本番に弱い子を緊張に強い子にしてあげる為にやってあげるべきこと18・・・その1

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12月になったと思ったら、師走と言われているように、駆け抜けるようにどんどんと月日が流れていきますね。

先日、hidakaと一緒にクリスマスツリーを飾りました。

ライトをつけると、嬉しそうににっこり。

 

hidaka「ママ!サンタさんプレゼントくれるかな~?ひだか、がんばってるから大丈夫だよね?」

幼稚園で“いい子”にはサンタさんからプレゼントがもらえると聞いていたhidaka。

この時期になると、自分が“いい子”かどうか気にしております。

 

私「そうだね。学習発表会もがんばっていたね!きっと見ていてくれているね。」

hidaka「ふふふ。」とにんまりしておりました。

 

先月、hidakaは小学校はじめての学習発表会を迎えておりました。

3年前の幼稚園での初めての発表会は、周りの子と同じ事がhidakaには非常に難しかった時期だったので、親子共に「心臓が口から出てくるんじゃないか!?」と思うほどどきどき。。。

hidakaは、表情固く、コミュニケーションは全くとれず・・・

とても張り詰め緊張するものでした。

そんな中迎えた当時の発表会。

本当に衣装を着れたことが、ステージの脇から出てきただけで奇跡のように感じ、加えてキョロキョロしながらまわりに合わせて踊れたことが・・・!!

とても成長を感じるもので、感動して胸が熱くなり、それまでの緊張と、今までの様々な思いで涙が抑えきれず、「うんうん。すごいね。成長したね。」と、確かな手応えと、これからの未来に期待を感じるものでした。

それから1年1年、毎年の幼稚園の発表会で“緊張との付き合い方”を確かなものにしていき、

3年後の今、小学生になったhidakaの発表会は・・・・

「楽しむことが大切だよね。」というように、“楽しむ”というものが目標になっていきました。

 

そして来るべき小学校生活初めての学習発表会では・・・

堂々と木琴を披露し、手早く衣装に着替え、どきどきと自分のセリフの番を待ち、いいタイミングで大きな声で発表し、誇らしげな顔を見せてくれました。

慣れない初めての状況、たくさんの注目が集まるというのが苦手で、表情固く、コミュニケーションがとれず、目が合わなく人形のようにフリーズしていたhidakaが、堂々と演奏し、大きな声でセリフを披露していたのです。

幼稚園という場では慣れ、成長していたhidaka。

小学校という場で力を発揮できるか、心配していましたが、

“緊張を楽しむこと”、できたようです。

 

繊細で緊張しやすい一面を相談していた担任の先生も、hidakaの力量を見極め、無理はないけれど、苦手を抱えるhidakaの自信に繋がるように、配役や役割を考えてくれている事を感じました。

特に音楽に対する自信をこの3年間で上手く育てることができ、それが器楽演奏での活躍になり、人前に出る事への余裕を生み、台本通りが大好きという特性も生きて、セリフでの参加という発表会を楽しめるものにできているのかもしれません。

でも、私は忘れていません。

hidakaは間違いなく“緊張に弱い子”です。

育ててきたものが、“いい形”で花開き、実を結んだものなんだと思います。

積み重ねてきたものがあって、今があるんです。

 

本番に弱い子を緊張に強い子にしてあげる為にやってあげるべきこと18

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現代の子は不安感が強い子が多い!?

ママ友達と何気なく話していても、子どもの緊張の話しは出てきます。

子どもが陥る“不安障害”というものも、昨今注目され、書籍や雑誌の特集、ネットの情報などで目にしたりします。

どうして現代の子どもたちは、不安感が強いと言われているのでしょうか?

それは、現代に置かれている子育て環境とそれに伴い変わってきた“幼少期の育てられ方”が、大いに不安感を増長する原因になっているのではないかと感じます。

hidakaがまだ1~2歳だったころ、「鬼から電話」というアプリが周りのお母さん達で流行った事がありました。

登録すると、必要な時に設定をして、鬼から電話がくるという仕組みのアプリです。

その鬼からの電話を、駄々をこねている子どもに聞かせ、恐怖を仰ぎ、親の思うような行動へコントロールするということがねらいのようです。

その効果は高く、第一次反抗期を迎えている子どもたちは、鬼からの電話を怖がり、ママの言う事を聞くようになるという口コミが広がりました。

私の周りでも、「いいよ~使えるよ。」と当時仲良くしていたママ友達が私に話したりしておりました。

hidakaは、この頃反抗期を迎えていなかったので、どうしようもないくらいにイヤイヤされ、「じゃあどうしたいの!?」と声を荒げるママの気持ちがまだピンとこなく、その「鬼から電話」という見えないものへの恐怖感に違和感を感じたりしておりました。

このように、私の周りだけでなく、不安感を仰ぎ子どもをコントロールする子育てというのが、忙しい現代のママ達の間で当時少し流行っていたのかもしれません。

他にも、核家族化による親の過干渉というものも、不安感の増長の原因として考えられるような気がします。

いつもいつも親と子という1対1の関係性で関わることが多く、それは時には余裕がない子育てを生んだりします。

そのような状況下で、大人の思う通りに行動する機会というのが、どうしたって増えてしまっているのです。

人を一番動かすのに効果的なのは“恐怖”です。

意識していなくても、「○○するなら○○はあげないからね。」「もうそういうのは止めてよね!」というように、他に逃げ場のない状況で、恐怖で子どもをコントロールする機会もあると思います。

