「もういいかげんにしなさい!!」朝から大きな声で怒ったりしていませんか?発達障害グレーゾーンの子の心に届く声掛け6つ

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今日は朝からイライラしてしまいました。自分がいつもより遅く起きてしまったのです。喜ぶ顔がみたくてお弁当を好きなものでいっぱいにして、優しく起こし、「目玉焼きが作りたい!」というhidakaにつきあい、熱々のフライパンでやけどをしないように気を配り、「ひとりでやりたいのに!」と怒られ、食事を始めたと思ったら牛乳をこぼし、「しょうがないね。気をつけてね。」と優しく対処し、そうこうしていたら洗濯の終りのブザーが鳴り、洗濯物を干していたらもうすぐ出発の時間です。

ふとhidakaをみるとご飯が終わり、ソファーの上でパジャマのまま絵本を読んでいます。

普段のんびりな私は焦るのが苦手です。

これはhidakaにも協力してもらわないと今日は遅刻してしまうかもしれません。

幼稚園は小さな社会です。hidakaはその発達障害グレーゾーンの特性以外のことで目立つことは私の中でタブーにしています。時間に遅れることもそのひとつです。

hidakaに私「トイレ行ってきてねー」

hidaka「・・・」

洗濯物が干し終り、hidakaをみるとまだソファーの上でパジャマのまま絵本です。

まだまだ私優しく「ひだかトイレ行ってきてねー」

hidaka「・・・」

時計をみると・・・あぁお化粧もしたいし、もう自分の支度だけで精一杯です。

私「ひだか!!いいかげんにしなさい!

hidakaはビックリした様子です。急いでトイレに行きました。

それからまた繰り返しです。

私「ひだか 着替えしてねー」

hidaka「・・・」ソファーの上でパジャマのまま絵本

私「ひだか 着替えしてねー」

hidaka「・・・」ソファーの上でパジャマのまま絵本

私「ひだか!!いいかげんにしなさい!!

hidakaはビックリ!急いで着替える。。。

結局バタバタと時間ぎりぎりに家を出るのでした。これではいけません。立ち止まり考え直さなければ・・・

 

「もういいかげんにしなさい!!」朝から大きな声で怒ったりしていませんか?発達障害グレーゾーンの子の心に届く声掛け6つ

 

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1.そばに行って名前を呼び目を合わせ話しかける

このひと手間でもしかすると何度も声を掛ける必要がなくなるかもしれません。家事をしていると私たちも区切りのいいところまで滞りなく済ませてしまいたいのです。本当にこの途中で中断するストレスははかり知れません。でも丁寧にこの“そばに行って名前を呼び目を合わせ話しかける”過程をするだけでその後大きな声で怒らなくてよくなるかもしれません。

hidakaは耳が聞こえていないんじゃないかというくらい遠くから指示を出しても反応がないことが多々あります。でもついつい成長が進んでくるとその丁寧な接し方を忘れ、自分のやりやすいように動かそうとしてしまいます。今日は絵本も読んでいたので過集中していて聞こえにくかったのかもしれません。でも「いいかげんにしなさい!」一言で急いでやって欲しいことをしていたので、聞こえていない訳ではなかったようです。

2.命令をしない

hidakaは言われてやるのが嫌いなようです。これは私たち大人もそうですよね。今やろうと思っていたことを先に言われるととたんに面白くなくなるのです。旦那さまにもよく「今やろうと思っていたのに。」と言われることがあります。私自身も言われてやるというのは本当に嫌です。基本的にマイペースで自分がやりたいと思ってやったことのほうが完成度は高いです。子どももそうなんですよね。ついついまだまだ幼いと先々考え指示を出してしまいますが、命令しないほうが定着することも多いです。

具体的には「次は何するんだったかな?」という働きかけです。迷っていたら「トイレに?」のように疑問形で次に続く「いく!」という言葉を言わせるのもその行動を自分で決めている感じがしてスムーズにやってくれる可能性があります。

