発達障害グレーゾーンの子の個人懇談 本当の目的は?“お願い”ばかりを並べる前に気がつくべきこと

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ご訪問いただきありがとうございます。

 

GWも過ぎ、元気に学校へ向かうhidaka。

窓からその姿を見送る私へ、何度も振り返り満面の笑顔で手を振ってきます。

頼もしい後ろ姿が見えなくなるまで、見守っている春です。

 

GWは北海道は天候に恵まれず、なかなかの寒さでした。

皆さんはいかがお過ごしでしたか?

私たちは、温かく着こんで公園でサイクリングしたり、今がまさに満開の桜を眺めたり、雨の中遊び場を求めてたくさんの子ども達が押し寄せたプールで泳いでみたりと・・・・!

30代後半を迎えつつある私たち夫婦には、なかなか過酷なアクティブ活動をしておりました。

なんせ、小学生になったhidakaは元気いっぱいなのです。

兄弟がいないhidakaの遊び相手は、体力に自信をなくしつつある私たちです。

20代の体力を取り戻したいです・・・・!

 

 

さて。先月4月の末には参観日と個人懇談がありました。

個人懇談。

いったい発達障害グレーゾーンの子を抱える親として、この10分という短い時間で、何を話せば良いのでしょうか?

深く悩みました。

個人懇談の本当の目的。

考えてみたいと思います。

 

発達障害グレーゾーンの子の個人懇談 本当の目的は?“お願い”ばかりを並べる前に気がつくべきこと

 

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発達障害グレーゾーンの子の個人懇談

個人懇談では、家庭での様子や心配事を担任の先生が把握し、学校での教育や指導の参考にするという話しを聞いておりました。

発達障害グレーゾーンの子を持つ私も、例外なく、この先生とのファーストコンタクトに特別な意味を感じ、事前に何を話すべきなのか、考えておこうと思っておりました。

○hidakaの心配な事

コミュニケーションの苦手について。自分の気持ちを伝えたり、意思表示したりが苦手。その対人面での不器用さが交友関係でどう影響していくか心配している。

○先生にお願いしたい事

苦手な事があるせいか、メンタル面での弱さがあることを知っておいて欲しい。自己肯定感を高められるような指導をしていって欲しい。

漠然とした不安を、箇条書きにしていき、学校の先生に何をお願いしたいのか、遠慮なくまとめると・・・・

この2つの事を、今回の個人懇談でお話しできたらいいなぁと、考え始めておりました。

・・・・・

ふと、前日の夜に、明日に控えた個人懇談の事で思いを巡らせていると、

安心を手に入れたいと、自分の視点でいっぱいだった目線から、学校の先生は何を思い、私と対面するのかという事に思いが及びました。

そして、気がついたんです。

個人懇談の本当の目的を。

学校の先生は、集団の中で子どもを鍛え、学習・規律・お友達関係の指導をしていきたいと思っているのです。

その為の情報収集はもちろんですが、保護者との連携を体制をつくるために、今回の個人懇談があるのです。

決して、我が子への対応を教えたり、理解を促し配慮してもらう為の“お願い”をしに行く事が、個人懇談の目的ではないのです。

確かに、発達障害グレーゾーンの子というのは、定型の発達の子ならば何でもない事を、頑張って努力して何とかしているという部分もあるでしょう。

それが、ストレス過多な状況を生み出し、2次障害へ繋がっていってしまうという事を、何度も何度も心に響かせております。

ですが、そのことを怖れすぎて、無理を掛けないように、配慮を受けられるように、失敗しないように先回りしてアドバイスして動き過ぎてしまう事、あるのかもしれないなぁと思ったりするのです。

でもそれではダメなんです。

“自分で考えない子”にしてしまう危険だって、隣合わせなんです。

その子それぞれで違うかもしれません。

多くの理解を促し、特別な配慮が必要な子も、もちろんいます。

でも、先生の教育、学校の先生しかできない関わりというのが必要な子もいるんです。

なので、hidakaの苦手について伝える事、私が親として心配している事というのは、共通理解として認識し合う必要はあるのですが、hidakaへの対応としての“お願い”というのは、違うかなと思い直しました。

発達障害グレーゾーンの子の個人懇談の本当の目的は、子どもの成長を共に支えるパートナーとして、同志としての作戦会議です。

担任の先生と協力体制を築こうという意志で臨む必要があるのです。

 

 

