言葉の遅れ hidaka発達記録~5歳運動会~

hidaka5歳|2017/05/25 posted.
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5月も終わりを迎え、幼稚園生活も安定しているようです。

今年の運動会は、幼稚園生活では最後になります。

年長さんならではの、凝った踊り、バトンを渡し合うクラス対抗のリレーがあります。

先生より「ひだかくん、一生懸命リレーの練習されていますよ。いつも柔らかい笑顔のひだかくんが、キリっと真剣な表情に驚きましたー。」

先日、公園でも・・・・

「ママ!リレーの練習するよ!」

と、落ちていた木の棒を拾い、バトンに見立てて、公園の中をぐるりと一周り。

「ママ!はい!!!」

と、バトンを渡してきました。

「バトンは下を持つといいんだよ。」と、先生に教えてもらったコツを、私にも教えてくれました。

・・・・

“競走をする”

実は、去年のhidakaには、この気持ちがまだ育っていませんでした。

5歳の運動会のかけっこでは、パンというピストルの音から、少し遅れてスタートし、お友達の走る様子を眺めながら、にっこり一緒に走っておりました。

ゴールに向かって走れただけでも、hidakaの場合は大喜びだったのですが

・・・・

6歳運動会では、ぜひ1等賞というのを目指してほしいものです!

 

去年、1年かけて、“競争心”を育ててくれた幼稚園の先生。

競争社会の中で、社会性を向上させるため、“負けたくない”“あきらめない”“工夫する”という3つを教えてくれました。

そして、同時に

“努力が実ると嬉しい”

“負けたら悔しい”

“負けてもまたチャンスはある”

“本気で取り組むと気持ちがいい”

“努力を称え合う”

ということも、集団生活の場で経験させてもらえたようです。

 

のんびりマイペースで、平和主義で、争い事が苦手。

負ける事が嫌で、はじめから本気を出さない。出来ない事を練習せず、自分が得意な事や興味のある事しかしない。

幼稚園に入園する前は、そのような姿が目立っておりました。

そんなhidakaも、3年かけて、新しい要素を取り入れ、人としての魅力を高めてきております。

 

言葉の遅れ hidaka発達記録~5歳運動会~

 

hidakaの4歳の年少さんの運動会は・・・・今思い出しただけでも、「あ~。。。あれね。」と、あの時のひんやり冷たい空気感を思いだせるほど、印象に残っております。

(→言葉の遅れ hidaka発達記録 4歳運動会

年中さんから、仲良くなったママ友達にも、「年少での運動会は散々だったからさ~。」という話しをすると、hidakaのその時の様子が思い浮かぶようで、「あぁ~。うんうん。」と、やはり目立っていたようです。

周囲のお母さんたちも、目立つ親子は、目につくようですね。

それだけ、自分の子どもたちは安定していた、ということなんだと。。。思います。

 

さて、hidaka5歳年中さんの運動会は、どうだったのでしょうか?

 

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▼会場の雰囲気が思い浮かぶ

この頃、hidakaは、だいぶん言葉のキャッチボールができるようになってきていました。

自分の思っている事を、言葉で表現する事も増え、年少の時に運動会の会場だった、近所の小学校のグラウンドの前を通ると・・・・

「ひだか、“うんどうかい”したね!」というように、あのざわざわした運動会独特の雰囲気を思い出すようでした。

私「運動会したねー。ひだか、ドキドキしていたね。」と言うと・・・

hidaka「ドキドキしたー。」

私「もうすぐ、運動会だね。今年はどうかな??」

hidaka「たのしみ~♪」

というように、何やらワクワクしている様子でした。

▼お友達の力

運動会というイベントのイメージができるようになり、年少の頃の成功体験で終わらせられたという自信で、ワクワクする気持ちを、楽しめるようになり、その日を楽しみしていたhidaka。

