「また散らかして!かたづけなさい!」想像力の乏しい子にしているのはあなたかもしれません ”遊びの質”を高める10の方法

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朝から晩までいつも片付けをしているように感じるのは私だけでしょうか?

hidakaが幼稚園から帰ってくると瞬く間に部屋が散らかっていきます。

幼稚園のカバンの中をチェックし洗いものを手洗いしたり、お弁当箱を洗ったりしているとさっき綺麗に片づけた部屋はどこへやら。プリント類をチェックしようとリビングに戻ると「はぁー」とため息つきたくなります。

ブロックとつみきを出してきて部屋の至る所に信号を作り、紙で一生懸命押しボタンを作りセロハンテープではりはり。それが満足したものになると、紙を切ったりちぎったりして何やら歌の歌詞や、物の値段を「テレビ450円」というように色んなものに貼りつけたり、至る所の壁にぺたぺた貼ったりします。紙の切れ端のようなものがはらはらと床に落ちていたりもします。

またまた満足したものになると、ゆっくり読書タイムです。

図書館で借りてきた本をあっちで読んだりこっちで読んだり、あれもこれもどんどん本棚から出して読んでは重ねて読んでは重ねて・・・置きっぱなしのぱっぱらぱなしです。

そうしていくうちに「おなかすいたー」となり、「パンケーキがいい!」「ドーナツたべたい!」「たまごやきやく!」冷蔵庫をがさがさ。

よいしょとジュースの入った紙パックを出し「じぶんでやるの!!」とフルフルふるえながらコップにそそぐ。。。手をふくタオルを持っていったと思ったら「こぼしたー」と真っ白のタオルでグレープジュースをふくという・・・「自分でできたねーえらいねー」とは言うものの・・・内心「はぁー」とため息。

子育て中のお母さんなら日常でしょうか。

「もう~ひだか片付けてよ!」と怒りたくなる事もしばしばあります。

でも想像力が弱く、見立て遊びが苦手だったhidaka。ちょっと関わり方気をつけているのです。

 

「また散らかして!かたづけなさい!」想像力の乏しい子にしているのはあなたかもしれません 遊びの質を高める10の方法

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1.遊びを完成させる

子どもと言うのは遊びの天才なのです。自由にさせておいて遊ばない子どもはいないでしょう。衣食住に満たされ何も遊びを妨げる事がなければどの子も遊び始めます。赤ちゃんの遊びとはどのようなものでしょう?口におもちゃを入れたり物をとにかく触って確かめる事が遊びだったりします。

では幼児期になるとどうでしょうか?遊びはどんどん意味のあるものへと変わっていく事と思います。そしてその子の始めた遊びの中には必ずその子の完成形があるのです。

その満足している状態、身体や頭を自分の限界まで使いつき進めたところまできているかというのが“遊びの質”を高めるのにとても重要です。

完成すると「ママみてー」とその達成感を共感したいという思いも生まれるでしょう。それが遊びは楽しい”という感覚に繋がり遊びの水準がどんどん高まっていくいい循環です。

でも親の都合で遊びが完成までいっていないのに「こんなに散らかして!片付けなさい!」と途中で辞めさせてしまうということが続くと、子どもは遊びの中で達成感を感じる瞬間が少なくなり遊びを広げる事を辞めてしまうかもしれません。こじんまりとストーリーのない、すぐ中断してもざんねんな気持ちにならない遊びを繰り返しする傾向になっていくかもしれません。

2.おもちゃを与え過ぎない

子ども部屋におもちゃがいっぱいの家庭もあります。さまざまな家庭環境でおもちゃに恵まれているのはとてもいいことです。でも“遊びの質”を高めるという視点から見ると過剰なおもちゃの量は遊び方が広がらないという傾向を生みだしてしまうかもしれません。

おもちゃというのは本来は遊びの道具なんです。いろいろな遊びの中でいろんな使い方をしていって構わないものだと思っております。でもおもちゃがたくさんあるという状況は代用するということが必要なくなる事がよくあるんです。

