子どもの気持ちを不安定にしない 発達障害グレーゾーンの子を持つ親の感情コントロールの10の方法

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先日、hidakaが、赤ちゃんの頃から仲良くしている、幼稚園で同じクラスのお友達から、「ひだかくん、今日泣いていたよー。」とお迎えのときに聞きました。

hidakaは、まだ幼稚園の中にいたので、今のうちに少し詳細を聞いておこうと、私「どうして泣いちゃっていたのかな?」と、情報を提供してもらいました。

お友達「あのね。みんなでね。闘いごっこして、遊んでいたんだけど、急に泣き出したの。なんで泣いちゃったんだろうと思ってね。ぼく、ごめんね。言ったよ。」

私「そうかー。なんで泣いちゃったんだろうね。「ごめんね。」してくれて、ありがとうね。もう大丈夫だよ。聞いてみるね。」

 

・・・なぜ泣いたのかは???よくわかりませんでした。

hidakaが幼稚園から出てくると、いつも通りニコニコ。

 

「今日はガソリンスタンド見に行きたいなぁー。本屋さんも行きたい!」と、なにやらいつもよりも、家でのんびりというより、お散歩をしたいというように、生き生きとアクティブな提案でした。

 

幼稚園の担任の先生とも顔を合わせましたが、特別何も連絡はないようでした。

わざわざ、hidakaに理由を問いただし、「先生に何かあったんですか?」と聞くまでも、ないように感じました。

 

幼稚園からの帰り道、近所のお友達と、じゃれながら歩いて、帰っていたのですが・・・!!

そこでも、お友達がhidakaの帽子をとり、逃げて遊んでいると、急にメソメソと泣きだしたではありませんか!

いつも同じような遊びをしているのです。

そして、追いかけたり、今度はhidakaが仕掛けたりして、遊んでいるのです。

・・・・お友達も、「ごめんねー。」と、そのhidakaの涙に驚き、帽子を返してくれました。

また、しばらくすると、普通に笑ってキャッキャとじゃれて遊んでおります。

・・・ちょっと思うところがあるのです。

この一時的なメンタルの弱さは、私が原因かもしれません。。。

 

子どもの気持ちを不安定にしない 発達障害グレーゾーンの子を持つ親の感情コントロールの10の方法

 

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1.心にゆとりを持つ

子育てをしていく中で、絶対的に必要なのは、“心のゆとり”です。

“心のゆとり”があれば、子どもを優しく見守り、温かい手を差し伸べ、気長に待ち、豊かな心を育てていくことができるでしょう。視野の広がりをもたらし、受容の気持ちを高めます。危険への察知や、子どものちょっとした変化に気がつく事もできるでしょう。

どのお母さんに聞いても、「育児にママの“心のゆとり”は必要!」と皆、声をそろえて言うでしょう。

では、“心のゆとり”。

どうすれば、いつも保っていられるのでしょうか?

意識がどんなに「持ちたい!」と切望しても、次から次へと襲ってくる、やるべきことと、上手く進まないという状況で、“心のゆとり”は消えていくばかりで、湧いてはきません。

“心のゆとり”を生む行動を、いくつか、紹介します。

▼温かいお茶を飲む

お母さんたちは、自然とこの方法をとっているようです。一息つくという、その行動は、“心のゆとり”を取り戻す方法なのです。特に、温かいTeaはとても効果が高いです。コーヒーも好きであれば、その効果は高いかもしれませんが、1日1杯以上となると・・・少しとり過ぎな感じがします。

ルイボスティーや、ローズヒップのように、女性の身体に優しいとされるTeaであれば、育児の合間に、ちょこちょこ一息入れても、気になりませんね。

▼十分な睡眠

本当の意味で、子どもと向き合う時間を多くとると、23時や0時それ以降なんて、起きている事は難しいのではないかと、思います。

私は今でこそ、hidakaが日中幼稚園に行っているので、22時や23時まで起きてられますが、言葉の遅れが目立ち、真剣に向き合っていたhidakaが3歳の頃は、21時にはhidakaと一緒に寝落ちてしまっておりました。最低でも8時間以上寝ないと、自分を保つことは難しかったです。