「鬼から電話」のアプリもそうですが、「結構、私子どもに怒っているよ。」という子育てに対する情報の拡散もあり、「そういう子育ても仕方がないよね。」というような、少し考えれば疑問に思うようなことでも、みんなやってるから大丈夫というような安心感もあるかもしれません。

そして、子どもの不安感が増長している原因として、親の不安感の高まりというのも根にはある気がします。

小さな子ども達が巻き込まれる犯罪が増え、容易に子どもを安心して外に出せなくなりました。

ご近所さんとの関係性もそうです。

知らない人に声を掛けられり、普段いない時間帯に知らない人が通ったというだけでも、ママの防犯意識は高まり、見えない緊張感というものを、子どもたちは日々感じながら育っているのかもしれません。

発達に偏りがある子は緊張や不安が強い傾向がある!?

自閉症スペクトラム傾向のある子どもは、緊張や不安感が強い子が多いようです。

それはなぜなのかと言うと・・・・

上手くその緊張や不安を“吐き出せない”からです。

自分の思いや感じていることを、「あ~緊張してきた!」や「不安だなぁ。。。」と言葉にして吐き出すことに抵抗がない子は、「でも、頑張ってきたもんね!」や「でも大丈夫!できる!」と、ポジティブに気持ちを切り替えやすくなります。

感情を紛らわしたり、ドキドキで落ち着かなくてへんなテンションになるというのも、また緊張や不安な気持ちを上手に吐き出せていないからです。

「緊張してきた~」「どきどきする。。」「○○が不安~」というように、上手く内の感情を言葉で吐き出せると、自然と自分の気持ちと折り合いをつけていけたり、周りも共感してあげたり、対処法を考えてあげたりと、働きかけることが容易になります。

緊張や不安な気持ちを吐き出さない結果、働きかけることが難しいという状況を生んでいるのです。

ずっと心にモヤモヤと渦を巻き、どんどん広がって、心を不安と緊張で支配され、身体の自由を奪われているのです。

緊張が強い子に親はやってしまいがち!?

「頑張んなさい!」「このくらいできるでしょ?」「しっかりしなさい!」

緊張が強い子にやってしまいがちな、叱咤激励というものです。

「こうできないなら家の子ではありません。」冷たく当たるというのも、聞いたことがある言葉かもしれません。

“付き離して頑張らせようとする”

我が子が“緊張が強い子”だったとき、“本番に弱い子”だったとき、育て方の候補として、頭をよぎると思います。

なぜ、その選択肢が浮かぶのかと言うと・・・・

“効果がある事もある”と知っているからです。

あと一歩を踏み出せない子の背中を押し、「できたでしょ?だから言ったじゃない。」とできる事もある。

そういう成功例を聞いたことがあるからです。

そういう経験を、私たち親もまた幼少期にあったり、兄弟や周りの子でいたということもあるかもしれません。

緊張不安感の強い子の育て方として、根強く定着しているのです。

緊張感が強い子は甘やかして育ててきたせい!?

緊張不安が強い=ストレスへの抗体がない

ということになると、問題解決能力が乏しいということになり、緊張しない環境で、親が過剰に干渉し、甘やかして育ててきたという“見かた”があることも確かです。

緊張の強い子の親は、必ず「私が甘やかしたせい?」と自問するということもあるでしょう。

でも、私は多くはその子が持つもともとの生まれながらの“性格的なもの”なのではないかと感じております。

hidakaという“育てにく子”を育てる中で、どうしたって変わらない、その子独自の性格的なものを強く感じてきたからかもしれません。

親がその子の持つ特性に働きかけれるものなんて、環境で影響を与えられるものなんて、ほんの一握りにすぎないのです。

私はその事を知っています。

発達障害グレーゾーンの子・発達に凸凹のある子の緊張はどうしてあげたらいいの?

叱咤激励。定型の発達の子であれば、効果的な事もあるかと思います。

いつもいつも一緒になって「どうしようか?」と話し合わずとも、「ごちゃごちゃ言わず頑張りなさい!」で、頑張れてしまう事もあるのです。

そういう意味では、“あと一歩”ということなんです。

それならポンと背中を押してあげるで解決することもあります。

でも・・・・私たちが育てる発達障害グレーゾーンの子・発達に凸凹のある子の場合は・・・・

“あと一歩”ではなかったりするのです。

その場合、付き離しが見離された気持ちになり、孤独を抱え、緊張に打ち勝つ事が難しい状況を生んだりします。

発達に偏りがある子は、周囲が大丈夫なことに大きなストレスを抱え、社会適応させていたりするのです。

そんな日常の中で、さらなるストレスをかけ、“自分で自然に”ということを過剰に求めていくと、大きな負担になってしまいます。

そのような状況下で、過度なストレスを感じ、思ったような行動ができず、大きな失敗体験を生み、認められない、自分を肯定してもらえない体験をしてしまうと・・・・

経験しなくてよかったトラウマ体験になり、緊張からの克服が遠のき、さらなる困難を生みだしたりしてしまいます。

“育てにくい子”を育てる私たちは、その危険性を知り、そのような状況下に我が子を置かないように気をつけなければならないのです。

 

さぁ!では、どうすればいいのでしょうか?

長くなってしまったので、次回

“本番に弱い子を緊張に強い子にしてあげる為にやってあげるべきこと18”

ご提案します!

 

お読みいただきありがとうございます。

次回もお付き合いください。

 

 

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