに・・・・!
小学校へ入学し、春を迎えております。
hidakaは、幼稚園での3年間で大きく成長し、今現在、療育や児童精神科に掛かっていません。
ですが、我が子に発達障害の傾向や発達に凸凹があること、私は知っております。
幼稚園で集団生活を過ごす中で伸びた発達もありました。
でも、先天的なものと言われているとおり、hidakaの苦手は“苦手なまま”というものも、いくつかあります。
その中でも、集団生活を過ごす中で感じる、“想像力の乏しさ”という苦手は・・・・少し周囲より際立っているように思います。
“想像力の乏しさ”により、自分がイメージできない事に次々と出くわす、新しい環境への緊張が、周囲の子よりもとても大きいです。
hidakaは、新しい環境を迎える時、緊張の高まりによって、視野が狭くなり、パフォーマンスやコミュニケーション能力が極端に低くなり、表情固く、ガチガチの状態になるちょっと気になる子どもです。
小学校への入学は・・・・“試練”に違いないのです。
新しい事というドキドキするものも、経験がないことでも、認知の広がりにより、多少想像できるようになってきてはいます。
幼稚園生活という、慣れた空間の中では、楽しめるようになってきておりました。
でも、小学校という未知の世界で、どれ程落ち着いて頑張り、“楽しめる”のかは、まだまだ周囲の子よりも遅れていると感じております。
子どもがのびのびと自分の能力を発揮し、新しい世界で頑張り、自信をつけ楽しんでいくには、少し優しめな環境設定が必要という事を心に響かせ、私はhidakaの就学の環境を整えるべく、入学前に準備を進めておりました。
(→発達障害グレーゾーンの子“合理的配慮”を受けることはできる!?“合理的配慮”を求める時に注意すべきこと4つ)
さて。
どんな新学期を迎えているのでしょうか?
hidakaは、とても落ち着いております。
私が求めたhidakaの“合理的配慮”は、小学校にとてもよく伝わっていて、1日入学や入学受付、クラス編成から担任の先生、席の並び順というように、様々なところで、「・・・・hidaka、配慮されているなぁ。」と感じるくらい、親として見ていて安心を得られるものでした。
多少の緊張はある様子でしたが、hidakaを1年生担当してくれるお兄ちゃんも優しく、クラスメイトも幼稚園時代から仲が良いお友達と一緒になり、席もとても近く、表情柔らかく、小学校にいきいきと目を輝かせ登校しております。
新しい環境を新鮮に感じ、のびのびと頑張り、楽しんでるようです。
新しいお友達はまだ難しいようですが、幼稚園時代からのお友達と行動を共にし、元気にニコニコと帰ってきます。
ホッと一安心している春でした。
さて。
ハードルはひとつ超えました。
定型の発達の子を持つお母さんのように、あとは子どもの世界が広がっていくことを楽しみに、見守っていきたいところですが、私たちは来るべき連休明けに向け、やってあげられることがあります。
どうしたって社会性的に不器用を抱える我が子です。
“楽しんでいる”ように見えてはおりますが、見えないところで苦手を抱え、定型の発達の子なら難なくできるものを、懸命に取り組んでいるのかもしれません。
疲労は着実に溜まっていっております。
そんな我が子に「何をしてあげられるかな・・・・?」と、思いを巡らせている4月です。
小学校に入学しました!発達障害グレーゾーンの子担任の先生に好対応してもらう為に心掛ける事7つ
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1.きちんと担任の先生に挨拶する
「小学校の先生は幼稚園のせんせいとは違うよ。同じ気持ちでいると、がっかりするかもしれないよ。」と、先にお兄ちゃんお姉ちゃんが就学しているママ友達に言われた事があります。
幼稚園のせんせいは、“生活”が主体で、なんとも子どもの事でよく相談に乗ってくれ、社会性的にも未熟な子どもたちを、丁寧に指導し、小学校へ向けての基本的な習慣や社会性を育てていってくれます。
「○○は、こういうところがあって、幼稚園生活ではどうですか?先生、気を付けてみて働き掛けてください。」というお願いが、本当に気軽に相談できて、幼稚園のせんせいは、その声に応えることこそが仕事のひとつなのです。
でも、“勉強”という部分の教育が入ってくる小学校の先生・・・・
同じように“生活”の部分でも、共に育てていってもらう事に大きく期待してもいいのでしょうか?