十分な睡眠をとると、朝、“心のゆとり”が満タンなんです。どんなにTeaTimeをとっても、微々たるもので、やはり最初の出だしは肝心なんです。

▼散歩など適度に身体を動かす

ずっと家に籠り、身体を動かさないで接していると・・・ずーんと重い気持ちが、ふつふつと湧いてきます。それでは、“心のゆとり”の消費量が激しすぎるのです。

散歩など、適度にリズミカルに身体を動かすと、自然と気持ちが前を向いてきます。お掃除などもその効果が高いと言われていますよね。

「何だか“心にゆとり”が足りない!」と思った時には、「疲れているのかな・・・」と身体を休めるのではなく、気晴らしに散歩に出かけたり、軽いストレッチをすると、自然の風に光に植物に、“心のゆとり”を分けてもらえたり、血の流れがよくなり、“心のゆとり”が生まれるかもしれません。

▼音楽

音楽の効果は絶大です。機嫌がいいときに、鼻歌を歌う人が多いことからわかるように、“心にゆとり”があるときには、頭の中に音楽が流れているのです。

逆に、怒りで爆発しているときや、イライラの連鎖に苦しめられているときに、頭の中に音楽は掛かっているでしょうか?

私はいつもそんな時は、無音な状況です。

気持ちを切り替え、“心のゆとり”を取り戻すツールとして、音楽は利用できます。

▼アロマ

風邪をひいて、鼻が効かなくなると、どれだけ普段嗅覚を使っているのか、思い知ったりします。

香りというのは、心を癒し、気分を盛り上げ、気持ちを変える事ができる程の力があります。

私は柔軟剤を使い分けたり、リビングでアロマを炊いたり、クローゼットにサシェを入れたり、入浴剤で香りを楽しんだり、寝室では、また違うアロマの香りを楽しんだりしております。

香りが、私の“心のゆとり”を取り戻してくれます。

2.スキンシップをとる

子どもにスキンシップが必要なように、実は子どもを支える親の方が、ずっとずっとスキンシップを必要としているのです。

感情をコントロールするということをするとき、絶対に必要なのは、“満たされた心”なのです。

どうすれば、心が満たされるのかと言うと、それは、愛する人とのスキンシップです。

愛する人というと?夫と子どもでしょうか。子どもには、髪に触れたり、ほっぺをなでたり、ギュッと抱っこしたり、意識してしてあげると、お互いにとってもいいですね。

私は最近では、hidakaに頼んだりしております。

「ママの頭なでてー。」や「ママをぎゅっとして♡」というように。

結構、喜んで「はいはい。」なんてお兄ちゃんぶった反応をしながら、嬉しそうになでてくれたり、ギュッとしてくれます。

夫にも、時には、子どものように頭をなでてもらったり、ぎゅっとしてもらったり。手をつないだり、腕を組んだり、歩くときに、子どもがいつもまん中でなくてもいいと思うのです。

それだけで、心が満たされていきます。

3.自分の感情を聞いてもらう

感情をコントロールするときに、必要なのは、自分を主観的には見ず、客観視する目が必要なのです。

自分がイライラ怒っているときに、「さぁ!客観視してみよう!」と思ったとして・・・・

「そんなこと!できるわけないでしょうが!!!」と、そんな自分にもイライラしてしまうことでしょう。

では、どうしたらいいのか?

やはり、客観的に自分がなれないのならば、人に自分の感情を話す事によって、客観的な見方を引きだしていくしかないようです。

少なからず、話しているうちに「自分はこうだけれど、こういう見方もあるかもしれない。」や「相手はこう思っているのかもしれないよねー。」というように、客観的に自分の感情をみていくことができるようになってきます。

4.することを楽しむ

日本古来からある“禅”の考え方で、“因果一如”というのがあります。

「原因と結果は一緒、結果はすでに原因と一緒に生まれている。」という考えです。

この考えには、「結果にとらわれるな」という教えが、込められています。

この“因果一如”。育児や家事にも当てはまることで、結果に囚われすぎると、今を楽しめないのです。結果が思わしくない時も、楽しめないのです。

その楽しめないという不満が、怒りやイライラが起こってしまう、一つの原因にもなります。

感情をコントロールするためには、不満は解消させなければいけません。

不満自体を発生させない方法として、「楽しむためにする」というのは、もう辞めて、「することを楽しむ」へ気持ちを持っていきましょう。

5.イライラの原因の大半は嫉妬と恐れ

怒りやイライラを感じた時、私はいっぱい原因を考えます。

そして、その原因がもう二度と近づかないように、一生懸命思いを巡らせるのです。

 

・・・本当に、その辿りついた原因は、怒りやイライラの根源なんでしょうか?

