ご訪問ありがとうございます。 先日ピアノ教室に行ったとき、ピアノの先生に言われました。「幼稚園ではどんな感じな […]
ご訪問ありがとうございます。
先日ピアノ教室に行ったとき、ピアノの先生に言われました。「幼稚園ではどんな感じなんですか?」
数々の子どもをみているであろうピアノの先生。hidakaはどんな風に映っているのでしょうか・・・。
今日は日本ではまだまだ専門家が少ないアスペルガー症候群のことについて書こうと思っております。
アスペと略されてネットではよく空気の読めない変わった人をそう呼んでいるのを目にします。わたしもhidakaが発達障害であることを疑った時期に自閉症と並んでアスペルガーという文字を幾度となく目にしました。
アスペルガー症候群を知っていますか?一見すると障害に見られないアスペルガー症候群の子ども特徴16
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アスペルガー症候群と自閉症は何が違うの?
アスペルガー症候群は自閉症のひとつのタイプです。自閉症のなかのアスペルガー症候群と診断される場合は、知的な遅れがないこと、言葉の発達に遅れがないことが一般的な判断ですが、言葉の遅れがどの程度ないのかというのは先生で基準が違うことがあるようです。
そして現在、アスペルガー症候群の診断定義は実は2つあるんです。
▼ひとつめは自閉症の診断と同様に①他の人と社会関係をもつこと②コミュニケーションをすること③想像力と創造性この3分野に障害をもつことで診断されます。
▼ふたつめの考え方は①認知・言語発達の遅れがないこと②コミュニケーションの障害がないこと③社会性の障害とこだわりがあることで診断されます。
それぞれ掛かった先生によって診断名が違ったり、診断名が出たり出なかったりするのもこの診断定義がふたつあることが原因なんだと思います。
アスペルガー症候群は話しもできるし、勉強も人並み以上にできることが多いようです。人前で独り言をいったり、常同運動することも稀で、一見すると自閉症にはみえないようです。
でも社会性の障害があること。これは2つの診断定義でも共通の項目です。
一見すると障害にはみられないアスペルガー症候群の子どもの特徴を16紹介します。
1.独特な人づきあい
人の中で浮いてしまうことが多いようです。幼児期には一人遊びが中心。他の子供に合わせて遊ぶことが難しく、長く遊べない傾向にあります。遊んでいる様子があっても年上の子に合わせてもらって遊んでいたり、年下の子と同レベルで遊んでいたりします。同年齢の子と対等に相互的な遊びをすることが難しいというような姿がよくみられます。
2.正直すぎる
思ったことを悪意なく口に出してしまうことがよくあります。社会的な暗黙なルールがわからず、太っている人に「太ってるね」など言ってしまうことがあります。子ども同士の暗黙の秘密もわからず、大人に問われるままに話してしまうこともあります。
3.同年齢の子どもと波長が合わない
幼児期には一人遊びが多かった子でも、成長と共に他の子供に関心をもつようになることが多いようです。でも同年齢の子どもとの付き合いは苦手で、年長の子供にリードしてもらい遊んだり、年少の子どもに指図して遊んだりします。「仕切りたがる」のも特徴の一つで思い通りにならないとかんしゃくを起こしたり、一人遊びに戻っていきます。
4.積極的すぎることもある
誰から構わず質問を浴びせかけたり、自分の関心ある話題を一方的に話しかけたりすることがあります。相手が困惑していたり迷惑がっても気づかず、自分にとって関心のあることは相手にとっても関心のあることだと思ってしまう傾向にあります。
5.コミュニケーションの問題
会話のやりとりが長続きしません。話し方がちょっと変わっていると感じます。
6.話し方がまわりくどい、曖昧が苦手、細かいところにこだわる
話し方がまわりくどいことがあります。何時何分、日にちや何番の乗り物にのったなど、聞いていること以外にも情報が盛りだくさんで返ってくる事が多いです。大事な情報をうまく選べないようです。また、曖昧な質問に答えることもできず、「最近どう?」の「どう?」のニュアンスを感じることができません。
7.大人びた難しい言葉、場にそぐわないほどの丁寧語を使う
子どもなのに「ちなみに」「ところで」「逆にいえば」「おそらくは」などといった大人びた言葉を使うことがあります。家族や同級生に対しても「ですます調」の丁寧語や文章体で話したり、テレビのアナウンサーのように正確すぎる話し方をすることもあります。
8.一方的でわかりにくい話し方
自分の関心があることを、相手の興味におかまいなしに一方的に話す傾向があります。関心のあることは他の人より知識が豊富なので話しやすい、相手の反応をモニターせず相手が迷惑そうな表情をしていても気がつかないようです。
9.言葉の裏の意味を汲み取ることが苦手
嫌味や皮肉、冗談、良心的なうそ、ほのめかし、暗示など含みの部分を汲み取ることができず、言葉のままで受け取ってしまうことが多いです。
10.言葉の間違った使い方
よく聞くと微妙な文法的に間違った話し方をすることがあります。助詞がところどころ抜けたり不正確な使い方だったり、受身文で混乱したり、「そこ、ここ」「もらう、あげる」「いく、くる」など視点の違いで異なった言葉を使う表現を間違えたりしがちです。
