どうしても越えられない“2人目の壁”療育に通うという選択が家族に与える避けられない影響

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ご訪問いただきありがとうございます。

皆さんは家族構成をどのように考えていますか?

日本人の夫婦の理想の子どもの数は2人のようです。今年キャンプデビューしたhidaka。他のキャンプサイトでは兄弟でじゃれあう微笑ましい姿がみられました。

ピアノ教室に行っても夏休み中、兄弟も一緒に連れて参加する子どもたちがいっぱいいました。

hidakaのお友達もお兄ちゃん、お姉ちゃん、弟に妹。兄弟げんかをしながら逞しく育っている姿をみると心がゆれます。

私たちもhidakaが5歳。私も今年で33歳。hidakaの発達がぐっと進み定型の発達の波に乗った今、私たちの家族の理想もやはり4人家族なんです。

でも主人はもとより私の気持ちはどうしても前へ進むことができないのです。

 

どうしても越えられない“2人目の壁”療育に通うという選択が家族に与える避けられない影響

 

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“2人目の壁”とは?

子どもがいない人の38.5%の人が「1人目の出産にためらいを感じる」と回答する一方で、子どもを1人持つ人に「2人目の出産」について質問すると、64.8%の人が「ためらいを感じる」と回答。1人目の出産のためらいと、2人目の出産のためらいに大きな差があること。

 

“2人目の壁”を感じる理由

85.1%の人が「経済的」な理由と答え、次点は52.1%の人が回答した「年齢的なきっかけ」でした。

 

私たち夫婦も“2人目の壁”を感じる原因は例外なく「経済的」な理由です。

私は器用な人ではありません。とてもじゃないけれど、hidakaを今までと変わらず育てながら仕事をこなすことは難しいでしょう。夫も私たちを養うために毎日朝早く、夜遅くまでお休みも少なく仕事をがんばってくれています。

hidakaにも私たちが出来るだけの環境を与えてあげたいと思っているのです。

気楽な気持ちで足りない学費を奨学金で補えばいいとも思えられません。

hidakaが社会で働くようになったときにどういう賃金体制になっているのか想像できないからです。国の税金制度もどうなっているのかわかりません。

奨学金の支払いがhidakaの作る家庭にどんな影響があるかわかりません。

 

育てにくい子であるということにこれからも変わりはないでしょう。必要な時に必要な関わりを持ってあげないと取り返しのつかない事になる可能性だってあります。

今だってそんなに余裕がある訳ではないのにこれ以上の経済的にも時間的にも気持ち的にも余裕がなく育てる自信がないんです。

 

それに加え、私たち夫婦の子どもは育てにくい子が産まれる可能性を否定できません。

もう一度hidakaと同じように育てる事ができるのか、hidaka以上に手がかかる場合にも一点の曇りもなくその子を愛しすべてを受け入れていくことができるかどうか。

自信がないんです。

楽しい未来よりもこうだったらどうしよう。私はしっかり母親として頑張れるだろうか。

今はその想いが弱く、赤ちゃんを迎える資格がないように感じるのです。

 

私はhidakaと一緒で慎重に物事を決めるタイプです。

これはもしかすると一生“二人目の壁”は超えられないかもしれません。

でも寂しい気持ちは完全には消えませんが、3人家族を充実させていけばいいのかと思ったりもしております。

 

先日の新版K式発達検査を受けた時に心理の先生に運動の療育を勧められた時、とても憤りを感じたんです。

私の中でhidakaが療育に通うということはそんなに軽いことではなかったんです。

いろいろな考えの方がいると思います。

後で後悔するくらいなら今療育に通い大丈夫になればそれはそれでいいじゃないかという考えもわかります。

でもやはり療育に通うということ、そんなに軽い事ではないんです。

 

これは今後変わっていくことなのかもしれません。療育はもっと気軽に利用するものになっていくのかもしれません。療育の施設に顔を出すと本当に多くの子どもたちが利用している事を感じます。もうそういう変化が起きてきているのかもしれません。

インターネットでは気になるのなら専門の機関へ相談を。そして療育を受けましょう!と推進しているものが多く、困り迷い戸惑っているならばそうすることが一番と思います。

でも特に発達障害までいかないけれども発達に心配が一部あったり、発達に凸凹があり心配な面があり療育に通わせるか迷ってしまっているという状況の方には、何でもなければやめればいいというものではなく、その選択で変わるものもあるということを知って選択してほしいと思うのです。

いい方向へ変わるものもあります。でも何も変わらないというものとは私は少し違うのではないかなと思ったりしております。

療育に通い始める時は「この子にいいものだったら習い事のようにやってみよう!」と思ったのを覚えております。でも実際通うと習い事とは気持ちの問題で違います。

療育は発達を伸ばすのにはとてもいいものです。孤独な子育てに光が入ることに間違いはありません。

でも同時にhidakaは療育に通う事になり私の中で発達障害グレーゾーンになりました。そしてそのグレーゾーンになったことにより2人目も同じようにグレーゾーンになることを否定できなくなってしまったのです。軽い気持ちで通う事にした療育。でも気持ちの上で変化は起こってしまったのです。

こんな風に感じてしまったお母さんもいるということを情報のひとつとして知っていてもいいのではないかと思ったりしました。

 

療育がもっと気楽に利用できるものに今後なっていってくれるといいと思っております。

発達の遅れを早期に取り戻し、避けられるならばつまづきを少なくし、自分に自信を持ち人生を豊かに楽しく過ごしていくことができる子どもが一人でも多くなっていってくれる事を願っております。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

 

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