ご訪問いただきありがとうございます。 hidakaは毎日ピアノの練習をしております。 年中にあがってからは、幼 […]
ご訪問いただきありがとうございます。
hidakaは毎日ピアノの練習をしております。
年中にあがってからは、幼稚園の帰り道、公園で遊びたいということが少なくなりました。
幼稚園の先生より、お友達と闘いごっこをしたり、一緒に何かをすることが多くなってきていると聞いているので、もしかすると、社会活動に“おなかがいっぱい”な状況なのかもしれません。
お家に帰り、おやつを食べて、思い思いに絵本やまんがを楽しみ、一息つくと、「ママ、ピアノやろー。」と誘ってきてくれます。
ここからはしばしの音楽タイム~♪
「まずはママから弾いて!」とhidakaが言ってくれるので、ふたりで楽しみます。
♪~hidakaDJ Zeen~うた~”Kanon”~♪
今日は私たちにとって特別な曲を紹介します。
hidakaのピアノの練習の際に私が弾く曲。
“パッヘルベル カノン”
実は私の名前の由来にもなった曲なんです。
私の母がこの曲が大好きで、よくリビングで、料理をしながら、編み物をしながら、鼻歌まじりに聴いておりました。私も幼いころからKanonが大好き。落ち着きパワーがみなぎる曲です。
そしてもちろんhidakaもこの曲Kanonが大好き。
まだ赤ちゃんの頃から、この曲を掛けると泣きやんだり、うっとり聴きいったり、鼻歌で歌ったり。
「かのん かけてー!」と3歳言葉がまだ拙いなかでも、少ない単語のひとつとして“かのん”ありました。
でも最近耳に入ってくるKanonの音色、曲調・・・なんだか重みが違うのです。
ただただ元気が湧く、こころがすーっときれいになる、落ち着くという感じだったのですが、涙が流れるくらい聴いていると“じーん”とくるんです。
弾いていると、気持ちが動きます。心のずーっと奥が湧き、花が咲くように、優しい気持ちでいっぱいになるのです。
知識が浅く、hidakaが“自閉症”だと思った時、世の中すべての時間の流れに、自分だけが取り残されたように感じました。
それはそれは深い闇で、一生懸命その闇から抜けようとするのですが、どうしても抜けられず、涙が止まらず、取り返しのつかないことに、何もできず、みていることしかできない自分が悔しくて、どうにもならないというものを知りました。
世の中にこんなに悲しい事があったのか。
どこを向いて進んでいけばいいのか。
すべての道を見失い、我を見失い、子どもが見えなくなり、人生を信じられなくなり。。。苦しかったです。
でもしばらくそんな時を過ごすと・・・前を向きはじめます。またゆっくりですが、歩きはじめるのです。
「穏やかにまた幸せを感じる事もあるでしょう。また人生とは素敵なものだと信じる事もあるでしょう。」と。
→言葉の遅れが気になる我が子・・・もしかして!?障害かもしれない?人が非常に大きなショックを受けた時の前向きになるまでのプロセス4つ
「今日は疲れたから、ちょっと横になっているね。」と怒涛の家事を終わらせ、一息ついても疲れが癒えなく、リビングの横で横になった私。
リビングをみると、hidakaとパパが楽しそうに遊んでいます。
hidaka「ねぇ。みてみて!」
hidakaパパ「お。どうした?おーいいね。」
hidaka「カニさんだよ。」
hidakaパパ「上手にできたね。」
穏やかな幸せな時間が流れておりました。
・・・私はふと感じました。
きっとこの瞬間を私は死ぬときに思い出すんだろうなぁ。
「あー。私の人生はいいものだった。たくさんやりたいことをした。たくさんの愛を知った。ふたりに出逢えてよかった。いっぱい幸せにしてもらった。」と。
その時に流れる曲もきっと“Kanon”。
なんだか忙しい毎日で見逃していた幸せな時間を、垣間見た気がしました。
生きていればいろいろなことがある。
ショックを受けて、立ち直れないくらい、悲しみにくれることもあるでしょう。
ショックで辛い事はいつまでも心に残り、何度でもその気持ちが湧いてきて、苦しめられることもあります。
でも、そのショックや辛さが少し和らいだ時に“Kanon”聴いてみてください。
穏やかな平和で、人に優しく、愛に溢れた気持ちが戻ってきて、癒されるかもしれません。
お付き合いいただきありがとうございました。
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