言葉の遅れ hidaka発達記録 3歳2カ月 気になる行動

hidaka 3歳|2016/06/01 posted.
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最近のhidakaはお友達と同じであることを嬉しく感じるようです。今日はお友達とキャラクターのティッシュが一緒なんだと嬉しそうに幼稚園に行きました。

些細なことなのですが、お友達への意識がみられると嬉しくホッとします。hidakaが3歳の頃、夫とよくこんな話をしました。

「hidakaはお友達がいなくても私達がいるから幸せだよね?」

「hidakaのあらゆるお友達の代わりをしてあげようね。一緒にいろいろなところに連れて行ってあげようね。」

・・・なぜお友達ができないと思ったのでしょうか?

 

言葉の遅れ hidaka発達記録 3歳2カ月 気になる行動

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▼“他の人のもの”という意識が低い

この頃、ようやく“自分のものへの愛着意識が強くなり“自分のもの”を貸せなくなってきました。2歳の頃は“自分のもの”をとられてもそんなに執着せず、近い月齢のお友達ママには「hidakaくんはやさしいねぇ。」と言われていました。この“自分のもの”というのは個人差はありますが、定型の発達だとだいたい2歳前後に現れるらしく半年ぐらい続くらしいです。そして“自分のもの”があるということは“他の人のもの”があるということを徐々に認識していくのですが・・・“自分のもの”の認識が遅れたので、“他の人のもの”まで考えが及ばないようです。

お友達の三輪車や砂場道具などを勝手にとります。「かして」言おうか!と言ってもあまり響いてない様子。3歳を迎えてこの雰囲気はちょっと独特でした。

▼とにかく挨拶ができない!

お友達に会ったら「おはよう」さよならをするときは「ばいばい」促しても、状況を伝えても、わたしが見本となりしっかり挨拶しても・・・なにやらじーっと見ていました。周りの子でもシャイで恥ずかしくて挨拶できない子はいると思います。でも何だか恥ずかしいというものではなく、「ばいばい」のときにはお友達が見えなくなる状況を映画をみているかのように眺めている感じでした。きっと私の促している声は聞こえていないに違いない。その間、私と目が合うこともありませんでした。これは・・・何を考えているんだろう?という不思議な感じ。

▼先生への関心が低い

療育に通うようになったhidaka。最初は集団のクラスではなく、個別で先生と1時間みっちり遊ぶというものでした。遊ぶと言っても・・・hidakaは先生という人には関心なくおもちゃの方へ。自分でとって、自分で開けて、自分で遊び方を探ってと会話は一切ありません。先生の質問には答えず、もくもくと遊びに入っていきます。心理の先生はいろいろ働きかけてくれます。「これしようよー」というと興味がないことには首をフルフル振りました。心理の先生は「意思表示が出てきたねー。」と言っていました。なるほど・・・以前は無視されていたかも・・・。

▼会話まで程遠いと感じる

「イヤ」「はーい」「~したい」「とってー」という形はできてきましたが、会話が出来る日がくるのだろうか・・・と途方もなく遠い日のように感じました。返事もいつでもあるわけではなく、ないときもたくさんありました。

夫が帰るとhidakaに「今日は何があったの?どこに行った?」など聞くが一切返答なし。目が合いにくく返答以前の問題。

▼踊らない

hidakaは1歳頃はTVの踊りのものまねをすることもありました。いないいないばぁの「わぁーお」です。これはみんな大好きですよね。でもこの頃は踊らなくなっていました。わたしが踊ると嫌がります。盛り上がらない・・・

▼乗り物にのっても無表情・無口

公園の中にある動く乗り物に乗りました!お友達と。お友達は「ママーすごいね」や外にいる人に「ばいばーい」してみたりニコニコ楽しそう。しかしhidakaは無表情・・・「風が気持ちいいね」や「初めて乗ったね」なんて話しかけても聞こえていない様子。寂しい・・・

▼動物園へ・・・動物無関心

家族でhidakaにいい刺激になればと動物園へ行きました。・・・わたしも夫も忘れられない思いをしました。周りの子どもたちは「わー大きいね」や「かわいいね」「怖いね」など動物をみてはしゃいでいる中で・・・hidakaは動物には目もくれず、石を拾い排水溝にポチャン・・・これを楽しそうに繰り返すという行動にでました。何度動物に関心を持っていこうと移動しても・・・今度は枯れ葉をバサバサ飛ばして遊ぶという・・・何とも言い難い苦い思いをしました。これは夫婦ふたりで共有した思い。その後、わたしはこういう思いを幾度となくするのですが、夫に「あの動物園での気持ちに今日もなった。」というように説明できるように。「そうかー・・・」と気持ちをわかってくれ労わってくれます。

