ご訪問いただきありがとうございます。 夏が近づいてきましたね。夏といえばプールですね。今年もhidakaを連れ […]
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夏が近づいてきましたね。夏といえばプールですね。今年もhidakaを連れてプール行きたいなぁと思っております。
hidakaが3歳3カ月の頃もちょうど夏真っ盛り。発達に心配がありコミュニケーションが言葉ではうまくとれないhidakaを連れていろいろな場所に連れていくのは正直かなり緊張するのですが、テンションあげていい刺激になればと水遊びに海、プールに花火、お祭りと一通り夏のイベントを満喫しておりました。
でも楽しかったのかと聞かれると・・・これはやはり発達に心配がある発達障害グレーゾーンの子です。一緒に楽しく感じるものもありましたが、気になる行動が明るみになるきっかけにもなってしまうんですよね。
言葉の遅れ hidaka発達記録 3歳3カ月 気になる行動
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▼はじめての場所がだめ
これは私の記憶の中で一番闘いました。ある暑い日天気も良く私のパワーもあり、新しいことに挑戦したい気分でした。hidakaに「プールに行ってみようか?」と聞くと、わくわくしている様子。「これは楽しめるのではないかなー」と「だめだったら帰ってこよう」くらいの気持ちで自転車に乗り30分ほどでつく地域が運営しているプールへ!暑い日です。自転車にhidakaを乗せて一生懸命こぎやっと着いたプール。その時点で私の中で「だめだったら帰ろう」という気持ちが「プール入って一緒に楽しみたいな。」という期待に変わってしまっていたのです。。。
自転車から降りhidakaをみると・・・目が合いません。・・・これはもしかして・・・
案の定入口から様子がおかしく「おうちかえる」と言いだしました。そうです。はじめての場所はだめなんです。1~2歳の頃に場所見知りする子もいますよね?それが3歳を過ぎてからの場所見知りは激しいです。もう体重も15kg近くあります。抱えて入って「ほら大丈夫だったでしょ?」とするには闘いになります。
でもあきらめるにはプール遠すぎたんです!また30分かけてスッキリしない残念な気持ちを抱え炎天下の中引き返すなんてしたら家に帰りやり場のない寂しさをどう解消したらいいかわかりません。
ならば闘うしかありません。
hidakaに説明するももはや聞こえていない様子。泣き暴れるhidakaを抱えてさっさと料金を払い更衣室に直行しました。
▼更衣室で服が脱げない
更衣室までくると何とか泣きやみました。ホッとしたのもつかの間。今度はそのムァとした空気にやられたようです。目が合いません。固まっているhidakaを置いておき、私は急いで着替えました。そしてhidakaの服を脱がせようと思った時・・・「だめ」と泣きました。もう私も泣きたいです。。。
でもプールはすぐそこです。きっと水に入ればその楽しさがわかるはず!そこまで今日は経験させられれば私は帰ってもいいと腹をくくりました。でも全力で嫌がります。泣きわめきパニックです。
その時hidakaよりもひとつくらい大きい子でしょうか?お母さんと不思議そうに見ております。「怖くないよー気持ちいいよ。」と優しく声を掛けてくれました。お母さんも「大丈夫だよー」と言ってくれています。それでも泣いて全力で抵抗しております。苦笑いを浮かべ感謝の気持ちを伝えまた向き合います。みんなチラチラ見ています。。。
でも私はここは闘うところだと思いました。普段は穏やかな私ですが、今日は負けません。周りから見たら虐待なんじゃないかというくらい泣きわめいているhidakaを抱えプールに連れていきました。下は水着で来たので、上のタンクトップは脱げませんでしたがもう構っていられません。ちょっと維持になってしまっている感もありました。
プールに入るとパニックは収まり、「悪くないな。」と思った様子。プールにある大きなすべり台も楽しみご満悦の結果でした。ふー
▼hidakaからの問いかけが全くない
疑問に思う事が少ないのか、聞き方がわからないのか・・・とにかくひとつも問いかけがないんです。この時期周りのお友達は「なんで?なんで?」となんでも理由を聞きたがる「なんでなんで期」というのが訪れている子が多かったのですが・・・その問いかけのなさはとても不思議でした。以前から人に頼る力と言うのが弱いhidaka。定型の発達の子では考えられませんが、母親に頼る力もまだまだ弱いものだったからかもしれません。
▼ごっこ遊びのとき喃語で話す
ごっこ遊びが好きになったのは嬉しいことなのですが、言葉の発達が追いついてなく言いたいことが言えないのかとにかく喃語で話すのです。しゃべれているつもりなのか、しゃべりたいという要求なのか・・・にっこにこでそれらしく話す宇宙語のような喃語を聞いていると、もしかしてこれがhidakaのごっこ遊びの完成版なのではないかと不安に思うのでした。