「このおもちゃではこの遊び。」「この遊びが終わったら次のおもちゃ」というように、遊びのストーリーがおもちゃに依存され自分で想像したり、発展したりする必要がないのです。そしてすぐに飽きてしまう。飽きて遊ばなくなってしまうからまた次のおもちゃ。というように悪い循環でおもちゃが増えているようなら注意が必要です。

3.こういう風にしたいを一緒に実現させる・手助けをする

おもちゃの遊び方を広げてあげるのに大人の力が必要な子もいます。誘導しすぎるのは気をつけたいですが、その子の遊びをよく観察し、少しずつ「こうしてみては?」と遊びが広がるように提案してあげると、「こうしたい」「あぁしたい」が湧いてくるようになり、想像力豊かな遊びを展開することができるようになってきます。

4.想像力をたっぷり使う機会をサポートする

想像力をたっぷり使う機会と言うのは刺激がある状況で起こるのではないでしょうか?非日常の場所に連れていったり、いつもの道や場所でも違う視点があることに気がつかせたり。雨の日など普段は外に出ないときに外にでてみるのもいいと思います。そういう手間を楽しんでできるといいと思います。

5.自然とふれ合わせる

自然の力は偉大です。子どもと関わる事に疲れてきたらどんどん自然の中に連れていきましょう。自然が心を癒し、人や物が関わるだけでは足りない部分を育ててくれます。大人も自然の中に身をおくとヒーリングのような効果がありますよね。子どもだってそうなんです。自然の中では遊びにルールはありません。その環境が想像力を刺激してくれます。

6.集団の関わりを大切にする

保育園に通っている子ならば朝から夕方まで常に集団生活で集団の関わりと言う意味では充分と言えるのではないでしょうか。でも幼稚園に通わせている場合は送りから迎えまでの時間で集団の関わりが充分とは言えないのではないかと思ったりしております。幼稚園によっても違うとは思いますが、幼稚園というのは教育の場とされています。設定された遊びや関わりが多く自由遊びはほんの数時間のところが一般的です。その中で遊びを広げたりすることは難しいと思います。

できることならば積極的に幼稚園が終わった後に公園遊びを少し入れたり、幼稚園がお休みの時にお友達みんなで集まって遊んだりする交友関係を広げてあげたいものです。

お友達との関わりの中でけんかになってもいいんです。まだまだ親が入って解決する必要もあるかもしれませんが、その経験が交渉力や協調性を作る機会になると思います。この交渉力や協調性も遊びを楽しむには必要不可欠です。

7.アナログの遊びである事

テレビゲームや携帯ゲームのようなデジタルの遊びに子どもたちは熱中します。でもデジタルの遊びは遊び方が縛られているものが多いのではないでしょうか。そのゲームのルールをこなして遊ぶというのがデジタルのゲームの面白さなのかもしれません。アナログの遊びは自由です。自分で無限大に広げる事ができるのです。そういう遊びを数多く経験しないと、“遊びの質”を高める能力はついていかないんです。

8.遊びで疲れて夜を迎える

いっぱい遊んで夜寝る時には精神的に満たされ満足している状態で眠るのが理想的です。気持ちが遊びで疲れている状態まで子どもは遊ぶというのが一番健康的なのではないでしょうか?それくらい遊んでいいんです。日々のやらなければいけないことで疲れてしまうというのは大人になってからでいいのではないでしょうか。私たちも昔は遊びでいっぱい疲れて寝ておりました。いっぱい遊んで疲れて眠って回復してまた朝を迎えいっぱい遊ぶんです。遊ぶというのが子どもの仕事なんです。

9.規制しすぎない

何でもかんでも「危険だから。迷惑だから。」と規制しすぎているお母さんを目にしたりします。子どもは段差があったらのぼったりしますよね。公園のコンクリートでできた柵に上ってブロックとブロックの間の鉄柱を綱渡りのように渡ったりしようとしたりします。足を踏み外したらケガをするかもしれません。まだ上手にできないことが容易に想像できるかもしれません。でもいいんです。ケガをしないように手をとってあげればいいんです。やりたい遊びをどうしたら危険なくできるかを考えてあげサポートしてあげるんです。上手じゃなくてもいいんです。やってみて違う遊びに発展するかもしれません。自分の今の能力を知るきっかけになるかもしれません。身体の使い方を普段とは違う動きでマスターできるかもしれません。