 

もしかすると、その根底には、自分でも見られたくないような、説明したくない、ドロドロとした“嫉妬”や、弱い自分が感じている“恐れ”があるのかもしれません。

発達障害グレーゾーンの子を育てていると、定型の発達の子を育てていてもある、「あの子はあれができているのに、うちの子はまだできない。」「あの子はいいなぁ。」のような感情が湧いてくる事も少なからずあります。「そんなことはない!」と胸を張って言いたいですが、「いいなぁ。」と思う感情は、人間だものあるんです。

でも、それは、いいところしか見ていないというのも、もうわかっております。人はそれぞれ一長一短。いいところもあれば、苦手な事もある。それが“愛らしい”という視点に変わってはおります。

でも、心に余裕がないと、子どもの事ではなくても、経済状況や生まれた環境など、何か歪んだ“嫉妬”が生まれたりしてしまうことがあります。“恐怖”もそうです。心が強ければ何でもないことが、隙がある弱い心は、これ以上のダメージがないように、変に怖がり、自己防衛をすることがあります。

そんな気持ちが巻き起こすイライラや怒りは、自分でも、幼稚で恥ずかしく、「それではない!」と、避けて原因追究の手が及ばないので、野放しです。

それでは、本当の意味での、原因を取り除くことができず、感情をコントロールできません。

もう腹をくくりましょう。そういう感情も、あったっていいんです。

受け入れて、消化して、「うん。嫉妬はやめよう。」恐怖には「大丈夫。心配いらない。」と、自分を“嫉妬”や“恐怖”に負けないように、自分で自分を高めてあげましょう。

6.大丈夫・無理しないでいい

何かに一生懸命になりすぎて、周囲が見えなくなり、自分が見えなくなり、無理をしていることに気がついていなくて、イライラや怒りと言う感情をコントロールできなくなっている可能性もあります。

感情をコントロールするためには、自分の舵取りを自分が行っている必要があるのです。

その為には、「大丈夫。」と自分を落ち着かせ、「無理しないでいいんだよ。」と、「無理をしない」という方針を自分で決め、舵取りをしていくことが必要です。

“無理をしない”ことにより、心に余裕ができます。その余裕を活用し、自分の感情を手の内に取り戻すのです。

7.欲求を少し満たす

感情のコントロールが出来ない状況というのは、フラストレーションが溜まったときに起こります。フラストレーションは欲求不満です。

この我慢が続いている状況では、“少しの欲求満たし”が、かなり高い効果をあげます。

制限なく欲求を満たすと、それに気持ちが慣れ、少しの欲求の満たしでは満足できなくなり、例えば、その欲求が食べ物だったとしたら、急激な体重増加という形で現れ、それが返って、大きなストレスの原因になってしまったりすることもあります。

そうならないように、ほんの少し、欲求が満たされるというくらい、金銭的にも無理がないあたりで、感情の変化を注意してみてみてください。

私は、ワンシーズンに1回くらい、自分のおこずかいで済むくらいの、自分の物の買い物をしております。

無理のないその欲求の満たしによって、普段の節約や、手のかかる育てにくい子の子育ても、頑張れております。

8.鏡で自分を見る

イライラして、ムカムカして、苦しいとき、私は洗面所に向かいます。

そこには、疲れた顔の私がいます。そんな自分を見ていると、少し話しかけたくなります。

「なんでそんなにイライラしているの?」「ムカムカが顔に出ているね。あぁ・・・辛いね。」というように、自分なんですが、自分ではない誰かを見ているような、心境になるのです。

そんな気持ちが出てくると、次の瞬間、「どうしていこうか?」と、怒りやイライラでいっぱいになっている、鏡にうつる自分を助けてあげたくなるのです。

感情をコントロールするには、自分だけれども、自分を統括するような別の自分が必要になるのです。その統括する人格が、鏡に自分をうつす事によって、生まれます。

9.良い感情ほど長く味わう

人というのは、自分の身を守るために、失敗や嫌だった記憶というのを、強く強く心に残すようにできているようです。

何度も何度も、失敗や嫌だった事の記憶を反芻し、「気をつけなければならないなぁ。」と、学習しているのです。

でも、大した失敗じゃないのに、もうどうしようもない嫌な記憶を、思い返しているのは、気分も悪いですし、気持ちが沈みます。

もう、大人なので、忘れてもいい記憶と、そうじゃないものはわかりますよね。

悪い感情は早く手放す!