▼切り替えが苦手

幼稚園のプレに参加すると、場面変更が時間がくるとあります。この頃はわたしもまだhidakaの扱いが上手ではなく、周りの子と同じように時間がきたらお終い、次はこれだよ。と予告をせずに合わせさせようとしていました。うまく切り替えできず、だらだら遊んだり、次の行動に移れない事が多かったです。

▼遊び中心のプレ幼稚園の参加が難しい

2種類の幼稚園のプレに通っていたのですが、そのうち遊び中心の内容のプレ幼稚園の参加が難しい!毎回違う遊び、違う流れ、違う場所など変化が多い遊び中心の幼稚園のプレ。内容はとても変化に富んでいて大人も楽しいんです。周りの子どもたちは今日は何だろうとわくわく。・・・hidakaはわくわくではなくドキドキ?落ち着かない様子。行くのを嫌がったりはありませんでしたが、次の流れがわからず、設定が次々変わることについていけず、脱走したり戻ったり、落ち着かない様子。遊びたい気持ちと先生の話を聞く時間の切り替えもできず、問題行動が目立ちました。

▼本を一緒に楽しむのが難しい

hidakaとの関わりを増やしたいわたし。ひとりで自分の世界で自分のペースで本を楽しみたいhidaka。気合の入ったわたしが嫌なのか、本を貸してくれなくなりました。絵本の世界が大好きなhidaka。「わたしもその世界に入れてよー」と思うのでした。

 

まとめ

hidakaの発達と向き合う!!わたしが支えていくんだ!と張り切ったのはいいのですが、なかなか茨の道でした。

真剣に向き合えば向き合うほど、うまく進まないことに苛立ち、他の子と比べてはいけないとも思うのですが、3歳にもなってあれもできないこれもできないとなってくると周囲の目も気になります。

そして発達障害という診断が出ていないということは、何か障害があってできないではなく、まだまだ親のしつけがなっていないからできないという目があるのも事実。そして、何か発達に偏りがあってと大ぴらに周知していくにも抵抗がある。というんだからしょうがない。

発達に偏りがある・・・どうして周知していくのに抵抗があったのかというと、まだまだ周囲の認識はとても深いものとは言えないからです。現にわたしもhidakaの言葉の遅れが目立ち、3歳児健診でひっかかり児童精神科を紹介された時、ネットの情報に翻弄されました。

我が子は見えなくなり、発達障害という障害がもたらすであろう様々な困難を想像し、とてもじゃないけれど乗り越えていけるのであろうかと目の前が真っ暗になりました。

発達障害・発達グレーゾーン・発達凸凹と無縁の世界で生きている人の認識は、過去に出会ったことがある問題行動が目立つ子のイメージが強いのではないでしょうか?

わたしもこの発達障害・発達グレーゾーン・発達凸凹の世界を知り、自分でよくよく調べて先生にも話しを聞いて自分なりに解釈して間違っているものもあるかもしれませんが、ようやく理解が深まってきました。周りに発達障害・発達グレーゾーン・発達凸凹で大変な思いをしているお母さんや子どもたちは、程度の差や大変さの違いはありますが同士です。温かいまなざしを送っております。そしてまだまだ研究段階の考えも数多く存在する分野で今理解していることが変わっていくのかもしれないということも知っています。

でもそれと同時に、たくさんのお母さん方と話していく中で、まだまだ偏った認識も数多くあるということも知っています。

来るべき日が来るまで自分の胸にとめておこう。そう思ったのはhidakaを守るためです。

好奇な目でさらされることがないように。個性の範囲内で収まった場合に友達関係に“先入観”によりなんらかの不利になることがないように。すべて深く深く考えて発達に偏りがあることは幼稚園、親しい友人以外はふせてきました。内緒にしたり否定したりすることはしませんでしたが、あえて自分から話したり、知っておいてほしいという活動をしなかったという意味です。

今、療育を終え、幼稚園に普通に通うhidaka。親からみるとまだまだ幼く、個性的な面もありますが、目立った行動はありません。

クラスのお母さん方もhidakaをみる時に“先入観”なくそのままのhidakaが目に入っていると思います。

差別を受けるというものではありません。また差別をしているというものでもありません。

でも現にその“先入観”は存在するのです。そして何かあったときにその“先入観”から出る考えというものも残念なことにあるのではないかと思ったりしております。

 

お読みいただきありがとうございました。

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