▼友達といるときに声を発しない
この頃毎日できるだけお友達に会う機会を作った方がhidakaの社会性の発達にはよいのかなと思い活動していた私。でもふとhidakaに注目するとお友達といるときは一言も発しないことが多いんです。これは・・・言葉の発達には私とふたりでいる方がいいのかもしれない・・・と悩んだりしていました。今思うと両方一日ですればいいじゃないと思うのですが、一日一日hidakaの為に何をすればいいのか本気で考えていた私にとっての一日は貴重だったんだなと思いかえしたりしました。
▼思いがけないことが起こると言葉にできなくパニックになる
お祭りに行った時、パパと一緒だったのでhidakaに合わせながら家族の時間を楽しんでいました。よし!楽しんだし帰ろうと思った時!なんとhidakaがたくさんとったスーパーボールの袋がやぶけスーパーボールをばらまいてしまったんです!きゃー!!こんなこと起こってしまうんですね。。。
何とか拾い集め袋ももらってきて元に戻し渡したのですが、hidakaはもうパニックでした。その場所を離れても離れても泣きながら戻ろうとするんです。パパに抱えてもらい立ち去るのですが、ひどい勢いで暴れて下ろしたら走って戻っていってしまうんです。そんなことを何度も繰り返し・・・車も通るし人通りも激しいし・・・私の中でこの対応は違うなとセンサーが鳴りました。
hidakaの腕をぎゅっと掴み少し厳しく声を掛けました。「いつまでそんなことしているつもりなの!?自分の気持ちを落ち着けることもときには必要でしょ?」というようなニュアンスでした。
今思うとずいぶん大人な事を要求したなと思ったりしますが、そのときのhidakaには響いたようです。
ずーっとhidakaの気持ちに沿ってhidakaの発達に合わせた対応をと意識して、パニックのときもhidakaが一番辛いと思い接してきました。でも時には強い口調で我に返らせることも必要なのではないかと思ったのです。
いつまでも幼い赤ちゃんみたいな接し方をしていても収まりがきかないこともあると感じました。
普段見せない私の姿にハッと我にかえったのかしぶしぶ落ち着き始めました。
まとめ
hidakaの発達が偏っていることを知り、私たちは他の子にとって何でもないことがhidakaには困難だったり苦痛だったりすることを知りました。出来るだけhidakaに合わせながらいろいろな刺激を与えて成長させていきたい。困難なことも認識が追いついてくれば出来るようになることもあるだろうし、苦痛なことも楽しさの中で我慢できるものに変化していけばいいなぁというのが目標で毎日接していました。
言葉で自分の状態を伝えることができないhidaka。伝わらなくて苦しかったこともあったと思います。でもそれと同じくらい私たちも伝えられなくて苦しんでいました。プールの楽しさを教えたい!なんも危険なことはないんだと教えたい!もう元に戻ったよ。大丈夫だよ!と伝えられなくて苦しかったです。何を考え何を疑問に思っているのか知りたい!3歳の子どもなんです。でも身体は大きくても赤ちゃんと一緒のように感じることもありました。伝えたいことが伝わらない。何を考えているのか何を疑問に思っているのかわからない。そんな雲の中のようにもくもくした掴みどころがない空間で毎日迷いながら過ごしておりました。
何が正しいのかその後どうなるかなんて何もわからないんです。ただただ一生懸命向き合っていました。
プールの更衣室は去年4歳のときに今度はバスに乗り行ってみたのですが、克服した様子で固まってはいましたが、泣くことなく、服を脱ぐこともでき大丈夫になりました。
今は言葉で悔しい気持ちや痛いと感じていることなど自分の状況を伝えられるようになり、どうしようもないときは私の腕の中で落ち着きを取り戻すことができるようになり、パニックになることはありません。
今の子どもの姿がずっと続くわけではないのです。
発達障害グレーゾーンの子や発達に心配のある子は時としてこの行動がずっと続いてしまうのではないかという焦りを感じてしまう事が多々あると思います。
周囲の同じ年頃の子たちが楽しそうにキャッキャ遊んでいる中、もくもくとひとり遊びに熱中していたり、思わぬところでパニックになり思ったようにできなかったり・・・この子はどんな大人になってしまうんだろう。何とかしなくては・・・と一生懸命になったり、絶望したり。
でも今の子どもの姿が大人になっても続くわけではないのです。
ゆっくりかもしれませんが、成長していきます。今よりは1年後。1年後よりは3年後。子どもはどんどん成長していくのです。
焦り今の子どもの姿だけでいっぱいいっぱいになってきてしまっていたら、ふと立ち止まり「今の姿がずっと続くわけではない」と思いだしてみてください。
心がすーっと軽くなり、今の姿をそっと見守ることができるかもしれません。
もっと大らかな気持ちで成長を楽しんでいってもいいのではないかと思ったりしております。
お読みいただきありがとうございます。
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