11.ジェスチャーや表情、距離の取り方などの言語以外のコミュニケーションの問題
何気ない仕草やジェスチャー、表情、視線の向け方、相手との距離などが独特な場合が多いです。言葉でコミュニケーションをとっていても、自然な体の動きがありません。
12.コミュニケーションというキャッチボール
アスペルガー症候群の子どもはコミュニケーションのキャッチボールが苦手です。言葉はあるので投げることも受けることもできなくはないのですが、相手とキャッチボールを楽しむことが苦手なのです。相手の言いたいであろうことを推測したり、相手の反応に応じて自分の言うことを調整していくことが難しいのです。
13.想像力の障害
ごっこ遊びやふり遊びが少ないのが特徴です。ふり遊びには自分がもし○○だったらと想定するための想像力が必要になります。ごっこ遊びには相手に合わせて柔軟に遊びのストーリーを変えていくことが必要になります。相手のある遊びでは相手の行動は予測できませんし、予想外にことが起きるから楽しいのですが、アスペルガー症候群の子どもは柔軟性に乏しいために予想外の事態を嫌い、複数の子ども相手のごっこ遊びを避けることがあります。
14.コレクション
色々なものを集めることが好きな傾向にあるようです。電車やカードのような一般的なものから、石や木の枝などあまりみんなが興味を示さないものまで。クラスの友人の名前と生年月日をすべて覚えたり、欠席や遅刻を覚えたり、そういうデータをコレクションしたりすることもあります。
15.パターン的行動 生真面目で融通が効かない
パターン的な行動にこだわることがあります。同じ道で帰ることを決めていたり、何時に何番のバスに乗ることを決めていたり。一日の行動を完全に決めていることもあるようです。そして突然の予定変更に極度な不安を感じたり規則に縛られすぎ融通が効かない姿がみられます。
16.ものまね TV ビデオへの興味
アスペルガー症候群の子どもの多くはものまね遊びが得意です。一見ごっこ遊びに似ていますが、一人で遊ぶことが多かったり遊びの内容が反復的でテレビの場面などのコピーになっていることが、他の多くの子どものごっこ遊びと違うところです。
まとめ
一見すると障害に見られないアスペルガー症候群の特徴。まとめてみて思うのですが、hidakaに当てはまるものがいくつか・・・
1.年中になり何となく同年齢の子どもたちと遊べているようですが・・・書いてある様子もよく行く公園ではあるのでわかります。
3.はいはい。仕切りたがります。hidakaと一緒に過ごすのには気力が必要です。この仕切りにずっと合わせているせいでしょうか?
4.これはまさにその通り。自分の関心があることをよく話します。わたしは迷惑がりませんが、お友達はどうなのかな・・・お友達と遊ぶ約束もとても積極的です。お友達のママやわたしが困っていてもお構いなしです。
5.6.8.会話のやりとりはやっぱり苦手です。話し方も「○月○日にねー」のようないらない情報も入っていたりわかりにくいことがあります。
9.そこまでコミュニケーション出来ていない気がします。今後要観察です。
10.こっちにきてほしいとき「ママでてきてー」と言います。「おばけじゃないんだから・・・」と毎回言ってます。
11.ジェスチャーみたことありません!
12.決まったキャッチボールはできるんですけど、自由度は低い気がします。
14.お友達の欠席や遅刻などホワイトボードに書かれているのか覚えて、家で紙に書いたりしています。
15.一日の行動パターンを紙に書いています!
なんだか不安になってきました。
でもこれはすべて程度の問題と今後どう変化していくのかという問題だとわたしは思っております。
今の年齢でかわいいと思える範囲で収まっていればやはり障害ではないのです。定型の発達の子でも上にあげたようなアスペルガーの特徴が一部ある子もいます。周りの子を思い浮かべて下さい。そして自分や身内の方でも薄くてもこのような傾向が一部ある人もいたりするのではないでしょうか?
確かに5歳にしてはもう少し出来ていてもいいのではないかと思いますが、2年前はできていなかったことが、1年前はできるようになってきて、現在は問題なくなった行動もあります。言語・社会性が他の定型の発達の子よりものんびり発達しているんです。発達しないわけではないのです。
そうしてアスペルガー症候群の傾向が今後薄くなっていき、自分で調整したり、工夫したりすることができるようになれば診断名を必要としないのです。器用ではないかもしれません。何も調整することなく工夫なく出来る子もいるのだから人の倍以上その部分に関しては努力がいるのかもしれません。それが気持ちが病んでしまうほどの大変さであれば、やはり障害です。でも努力できる範囲であれば個性なのかなと思っております。
今できることを。1から16までの特徴に当てはまる気になる部分にはそれぞれ少しずつhidakaに合わせて働きかけたり、現段階では仕方がない部分は成長を待ちながら見守ったりしています。
焦る気持ちはあります。
でも焦ってもhidakaが不安定になるだけなんですよね。好きなことに熱中してしまう力は良い方向に促していき、コミュニケーション能力は運動で言えば体力づくりから少しずつ強化していきたいと思っております。
お読みいただきありがとうございます。
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