鬼の形相のお母さん 目に見えるのはほんのわずかな時間なんです もっともっと多くの時間を子どもと一緒に過ごしているんです

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ご訪問ありがとうございます。

先日、ママ友達と何気なく話していて私のよく知っている別のママ友達の話しになりました。

話していたママ友達はAさん。話題に出てきたママ友達をBさんとしましようか。

Aさんはこう言いました。

「そうそのBさん。この前公園でみかけたよ。わたしはそんなに話したことないからあいさつ程度だったけど・・・」

そしてこう続けました。

「何だか○○くんが注意していることを守らなくて、鬼の形相になって馬乗りになって怒っていてビックリしたなー」

キツイお母さんなの?

・・・・

私はこう答えました。

いいお母さんだよ。男の子ふたりのママだからしっかり怒らないと効かないときもあるのかもしれないねー。」

 

 

女の人は噂ばなしが大好きです。

噂ばなしと聞くとなにやらよくないもののように感じますが、あからさまな悪口を言うお母さんは減っているように感じます。

でも、ちょっとした“こういうことあったよ”という情報交換という名の噂ばなしはとても活発です。そして仲が深まってくると“あの人はどんな人なの?”というような・・・

ちょっとグレーな情報の交換もします。

無意識になんでしょうか。情報を交換することで、集団の中で自分の子どもや自分を守ろうとしているんです。

そして、情報を共有し合ったお母さんたちは何やら見えないもので結束するんですよね。

なかなかおもしろい人間関係です。

 

私はまじめで面白くないかもしれませんが、人の悪口はいいません。その人の本当を知らないのに憶測で噂を自分からしたりしません。

そして、よく知らない人のよくない話しを聞いても、参考にはしますが、鵜呑みにはしないようにしています。実際自分が関わってみてどう思うかという部分も残しておきたいなぁと思ったりしています。

なぜかというと、どんな話にも表と裏。2つの側面があると思うからです。

There are two sides to every story.

 

Bさんはあまりにこにこ愛想のいいお母さんではないと思います。でもしっかりとした意見を持ち、毅然としたタイプのお母さんで、私みたいなタイプのお母さんからするととてもかっこいいです。そして子どもが大好き!忙しい旦那さまを敬い、男の子ふたりをパワフルに育てています。

お家にも遊びにいったことがあるのですが、子どもたちをとても大切に考え可愛がっていました。そのふたりの男の子たちのタイプは実に男らしい!やんちゃで棒があったら上る。考える前にまず走るというhidakaにはないところがあり、私はいつも楽しませてもらっていました。

そんなやんちゃな男の子ふたり。ちょっとやそっと注意しただけでは効かないこともあるでしょう。

いつも「大きなケガをしないか心配でね。」とBさんは言っていました。

 

AさんがみたBさんはそんな子どもを育てるお母さんの一面に過ぎなかったのではないでしょうか?

Bさんをよく知る私だったので、“いいお母さんなんだよ。”と伝えることができてよかったです。

 

There are two sides to every story.

どんな話しにも2つの側面がある。

私はお母さんの姿には表と裏があるのではないかなと思います。表は外からみえるお母さんの姿。裏は悪い意味はなく、外からはみえないお母さんの姿。

表のお母さんはいろいろな場面で周囲の目にさらされ、その表面的な印象で“こんなお母さんなのかな”というようなイメージ像ができてきます。

でも裏のお母さんは深く関わらないと見られることはありません。

 

裏のお母さん・・・

大好きな我が子の寝顔をみて幸せを感じているかもしれません。

我が子の大好きなものをたくさん入れたお弁当を作っているかもしれません。

我が子に新しい靴を買ってあげたくて、自分は我慢しているかもしれません。

我が子のほっぺを優しくなでているかもしれません。

裏のお母さんはいつもいっぱい子どもの事を考えて過ごしています。

 

3歳を迎え集団に合わせることができずマイペースな姿が目立ったhidaka。hidakaを育てている私の表のお母さんの姿は子どもを怒らず“甘やかして育ててしまっている”というものだったかもしれません。

裏のお母さんの姿は・・・息子を想い、少しでも発達の刺激になればと強い意志でhidakaに合わせた関わりを多く持つことだけを考えて一生懸命になっているというものでした。周りに自分がどう思われようとhidakaの為になることをするためだったら構わないと心に決めていました。

でもそれだけ強く心に決めていても、冷たい目にさらされ心のパワーが弱くなると・・・ふつふつと寂しい孤独な気持がわいたりしました。

子どもをまっすぐ育てるには、いっぱいいっぱいになっているお母さんにもたくさんの人の温かいまなざしと応援が必要になのではないでしょうか?

 

 

もしも、表のお母さんの姿が目立っている人をみかけたら

There are two sides to every story.

その言葉を思い出し、裏のお母さんの姿も少し想像してみてください。そして温かく見守り応援していくことができればそのお母さんも温かい気持ちになるのではないでしょうか?

一見障害にみられない発達障害の子もいます。発達障害ではなくても発達グレーゾーンや育てにくい子や個性が強い子もいます。さまざまなタイプの子がいて、お母さんは日々一生懸命子育てしています。“お母さんがんばれ”とよく知らない子のお母さんでも応援することができれば、どう見られているのかを心配せず、その子と向き合っていけるのではないかと思います。

 

今日hidakaは一緒に買い物に行き、帰り道自転車でのろのろのろのろ・・・止まったり空を見たり何か考えながら走っている様子でした。帰ってからやることを考えたり、まわりの車や人通りを気にして焦っている私。少し心のゆとりを失い、イライラ。

「はやく!帰るよ!」とちょっと強い口調で言ったとき、にこにこ微笑みながら通りかかったおばあちゃんが一言。

「あらー自転車のってえらいねぇ」と。

たったこの一言で、応援してもらっているかのようで、何だかイライラしていた気持ちがすーっとなくなりのんびり帰るのもいいか。邪魔になりそうなときに誘導してあげようと温かい気持ちになったんです。

 

世の中のお母さんがみんな・・・周囲の目を気にしすぎずに“育てていきやすい社会”を作っていくことはできないかなと思ったりしました。

まずは自分が。応援します。小さな変化が集まり、大きな変化になりますように・・・

 

お読みいただきありがとうございます。

 

 

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