まとめ

小学校の先生。実は入学前、私はかなり警戒しておりました。

それは、発達障害グレーゾーンの子を育てる中で耳にする、発達障害の子や発達障害グレーゾーンの子を持つ親が就学後直面した、学校や先生へ抱いた大きな不信感の話し。

様々な背景があり、生まれてしまった不信感である事、みんながみんなそうである訳ではないこと、わかってはおります。

でも、そんな困難に直面する事もあるかもしれない。

発達障害という認識が広まってきたからこそ、起こりうる思い違いのようなものがあるのではないか?と思うのです。

あらゆるトラブルから身を守りたいと本能的に感じている私は、もちろんそのような心配に考えが及ばないはずもありません。

hidakaの事を学校へ伝える事。

躊躇しておりました。

担任の先生の雰囲気がわかってからでも遅くはないかもしれないと、周囲の子と変わらず、入学しようとも考えました。

でも、やっぱり違うなと思ったんです。

 

担任の先生と信頼関係を築きたいのです。

 

その為には、まずはこちらが担任の先生の事を信じる必要があるのです。

先生の教師としての信念を信じるべきなのです。

 

個人懇談でのファーストコンタクト。

「hidakaはhidakaらしくで見守って欲しい。気を付けて見て欲しい。こうして欲しい。こうあって欲しい。」

と、hidakaを守りたいと思い、好対応していただこうと色々と“お願い”しようと考えておりました・・・・

でも、違うんです。

 

担任の先生と信頼関係を築いていきたいのです。

共に我が子を育てる同志になっていただきたいのです。

 

hidakaは“育てにくい子”です。

何度も何度も言いますが、“ひとりでは育てられない”のです。

 

様々な方向からの、温かい見守りと、たくさんの関わりが必要です。

その環境を作っていくことが、私がhidakaにしてあげられる事なんです。

 

その事に気がつくことにより、個人懇談という短い時間でできることは変わってきます。

hidakaの担任の先生は、一通りの私のhidakaに対して学校生活で心配している事を聞き、言いました。

「お母さん、安心してください。全然大丈夫。
hidakaくん、学校で頑張ってます。もっと大らかに見守ってあげて。
学校は失敗する場所。
失敗しながら、私たち教師がその子それぞれに合わせ導き見守り、自分で考えて成功へ結び付けていくところまでサポートしていきます。
自分で考えられる子にしていってあげたいんです。それが絶大な自信になる。」

と。

hidakaの担任の先生。頼りがいのある様子で、私に諭しました。

学校の先生なんです。

学校でしかできない関わりがあるんです。

hidakaの担任の先生しかできないhidakaへの関わりがあるんです。

先生が家庭にお願いしたいことは、“安心して送り出して欲しい”。

“私の教育を応援して欲しい”という事なんだと思いました。

「よろしくお願いします・・・・!!」

 

もちろんそれでhidakaが辛そうにしていたら、意見する日もくるのかもしれません。

私はhidakaの担任の先生と、hidakaを育てる同志になりたいです。

なので、母親の勘ですが、先生、信じられました。

hidakaをお任せできると感じたのです。

 

まずは学校でのhidakaのことは、安心してお任せすることにしました。

そして、学校で頑張るhidakaの内面を支え、毎日元気にして学校へ送り出せるように意識していきたいです。

そして、子ども達の未来を造っている“先生”を応援していきます!

 

その時々でhidakaの母として私ができる事は変わっていきます。

hidakaに合わせて。

hidakaを取り巻く環境に合わせて。

たくさんの愛に包まれて、伸び伸びと自分らしく、自分の未来を築いていける人になりますように・・・・。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

学校での事を先生にお任せした分、“家庭でできる事”考えております。

hidakaの学校は、“家庭学習”に力を入れております。

宿題はもちろんですが、毎日の学習習慣というのが、子どもの未来を造っていくために重要という話も、学校説明会でありました。

hidakaは、家庭学習の教材として、スマイルゼミのタブレット学習を利用しております。

1学年上の内容を受講しておりますが、まだ余裕がある様子なので、英語学習に力を入れようかと考え、今月から英語プレミアム講座を追加しました。

・・・・hidaka!とても発音がいいです!

ネイティブの発音で練習を重ねている成果なのか、英語ペラペラの私のお友達に、「hidakaくん、英語どこで習ってるの?」と聞かれました。

スマイルゼミの英語教材の評価の高さ、うなずけます。

(→スマイルゼミ入会しました!発達障害グレーゾーンの子の“タブレット学習”を考える)

 



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