言葉の遅れ 「クレーン現象」=「自閉症」は誤り??手を振りほどく前にクレーンが出た時にやってあげること5つ

Pocket

言葉の遅れがあったり、こだわりが強い、目が合いにくいと感じたりすることがある気になる子を育てているママなら「クレーン現象」聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

boku

「クレーン現象」とは他人の手を使って自分のしたいことを代わりにしてもらおうとする行動のことです。

“他人の手を引っ張って何かをさせようとする”という表現がぴったりで、その様子は工事現場のクレーン車やUFOキャッチャーのアームを操る動きに似ていることから、この名前がついたとのことです。

自閉症の子は意思表示をするときの指差しが苦手で、代わりにこのクレーン現象がよく見られることから、自閉症の特徴の1つと考えられています。

 

息子ひだかも2歳の頃、この「クレーン現象」ありました!

指差しという方法が定着していなかったんでしょう。言葉も苦手なひだかが思った事をやりたいという方法だったんだと思います。

でも「クレーン現象」という言葉を知った時、「クレーン現象」=「自閉症」という図式をネットで導き出し、非常に不安な思いをしました。

手を引こうとするひだかの手を焦りのあまり振りほどいたこともあったと記憶しています。

なんだか今思うとちょっと悲しいですよね。。。

 

そんな焦りや不安が芽生えたママさんに落ち着いてやってほしいなと思うことまとめました。

 

▼表情でやりとりあるかの冷静な確認

これはやってもいいのかな?というような表情はありますか?こちらに目をむけて表情をみたりすることはありますか?笑いかけてくれますか?周りの様子気にしているような素振りありますか?

ひだかにはこれはありました。

つかまり立ちの頃、ストーブの柵をゆらしてこちらの反応を見ていたずらしていました。よくあやせば笑いました。まじまじと意識して目をみると目は合いにくかったですが、自然と一緒に過ごしているときは、こちらを見たり、何かしていて見てほしいときなどはこちらを見ていました。

▼1~2歳であれば大らかな気持ちでつきあってあげる

3歳になると言葉が遅かったひだかも単語や動詞で要求ができるようになったため、「クレーン現象」は落ち着きました。下に挙げた3と4の方法も教えていたからかもしれません。1~2歳の言葉がまだ未熟な健常児の子も「クレーン現象」がでる子もいるようです。

▼指差しを教えてあげる

クレーン現象」が出た時に、静かに子供の手をとって一緒に指差しの形を作る。これで要求すると簡単だよと教えてあげる。定着するまで何度も。「クレーン現象」ではなく指差しができたらすぐ要求をかなえてあげる。

▼意思表示の言葉をゆっくり短く伝えて、言葉を引き出す

何かを取ってほしいとき、何かをやってほしいときに「クレーン現象」が出ることが多いと思います。そのときに「りんご!ほしい」「○○!とって」「いちごジャムあけて」名詞が出ていれば動詞に力をいれ、名詞がまだ弱ければ名詞に力をいれる。優しく、ハッキリと。できればにっこり♡

▼かかりつけの小児科の先生や乳幼児健診での相談

客観的にみてもらうのは早い方がいいのでは?と思います。

はじめての子だと子供とはこういうものなのかな?となかなか発達の遅れや偏りに気付くことができてもいつか追いつくのでは?とのんびり考えてしまうことが多いのではと思います。追いつく子が大半なのかもしれません。みんな同じペースではないこともわかっています。育児書片手にピリピリすることはないと思います。

でもたくさんの子供をみている小児科の先生や保育園の先生、保健士さんには気になる子はわかります。ほうっておくとその発達の差や偏りはどんどんひらいてしまい3歳の集団生活の入口にたつころに顕著に表れ、もっともっと不安で大変な闘いになるかもしれません。

育てにくい子だったならば育たないわけではないのです。工夫が必要なんです。

気になる子なのかどうか・・・聞いてみることもぜひしてあげたかったな・・・

▼まとめ

言葉の遅れがある気になる子のママは障害かもしれないと焦ることはないのです。

その子にあったことをその子に合わせてやってあげることが必要なんです。

言葉の遅れがある子は言葉の早い子とは違うんです。言葉の早い子と同じことをすることが絶対の近道とは言えないのではないかと思います。

言葉の遅れに気がつくこと、子どもの成長をよくみていてすばらしいことだと思います。他の子供との交流をもつ機会を与えているいいお母さんだと思います。一生懸命子育てに取り組んでいるんです。

子どもはありのまま、そのままでいいんです。お母さんがその子の特性にあった接し方変えてあげて下さい。

言葉を丁寧に教えてあげて下さい。

それができるのはあなたしかいないんです。

・・・とあの時の自分にいってあげたいなぁ。

お読みいただきありがとうございました。

Pocket

スポンサーリンク


スポンサーリンク


Difficult children 人気記事