それは、“大きく期待する”という意味では、少し違うような気がします。
小学校の先生が教育する大きな役割は、時間割の構成でもあるように、どちらかというと“勉強”というものへの比重が高いような気がするのです。
“生活”の指導も大事な役割としてはあるとは思うのですが、それが“主体ではない”ということを感じる必要があるのではないかと感じております。
その事を踏まえ、我が子の“生活”の部分に目を掛けて欲しいというお願いをしているのです。
なので過度になりすぎないように、先生の仕事以上の要求をしている意識で、きちんと挨拶をする必要があると思います。
私は幼稚園の先生には、新学期の週の終りにhidakaの事について、丁寧にお手紙しておりましたが、小学校の先生には時間を取らせないように、また特別電話を掛けたりという心遣いは必要ないという主旨で、新学期を迎えた週の1番最後の日に、連絡帳を利用し、簡潔にメッセージしました。
入学時の配慮のお礼と、おかげさまでhidakaが落ち着いて新学期を迎えている事、1年間よろしくお願い致します。という1文を。
そうすると、新学期という多忙な時間の合間をぬって、先生も1文、新学期のhidakaの様子と、こちらこそよろしくお願いします。という連絡帳でのやり取りをしました。
それで十分な気がします。
次は個人懇談で、何を話すか考えていこうと考えております。
2.当たり前に思わない
1.でも書きましたが、小学校の先生というのは、本当に本当にとてもとても多忙で、子どもたちに教える事が山積みで、教育に限度はなく、丁寧に関わろうと思えばやる事が山積みで、子供たちが登校して下校するまで、休憩なんてなく、ずっと走りぱなしなんだと思います。
そんな中、ママ達の目というのは冷たく、出来ていない事を噂し、「あの先生は頼りない。」「あの先生はこうだった。」「あの先生は雑だ。」などと、評価しようとします。
子ども達に向き合い、一生懸命身を削るような思いで関わり、多くの時間を費やしてようやく、「あの先生、子どもに人気あるよね~。」「○○、あの先生好きって言っていたよ。」など、いい噂が出てきたりします。
教育業界というのは、世界が狭く、上下関係も厳しいというのも耳にした事があります。
子ども達の先生としての役割だけではなく、“○○先生”という学校での役割も、また重たく圧し掛かっているのだと思います。
そんな中、手の掛かる子、手を掛けて欲しい子を持つ、私たちグレーゾーンの子のママ。
決して当たり前のように思い、「担任の先生、ちゃんと対応してくれるかしら。○○の事、わかってくれてる?」というように、我が子に対応してもらえる事が、当然の権利。先生の仕事のうちというような考えは・・・・私はどうなのかな?と感じたりしております。
“当たり前ではない”のです。
先生の仕事のうちではあるけれども、どれだけ心を掛けるのかは、気持ち次第なのです。
でも、先生の志を高く持っていただき、我が子に好対応してもらいたいのです。
3.応援したい“母”になれているでしょうか?
私は人の心の動きにとても敏感です。
人間には“心”というものがあります。どんな人にも“思い”というものがあります。
そういう“感情”があるということ、担任の先生に我が子の事で好対応してもらいたいのであれば、絶対に忘れるべきではないのです。
応援したくなる人というのは、どのような人でしょうか?
私は“思いやりがある一生懸命な人”だと思っています。
深い思いやりと、一生懸命さを忘れていない人は、いつだって“応援”してもらえるのです。
4.仲間を大切に
このブログに文章を書いていて、hidakaという育てにくい子を魅力ある人に育てようと奮闘するなかで、私は日々感じている事があります。
それは、“一人では育てられない”という事。
hidakaは、たくさんの仲間の支えと、温かく見守る周囲の目というのが、どうしても必要なのです。
その“仲間”を作る為に、私たちもできることがあるのです。
ぜひ、クラスメイトの子のお名前を覚えてください。
名前を呼んで、「おはよう!」
道で見かけたら「おかえりなさい。」「いってらっしゃい!」
「元気だね。」「かっこいいね。」「可愛いね。」と、声を掛けてあげてください。
その自分の子供を応援してくれているママに、悪い印象を持つ人はいないでしょう。
過剰に仲良くなるというものではありません。
“仲間”のママとして、クラスメイトを応援するのです。
その気持ちが、我が子の仲間を作っていく過程の手助けになる事も、大いにあると思うのです。
5.安心・お任せしすぎない
以前の記事で、発達障害の傾向を持つ子の中でも、“受け身型”の子を持つ親は、集団生活の中で我が子への配慮をお願いしたい時、気を付けなければならないという話しを書きました。
決して、先生への働きかけをせず、私たちまで“受け身”になってしまってはいけないのです。
(→発達障害グレーゾーンの子 幼稚園の先生に好対応してもらう為の5つの方法)
発達障害の傾向を持つ子の中でも、“積極奇異型”と呼ばれる子は、集団の中でも目立った問題行動が多くなってしまう傾向があり、学校の先生も、クラスをまとめていく為に、積極的に働きかけるという姿があります。
ですが、反対に“受け身型”と呼ばれる子は、集団の中では目立って困難を感じさせることは少ない傾向があり、本人がただただ困っていたり、ストレスを感じていたり、学ぶ機会を逃したりいうことがあります。
たくさんの児童を抱える先生には、“いいように扱われてしまう”というのも、致し方ないことのように感じます。
ですが、私たちは苦手を感じている我が子に、“好対応”してもらいたいのです。
そして、小学校生活という大切な時期に、機会を与え、自信を与え、苦手を自分で対処できるようにしていき、自ら動き出し、自分の道を切り開いていき、自立していくことができるように、育てていって欲しいのです。
忘れないでください。
手が掛かる子なんです。
花を咲かせるには、目を掛け、水を与え、日を浴びせて、励まし、大切に育てていく必要があるのです。
一見集団に馴染み、なんとなく流れていけているように感じる時もあるかもしれません。
ですが、安心しすぎてはいけません。
多忙極まりない学校の先生に、“お任せっきり”というのも、非常に危険なのです。
6.家庭でできることをする
では、先生にお任せっきりにしないというのは、どのような事なのでしょうか?
