ちょっと待って!その問題行動は何が目的?発達障害グレーゾーンの子問題行動を起こすときのその子の目的4つ

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ご訪問いただきありがとうございます!暑い日が続いていますね。hidakaも幼稚園で水遊びや園庭遊びでこんがりと小麦色の肌に焼けてきました。

もうすぐ夏休みも近づいてきましたし、今年も海にキャンプ、花火にプール、盆踊りと夏を思いっきり楽しみたいです♪

夏休み、今年はラジオ体操もチャレンジしたいなぁと企んでおります。あ!ラジオ体操を動画で予習しておいたほうがスムーズに参加できそうでいいかなぁー。。。

夏バテしないように私もがんばらなくては。

 

ちょっと待って!その問題行動は何が目的?発達障害グレーゾーンの子問題行動を起こすときのその子の目的4つ

 

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問題行動とは?

社会的に不適切な行動のこと。奇声を発したり、かんしゃくを起こしたり、物を乱暴に扱ったり、人を叩いたり、席に着く場面でひとり立ちあがり歩き回ったり、やるべきことをしないなど。

子どもの問題行動の目的

1.要求

何か欲しいものがあったときや食べたいものがあったとき、遊びたいもので遊べなかったり、思ったように事が進まなかったり、おもちゃのブロックが上手くはまらないとか、言葉が上手く伝わらなかったりしたときに、泣きわめいたり、物を投げたりして要求を通そうとしているときに出る問題行動。

2.拒否・逃避

やりたくない事をやりなさいと言われた時、落ち着かなくなる状況から逃げたいときに出る問題行動。

3.注目を集めたい

親や周囲から注目されたくてわざと求められていない事を行ってしまう問題行動。

4.感覚の刺激が欲しい

ただ単純に感覚の刺激が欲しくて不適切なことをやってしまっている問題行動。

目的に合わせた対処法をしないと・・・

子どもの問題行動の元になっているその子の目的に気付き対処してあげないと、その問題行動を何度も何度も繰り返すということが起こってしまいます。

1.要求の場合はその要求を叶えてあげれば問題行動はおさまります。でもいつも問題行動があり叶えてあげるということをしていると要求があるたびに問題行動を繰り返すようになります。

同じように2.拒否・逃避の場合もやりたくないことや嫌なことから解放すれば問題行動はおさまります。でもまたやりたくないこと嫌なことがあるたびに問題行動を繰り返すでしょう。

3.注目を集めたい場合も注意が必要です。その問題行動を注意することで子どもが注目されていると欲求が満たされ問題行動を繰り返すことになってしまうことがあります。

4.感覚の刺激が欲しい場合も注意して辞めさせたところで、感覚の刺激の欲求が満足することはなく、別な問題行動へ発展してしまう事もあります。

目的に合わせた対処方法

1.要求の場合

要求が通らない原因はふたつ考えられます。①うまく伝わらない②叶えてあげられない要求

①言葉の発達が遅れている場合要求を上手く伝えられずかんしゃくなどの問題行動で要求を通そうとすることがあります。自分の気持ちを言葉で表現できるようになり、自分の気持ちに折り合いをつけられるようになってくると問題行動は落ち着いてくる傾向にあるようです。まずは自分の気持ちを伝える言葉を教えてあげてください。「ちょうだい」「取って」というように適切な言葉を教え、かんしゃくや問題行動で気持ちを伝えることから卒業できるように導いていきます。

②叶えてあげられない要求には事前に叶えてあげられる約束をするか代わりの提案をするのが効果的です。スーパーでおやつがいくつも欲しいとひっくり返って要求してしまうという問題行動には事前におやつはひとつまでならいいよと約束するや、誰かが遊んでいるおもちゃが欲しいと奪おうとしているときには代わりのおもちゃに誘導するなどできるだけ気持ちを無理のないように満たす方法を教えてあげる必要があると思います。

要求は成長とともに折り合いをつけたり我慢することができるようになったり自制していくことができるようになってくるものです。まだまだ成長の過程の部分で本人も葛藤しております。要求の折り合いの付け方や自分をコントロールする方法を教えてあげようという気持ちで接してあげるとどんどんエスカレートしていくということにはならないのではないかと思います。

hidakaも言葉の遅れが目立ち、自分の要求を言葉で伝えられなかった頃、自分の行きたい道で進むことが出来なかったとき、三輪車に乗っていたのですが足をつっぱり泣きわめき要求していた頃がありました。それが言葉の発達が進み、自分の気持ちを言葉で表現することができるようになると「ひだか○○したかったのにな。」と言葉で伝えて要求を分かってもらおうとしたり、「○○したかったな・・・」と言ってくれる事によって「○○は○○でできないけれど、○○ならいいよ。」というように通らない要求があったときも、代わりの案で気持ちを満たしたりすることができるようになり、お互い過ごしやすくなり問題行動と呼べるものはおさまっていきました。