道端に生えている雑草のお花。人さまのお家のお花はさすがにダメですが、摘んでもいいんです。「かわいそうだから摘まないで」なんてそんな遊びの芽を摘むような事言わなくていいんです。そこから遊びが広がるんです。ただでさえそんな環境が昔よりも少ないんです。親の目線であれこれ規制し過ぎるのは気をつけたいです。

同じように「これをすると大変だから。面倒だから。」と常に子どもの行動を予測して、面倒ではない方に誘導しているお母さんもみかけたりします。用事があったり余裕がないときはしょうがないと思うんです。でも出来る限りつきあってあげるという日もあってもいいのではないでしょうか?お母さんの日常はすでに面倒なことでいっぱいです。自分の思っているように事が進まないことがどんなにストレスかよくわかっております。でもだからこそ意識しないとできないんです。

10.幼稚園のタイプに合わせて家庭の遊びを考える

幼稚園は様々なタイプがあります。遊び中心の幼稚園。集団行動や礼儀を重視した幼稚園。お勉強系と呼ばれる幼稚園もあります。それぞれの幼稚園で得意としている事があるんです。幼稚園でやっていることの不足を家庭で補うという形が“遊びの質”という部分を考えても必要なのではないかなと思ったりしております。

hidakaの通う幼稚園は遊びもありますが、集団行動や礼儀を得意としている幼稚園です。文字や数字、英語などにも力を入れているのでどちらかというとお勉強系でしょうか。幼稚園で不足しているのは自由に遊ぶという時間なのではないかなと思っております。

家に帰ってきてまで、片付けで疲れさせる事に少し疑問を感じております。

最低限最後は一緒にかたづけるというのを習慣化させようとは思っておりますが、おもちゃを一つ出したら片づける。次の遊びにいくときには片づけないとダメだよ!とするには少し自由度が低く、片付けで疲れてしまって遊びが広がらないのではないかと思うのです。

幼稚園では進んで片付けをしているようです。先生のお手伝いも大好きで外では張り切って頑張っているんです。家庭に帰ってきた時くらい少し自由に散らかしたり、お母さんと一緒に片づけるというのでいいのではないかと思ったりしております。

 

まとめ

必要以上にこちらが思っているような行動をさせることでどのくらい想像力を乏しくしてしまうのかという事を気にしたことがありますか?大いに自由に気の向くままに遊んでもいい時間があってもいいのではないでしょうか?

ブロックを出して街を作って、車を走らせてお店屋さんを作って、店員さんはこの人形。お店屋さんはママにきてもらおう。おもちゃのお金に、商品はおもちゃのパンとジュース。「いらっしゃいませ!いらっしゃいませ!」

あぁレジも必要だった。魚屋さんもやろう。このお店は釣りができるんだよ。「ママー一緒に釣りしよう!」お魚さんいっぱいとれたね。魚どうしようか?食べようか?

あーピクニックいいね。レジャーシートレジャーシート!ひいたよ。おいで。ピクニックしよう。

まってハンバーガー買ってくるね。ジュースもね。

あーいっぱい食べたね。

そうだ!電車も走らせよう!プラレールプラレール♪

「プラレールにこの人形乗せて見たら?」

「うん!」

「ブロックで公園も作ってみようよ!」

「いいねいいね」

遊びは想像力を豊かにし、想像力は豊かに生きていくのに必要なんです。

遊びはすべてにつながっていくんです。

遊びの質”を高める事。いろいろな部分の発達にもいい影響があります。

 

発達に心配のある子だけではなくすべての子どもがのびのび遊び、豊かな想像力を育てこれからの世界を盛り上げていってくれればいいなぁと願っております。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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