やるべきことをリストにしても喜びそうです。ゲームのように考えさせて生活習慣を身に着けると暮らしやすいですね。

3.カウント10やタイマーで予告する

「さぁ!10秒以内にトイレに行ってきてね!」「10秒でズボンはけるかな?」「10・9・8・7・・・・」

hidakaはこの方法驚くほど効果があります。寝る前にも「早くベッドに行きなさい!」とよく大きな声を出してしまいますがタイマーで鳴らすと急いでベッドに行ったりします。

本能的なものなのでしょうか。身体が自然と動くようです。

4.順番に具体的に指示を出す

寝る前の主婦は忙しいです。明日のお弁当の準備やちょっとした手洗いの洗濯もの、部屋の片づけをもくもくとして朝フレッシュな気持ちで迎えられるように最後の頑張りです。その間はhidakaはパパにお願いしています。

でもなかなか普段一緒にいないパパの指示は本当に通らない。遊んでほしいのか構ってほしいのかふざけてどんどんエスカレートしていきます。優しいパパにhidakaも甘えたいんだなぁーと気持ちわかるような気もするのですが、パパも限界がきます・・・「ひだか!ちゃんと片付けなさい!!」怒ったー!

hidakaもしょぼん。パパも「はぁー」

これではふたりともいい夢みれません。

指示は具体的にひとつづつ順番にしていくとスムーズです。やっぱり一緒に片づけないとまだまだ難しいのです。「車はこの箱に入れてねー」「電車はここだよ」というようにリードしてあげます。そして「がんばったねー」と次もやろうかなという気持ちも育てたいものです。

5.事前にやるべきことを声掛ける

手洗いやうがいは何となく定着しているhidaka。でも靴を揃えるのがなかなかできないんですよ。家に帰るともう入った先の事を考えているんですよね。そしてついつい揃えていない靴をみてから「靴そろえてないよ!」と言ってしまうのです。これで玄関まで戻らせて靴を揃えさせてもなかなか定着しません。

帰り道、もうすぐ家に着くか着かないかのところで「家に帰ったら?」と促すことが効果的です。そうすると玄関に入った時その時に気持ちを持っていくことができ、「くつをそろえる」と自分で言ったことを形にすることができるでしょう。

こういう生活習慣は早いうちにつけてしまった方が後が楽です。

6.失敗したときの対処法

誰にでも失敗はあるのです。子どもだったら力も身体の使い方もまだ不十分。失敗を恐れて何もかもしてあげるのがその子にとっていいのでしょうか?

hidakaは最近、“自分でやりたい!”という欲求に溢れています。主に食べ物に関してなのですが・・・朝から目玉焼きを焼くのもそのひとつ。飲み物も冷蔵庫から自分でとってコップも食器棚からとり、自分で注ぎます。。。

何だか嫌な予感がしますよね。。。そうなんです。失敗することの方が多いんです。

卵はお椀のなかではなく、テーブルや床に落ちたり、飲み物もコップになみなみに入れて運ぼうとしていたり。

もう「何してるの!!」とキーキー言わずにはいられないのですが、落ち着いて「どうしたらいいと思う?」です。

そうすると意外にも「ぞうきんでふく」やなみなみのジュースを「のんじゃう」みたいにどうすればいいのか知っていたりするのです。

それが「何してるの!!」のお母さんの一言で思考が固まり、上手く対処できなかったりするんですよね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今すぐにでもやってあげられる内容ではないでしょうか?

何とも子育てというのは自分の思い通りにならないものです。子どもの成長を促し、いい生活習慣を身につけさせ、時にはその失敗の対処にも追われる。そんな毎日です。

上にあげた6つの声掛け、実はあることがないとできないんです。

それは“心の余裕”です。

“心の余裕”には時間の余裕が必要です。“心の余裕”には子どもに集中していることも必要です。

朝早く起きなかった自分が悪いんです。もうその時点で今日の朝、hidakaにしてあげられることは少なくなってしまうんですよね。でもいろいろやってあげたい。hidakaの為にしてあげていることが、その焦りによる強い口調で台無しです。今一度立ち止まり、明日からやり直してみようと思います。にこにこでパワー全開で朝送り出すことができますように。。。

これも発達障害グレーゾーンの我が子にやってあげられることだと思っております。

 

お読みいただきありがとうございます。朝いつも「早く!早く!」と大きな声を出してしまっている方。ともにがんばりましょう!

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