2.拒否・逃避の場合

やりたくないこと、嫌だと思っている事をさせるときは大人と一緒でごほうびが有効です。やるべきことや嫌だと思っていることが終わった後に、無理のないごほうびを提示します。ごほうびはやるべきことや嫌なことの度合いで設定するとモチベーションが上がっていいかもしれませんね。毎日続くようなことであれば簡単に好きなおやつをその後にするというようにしたり、シールを毎日集めて月終りにごほうびという風にわかりやすく表にするなど工夫していくと負担にならないと思います。

hidakaも給食を一口も食べないという問題行動のときには、小さなごほうびから色々交渉してみましたが結局年中という節目と妖怪ウォッチのおもちゃでチャレンジしてみようと心に響いたようです。私もやりたくないことを頑張った後には大好きなビールで自分を癒したりしていました。子どもにもごほうびは大切です。

もうひとつ有効なのは選択着を示して、自分で選ばせることです。hidakaもよくこの方法でやるべきことに誘導することに成功しております。特に時間が大好きなhidakaは例えばおかたづけを「いやだー」と言ってしてくれない問題行動のときには「じゃあ○時からする?○時○分にする?」と聞いたりすると「○時になったらいいよ。」とスムーズに動くことがあります。自分の意見が通り、自分のタイミングでできると気持ちが違うようです。

3.注目を集めたいの場合

注目して欲しいときにワザと求められていない事をするという問題行動もありますよね。すぐに「やめなさい!○○しなさい!」と注意してしまいそうになりますが、注目して欲しいという気持ちのときはキャッキャ喜んでエスカレートするときがあります。そんな時はひとまず問題行動は無視するのが一番。危険がなければ放っておきます。しばらくすると自分が注目されていないことに気がつき、問題行動をひとまず辞める流れになると思います。そのときすかさず誉めます。そしてこまめに求められている行動が定着するまで誉め続けます。求められている行動を持続していくことができるようになっていくと思います。

注目を集めたいという部分に「寂しい」や「悔しい」という気持ちがあるときには注意が必要です。無視してしまうと疎外感を感じてしまう事があるので、問題行動に対しては注意をせず、「寂しかったんだもんね。」や「悔しかったね。」と気持ちを代弁し共感してあげ落ち着くまで見守ってあげるという対処が必要になります。

hidakaはよく大きな道路に向かって走るということを私に追いかけてほしくてしていた時期がありました。でも追いかけて注意してもキャッキャと喜んでどんどんエスカレートしていきました。これは身の危険があったので無視できなく長い間遊びのようにつきあっていましたが、注目を集めたくてしてしまう問題行動もあるんですよね。

4.感覚の刺激が欲しい場合

テレビの画面を手で叩くや物を投げるというように、何か感覚の刺激が欲しくてやっている問題行動もあります。そんなときには代替の行動を提案して適切な行動に導くようにすると刺激が満たされ、別の問題行動に発展することを防ぐことができると思います。

hidakaはストーブにやけどをしないように柵をしているのですが、その柵をゆすって遊ぶという問題行動がありました。つかまり立ちができるようになり、物を動かすという刺激が欲しかったんだと思います。なので、つかまり立ちをして動かすことができるカートのような形になっているおもちゃ入れを与えるとそのおもちゃ入れを動かし満たされたのか、ストーブの柵に触ることがなくなりました。問題行動を「やめなさい!」と辞めさせるだけに気を取られるのではなく、何がしたいのかと気にしてあげるとその感覚の刺激を楽しみ成長を促していくこともできるのではないかと思います。

 

まとめ

問題行動は何か目的があって最初は始まるのではないかと思います。その初めの時に上手く対処してもらうかしてもらえないかによってその後のその子の生活は変わってきてしまいます。どんどんエスカレートしてしまいその上適切な対処をしてもらえないと、最悪問題行動が定着してしまい、もう本来の目的が見えなくなってしまうこともあると思います。

初めが肝心です。

問題行動はよく親の責任と言われることがありますが、子どもは本来親に愛されたいもの。いい子であろうと思っているものなのです。問題行動の目的には親に理解してほしい思いがあるんです。その思いに気付いてあげることができず、注意や自己を否定するような小言を繰り返していると「わかってくれない・・・」という思いから反発していくということもあるでしょう。

問題行動が多発しているときには本当にいい親子関係が築けているかもう一度考えなおしていただければと思ったりしております。

発達障害グレーゾーンの子発達に心配のある子を育てるのは並々ならぬ忍耐が必要になることもあります。その問題行動を目の当たりにして「どうして!」「何度も同じ事言わせないで!!」と冷静さを失いそうになることもあると思います。でもその子にも目的があるのです。その目的を冷静に判断して、正しい方へ導いていくことが私たちに求められている事なんですよね。

日々私たちも母として成長です。

 

お読みいただきありがとうございます。

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