いつもいつも先生に、「我が子をお願いします!目を掛けてください!」と訴える事なのでしょうか?
それもまた「違うよなー・・・」と感じております。
家庭でできる事を、丁寧にするのです。
学校生活というのは、いつか社会に出る為の準備期間でもあるのです。
学校生活の中で、自分で、自発的に、自然といろいろな習慣を身につけていくことができる子もいます。
ですが、それが難しいことがある。
何らかの我が子が持つ苦手としているところが、それを難しくすることもあるのです。
だから、発達障害グレーゾーンの子・発達に心配のある子・育てにくい子なのです。
その子の特性に合わせ、必要な時に必要な手助けや環境を整えてあげることにより、様々な事を“学習”する機会を逃すことなく過ごしていくことができるのです。
そのような丁寧な関わりが、3年後・5年後・10年後に大きく影響を与えていくのです。
7.家庭では無理をさせない
「小学生になったんだから、自分の事は自分でするんだよ!」という言葉、何だかよく耳にするような気がします。
学校の教育方針としても、“自分の事は自分で”というのをスローガンを掲げ、新学期が始まっております。
さて、“自分の事は自分で”
発達に心配を抱えている我が子にも、ぜひぜひ浸透させたいものです。
学校生活という社会の中で困らないようにと、私もついつい・・・・
「明日の準備はした?ハンカチとティッシュは入れたの?プリントは?」なんて、小学生のママのような事を言い、「早くしなさい!」と、急かしたい気持ちになります。
ですが、hidaka、学校生活で自ら動き、周囲を見渡し、頑張っているようです。
きっと、耳から入れる情報は、hidakaの中でイメージできないこともあり、ふわふわと形を失くし、掴みきれない事もあると思います。
でも、懸命に周囲を見渡し、「・・・・どうすればいいんだろう・・・・あぁ。こういうことか。自分でやってみよう!」と、頑張っているんだと思います。
そんなhidakaの頑張りを感じてあげたいのです。
なので、家庭ではもう少し慣れ、習慣としての形ができるまで、我が子の様子をよく見て、優しく丁寧に導いてあげたいところです。
「明日の準備、一緒にしようか?」
「着替えが終わったら、ハンカチとティッシュを準備しようね。」
「今日のプリント、ママにくださいな。」
というように、家でも神経を張り、ママに怒られないようにと気を張ることなく、ゆったりのんびりと。でも、習慣にしていけるように。
そして、何かを“やらせる”というのに一生懸命になるのではなく、我が子の気の向くままに、少し合わせながら、導いてあげられると、明日の活力になり、また学校で“頑張れる子”になっていくのではないか?と感じております。
まとめ
学校で特別な配慮を普通学級で求める子は、小さな配慮も含めると、30~35人のクラスの中で5~6人くらいでしょうか。
hidakaもその中のひとりです。
学校の先生もひとりの人間です。
そこには心があります。思いがあります。感情があるのです。教育に関する信念を持っている方も多いでしょう。
ひとりの人が、多くの時間を子ども達と過ごし、“教育”していくことになります。
子ども達の親が、その事を理解し、先生を“応援”していくという雰囲気が、どれだけ先生の活力になるか、計りしれないと思っています。
そのような雰囲気を少しでも作っていくことができれば、先生は高い志を持って、子ども達と接していくことができるに違いないのです。
それが、遠からず我が子に好対応してもらえる一番の近道なのではないか?と感じております。
お読みいただきありがとうございました。
学校の先生に関しては、様々な先生もいるので、一概には応援しがたい先生もいるかもしれません。
ですが、信じられる先生、います。
そのような先生の存在に期待したいです。
ご参考に。
新学期を迎えたhidaka。
毎日、こくご・さんすうの授業を楽しみにしているようです。
凸の発達への働きかけ、忘れておりません。
hidakaは、スマイルゼミでタブレット学習しております。
計算問題が大好きで、最近は割り算や2ケタ同士の掛け算を筆算でものすごい速さで解いております。
・・・・凸の発達が、彼の自信に繋がっていきますように。
(→スマイルゼミ入会しました!発達障害グレーゾーンの子の“タブレット学習”を考える)
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