一方、「嬉しかった。」「楽しかった。」「よくしてもらった。」「幸せだった。」「美味しかった。」という記憶は・・・その、自分を幸せな気分にしてくれる記憶は、あっという間に消えていってしまうのです。

非常にもったいないと思うのです。

意識して、良い感情は長く味わって、堪能しましょう。これも、りっぱな感情のコントロールです。

今日の嬉しかった事。楽しかった事。家族で話したり、寝る前にイメージし、幸せに浸ったり、幸せ・楽しさを噛みしめ十分すぎるくらい味わい、心が負の感情に負けないくらい、強く幸せな自分をイメージしていきましょう。

10.どの感情もあなたの事を助ける為にある

▼喜び

どんなときでも、物事を前向きに、楽観的に捉え、あなたを楽しく、ハッピーな気持ちにさせてくれる感情です。生きる力そのものと言えるでしょう。

▼恐怖

恐怖は、生活の中での恐れや不安をあなたに伝えてきます。この感情は、危険を避け、命を守るためになくてはならない自己防衛の感情です。

恐怖に対する基本的な行動は「逃げる」ことですが、ときに「もう逃げられない」というギリギリの状況になると、思わぬ力で反撃することができるエネルギーになります。

▼怒り

あなたが思い通りにならないできごとに遭ったとき、猛然と怒りを爆発させて抗議します。

怒りと恐怖は一見するとまったく違う感情に思えますが、じつは「あなたが傷つかないように守る」といった意味では同じなのです。

怒りは、あなたが自尊心を保ち、自分自身であるために必要な感情なのです。

▼ムカムカ

あなたが出会う嫌なものや気持ち悪いものを瞬間的に判断して拒否します。

好き嫌いは、あなたがそれを受け入れるか拒否するか、理屈抜きの主観的な価値判断です。

嫌悪ムカムカは、自分らしく生きるための手がかりです。

▼悲しみ

悲しみの役目は、あなたを悲しい気持ちにさせることではありません。

人の優しさや思いやりを知り、人の気持ちによりそう心を育てるのが、悲しみなのです。

どの感情も、自分のために働いてくれているのです。そう思うと、怒りやムカムカ、悲しみというマイナスの感情を煩わしく感じますが、大切なものだということを、感じると思います。

感情を押し殺す必要はないのです。受け入れ、消化し、自分らしく、コントロールしながら、のびのびと自分の道を切り開き、生きていきたいのです。

それが、感情をコントロールするということなのです。

 

まとめ

hidakaの幼稚園生活が安定してきて、私も頑張っていたママ活動が花開き、外でのママとしての活動が増えました。

にこにこと華やかにママ活動をしているのですが、本来は、とても気遣い屋さんで、とてもじゃないけれど、社交活動が得意な訳ではないのです。

それなのに、hidakaの為と思い、一生懸命、ママ社会の輪を広げてまいりました。

とても、大切な関係が築けている!とは思うのですが、そのひとつのことに熱中してしまう(→シングルフォーカス)その性質で、外でのママとしての活動に一生懸命になりすぎて、気付かぬうちに、hidakaのママとしての活動が疎かになってしまっていたのでしょう。

そして、パパの仕事の忙しさで、私の心の拠り所がなくなり、hidakaへの関わりが雑になり、hidakaの気持ちが不安定になったのだと、思います。

“心のゆとり”を失い、感情をコントロールできなくなった私は、「○○しなさい!」「もういいかげんにしてよ。」ため息。という、言葉やそぶりを、幼稚園に行く前の、朝の時間の中で、浴びせた記憶があります。思い当たります。

お友達から、「ひだかくん。泣いていたよ。」という、SOSのサインを聞き出せたのも、また、普段のママ活動の成果だとは思いますが、本末転倒では、どうしようもありません。

私もまた、自分の感情をコントロールするという、自己メンテナンスが、hidakaの育児には必要不可欠なのです。

 

皆さんはどうでしょうか?

 

叩いたり、いじわるをして暴力をふるっている訳ではないのです。

でも、揺るぎない安定を与えない事も、子どもにとっては、見えない暴力なのではないかなと、感じました。

上に挙げた感情のコントロール方法。今の私に必要になったので、まとめてみました。

共通のお悩みをお持ちの方は、参考にご活用ください。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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hidaka3歳の頃に、アロマデビューしました。今では、日々の“心のゆとり”になくてはないもの。お友達がきても、「いい香りだねー。」と喜んでもらっています。

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