当日を迎えると、朝は少し落ち着かない様子でした。

hidakaは、緊張すると、目が合いにくくなります。

自分の世界に入っていってしまい、反応は鈍くなります。

表情は固く、不安な気持ちが伝わってきます。

それでも、淡々と身支度を整え、会場に向かう足取りは軽かったです。

焦らせたり、プレッシャーを掛けたり、ストレスを掛けたりする言動に気をつけ、ゆったりと接する事を心掛けました。

そして、会場に着くと・・・・やはりパパにくっつき、ドキドキの気持ちに不安そうにしておりました。

そこに、幼稚園に入る前から仲良くしていたお友達が、「ひーくん!おはよ!」と、現れました。

返事はしていませんでしたが、そのワクワク、嬉々としているテンションにつられ、パパからすーっと離れ、追いかけ合って、じゃれあって遊び始めました。

しばらくして、身体を動かした事により、余分な力が抜けたのか、クラスの場所へ集合する時間になり、

「先生のところに行くよ~!」

と促すと、お友達と一緒に、振り返る事もなく、クラスの輪に入っていきました。

hidakaの発達に心配があるとわかった頃から、hidakaにとって安心できるお友達を作ってあげたいと、私はママ活動を頑張ってきたつもりです。

そして、助けてもらおうと。

どんなに母親としての役割を頑張ったとしても、お友達の代わりはできないのです。

▼会場の雰囲気を楽しむ

クラスのみんなと並び、音楽に合わせ入場するhidaka。

気持ちに余裕がある様子で、私たちの姿を見て、笑顔で手を振る姿もありました。

去年はこの時点で私に抱っこされての入場だったので、その成長した姿にうるうる。胸が熱くなりました。

頼もしい背中に、「子どもは成長するんだな。」と実感するのでした。

始めの体操にはじまり、途中、前後の子とじゃれ合う姿も見られましたが、子供らしく、運動会の始まりを楽しんでいる姿でした。

▼玉入れが難しい

hidakaは、4月生まれです。

身長もなかなかクラスの中では高く、本当だったら“玉入れ”という競技では、先鋭部隊になってもいい体格です。

ですが・・・なかなか性格的なものなのか、ネット下という場所は、hidakaにとって居心地が悪かったようです。

ネット下に集まるみんなを横目に、一歩離れた場所から、ひとつ拾い、ポーンと投げます。

またひとつ拾い、ポーンと投げます。

・・・・入らない。。。

んー。玉入れ、難しいです。

玉入れひとつにしても、子ども達はそれぞれ個性を持っております。

たくさんワシャっと玉を出来るだけ持ち、ネット下まで近づき、いっぺんに投げ入れ、多くをネットに入れる子。

先生の「手に持ったらすぐ投げる」という戦略を忠実にやろうと、手に持ったらすぐ!投げつけ、ネットを越え玉が飛んでいく子。

慎重にネットを見定め、ひとつずつ丁寧に入れようと試みる子。

周りの子の熱気に圧倒し、少し輪から離れ、眺めている子。

玉入れひとつとっても、上手い子とそうでもない子。

熱心な子もいれば、ふざけている子もいました。

何だか一様に、絵に描いたような玉入れをすることが、“良い”のかというと、そうではなく、様々な個性を持つ子ども達のいろいろな想いがあり、いろいろな成長の段階で、玉入れに取り組む姿。

「おぉ。いいね~。」と。

勝敗とはまた別な視点で観ることができ、“こうあるべき”という姿に囚われていない、幼稚園児ならではの玉入れを、“面白い”と思うのでした。

▼かけっこ競走しない

上にも書きましたが、この頃のhidakaは、競争心が育っていませんでした。

正確に言うと、「負けたくない」という気持ちは育っていたと、記憶しております。

何かと、勝ち負けにこだわるようになり、朝の支度では、着替え競争と称して、私と着替えを競い、早く着替えさせるということができておりました。

「負けたくない」hidakaは、体格的にも本気で走れば、かなりの速さだと思います。

でも、競走しないのです。

そこには、「負けたくない」の気持ちから、「負けた自分を受け入れられない」という気持ちが見えました。

なので、本気で走らないのです。

競走している訳ではないので、勝ち負けが発生しないのです。

練習中は、“わざところぶ”という姿も目立っていたようです。

先生より、「hidakaくん、どうやらわざと転んでいるようなんです。練習で毎回、転ぶという姿が見られています。」と、連絡があったりしました。

「・・・そうですか(苦笑)」

としか応えられませんよね。

このように、何ともどうしてそういうことになるかな?ということも、たまに起こったりしておりました。

年相応が難しいという、アンバランスな発達から、思わぬ発想に出くわし、「どうしたらいいか。」と、考えさせられる事もたびたびありました。

(→言葉の遅れ hidaka発達記録 3歳8カ月 気になる行動

しかし、“年相応が難しいこともある”ということを思い出し、思い直し、hidakaの今年の運動会の目標は“楽しみ参加する”という設定にすれば、かけっこも“楽しむ”でOKなのです。

▼元気いっぱいに踊る

hidakaの運動会の出し物の一番最後は、ずっとクラスのみんなで練習していた踊りでした。

元気いっぱいに、色とりどりのポンポンを手に持ち、力の限り踊る姿。

家でも、「笛がなると、ひだかはこっち向くんだよ。」と、先生より教えてもらった事を、一生懸命練習していたhidaka。

踊りが苦手で、プレ幼稚園の頃は、踊る先生のマネを嫌がり、ホールから脱走したりしておりました。

もうこんな風に、“みんなで踊る事を楽しむという姿は観られない”という事を覚悟させられるくらい、3歳のhidakaからは、みんなで踊りを楽しむ姿は想像できませんでした。

たかが踊りです。でも、されど踊りなのです。

周囲と同じ事が難しく、悩み苦しんだ日々もありました。

周囲と同じが「そんなにいいのか!」と、思い直そうとした日々もありました。

結局、“みんなと一緒に作り上げる”という“楽しさ”を、hidakaにも感じて欲しかったのです。

そして、もちろん。

社会に参加しているhidakaに、“私の子育ての成功”というものを感じたかったのかもしれません。

人間はひとりでは生きていけないのです。

人と繋がり、心を通わせ、共に生きていく。楽しみ生きていく。

それが、生きる意義なのではないでしょうか?

人と心を通わせる事。繋げることを教えたかったんだと思います。

踊りを楽しむ我が子に、人との繋がりを感じ、心を通わせていることを感じるのでした。

 

まとめ

運動会。

発達障害グレーゾーンの子・発達に心配のある子・育てにくい子を持つ私たちには、社会性の発達がどこまで進んでいるのかを、目の当たりにするイベントとなっております。

正直、年少の頃のhidakaを抱えていたあの頃の私は、“楽しむ”という事はできておりませんでした。

目の前の事に必死で、目立ってしまう事に怯え、強く母としての気持ちを高く保つ事に集中しておりました。

年中の頃に、ようやく冷静にhidakaの社会性の発達の成長を感じ、「あー。運動会。楽しいな。かわいいな。成長したね。」と、すがすがしい気持ちで参加できるようになりました。

今年はどうでしょうか?

“競争心”を身に付けたhidakaは、どんなドラマを生んでくれるでしょうか?

「“普通の子”を育てたかった。涙」と、苦しむ日々から、そんな考えが頭をよぎってしまった事も、正直あります。

でも、hidakaのおかげで、私の子育てはひとつひとつが強く印象に残っており、hidakaの成長をひとつも見逃すことなく、ゆっくりと濃密な時が流れております。

「あっという間に成長していったよ。」

よく子育てを終えたお母さんたちが、口にしている言葉。

そんな子育ても、羨ましく思う気持ちもありましたが、

今は

私の子育て。

気に入っております。

丁寧に育てる子育て。

そんな子育てがあってもいいのではないか?と、私たちのスタイルを“楽しめる”ようになってきております。

ママとして、充実してきているのですね。

私も、成長し続けているんだと思います。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

運動会。

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感想:9件

 

レジャーシート、何かのおまけでもらったものや、100円SHOPのなどで間に合わせていたのですが、レジャーシートって、子どもが小さい頃は何かと出番があるんですよね。

運動会などでは、場所の目印にもなるし、あまり被らず、おしゃれなものを探していました。

hidakaが小学生までの間は、あらゆる場面で活躍してくれそうです。

ブルーのストライプ柄が、男の子家族でもかっこよく、年齢があがっても落ち着いていて良さそうです。

 

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