hidakaDJ Zeen~うた~“花”

hidakaDJ Zeen~うた~|2018/11/22 posted.
Pocket

ご訪問いただきありがとうございます!

 

3歳、言葉の遅れが目立った息子hidakaに、言葉を教えようと奮闘した日々で、視覚優位な我が子の耳の発達を促すために、音楽を使っていました。

耳なじみのいい言葉が使われている童謡を中心に、ハイパーレクシアな特性を生かし、一緒に歌詞カードをのぞき、目で読み音を脳にインプットしていたのです。

歌詞カードをみながら、音を覚え歌うhidaka。

傍に行き、一緒に歌いました。

歌を覚えたhidakaの手をとり、一緒に踊りました。

いつしか音楽は、夢中になり過ぎるテレビを禁止した私たちの、唯一の娯楽になっていきました。

hidakaは歌が大好きです。

小学生になった今では、hidakaはいつも歌っております。

頭の中は音楽でいっぱいのようです。

そんなhidakaが最近気に入っている曲を紹介させてください♡

 

♪~hidakaDJ Zeenうた“花”~♪

 

 

“中孝介 花”

2007年に発売された曲です。

楽曲は「さくら(独唱)」で知られる、森山直太朗が作曲していて、きれいな旋律な柔らかい曲です。

子どもならではの透き通る声で、しっとりと歌い上げるhidakaの“花”をきき、私は何だかじーんと心に響きました。

思い浮かんでいたのは、hidakaを育てた3歳~5歳というhidakaの子育てを語る上で一番大変な時期の、私の“母としての思い”でした。

“あなたはあなたのままで そのままでいいんだよ”

というのがテーマだったこの2年間。

そんな当たり前の事を認めてあげる事が・・・・難しかった。

3歳というのは、集団生活の入口だからです。小学校という人生に大きな影響を及ぼす期間を迎えるための準備をしていく期間でもあります。

発達障害の疑いがあり、我が子の発達と毎日、どうしたって向き合わなければいけなかった、そんな時期です。

周囲の子ども達と比べ、心が凍りつくほど寂しい思いをし、張り付いたような笑顔を浮かべ乗り切り、家に帰ってから部屋の隅でうずくまった事もあります。

でも、hidakaが5歳になったとき、私の母としての境地はまさにこの“花”のような、穏やかで優しい気持ちでした。

 

♪~もしもあなたが 雨に濡れ

言い訳さえも できないほどに

何かに深く 傷付いたなら

せめて私は 手を結び

風に綻ぶ 花になりたい~♪

 

不器用さを抱え生まれてきた我が子の困難を、辛さを、取り除いてあげたかったのです。

器用にしてあげたかった。寂しさを感じて欲しくなかった。幸せになって欲しかった。

でも、不器用さを取り除いてあげることはできませんでした。

私が母としてしてあげられたのは、手を結び、「だいじょうぶ。私はあなたが大好き。」と励ますことしかありませんでした。

 

♪~もしもあなたの 夢破れ

行き先のない 日々は暮ゆき

信じることさえできなくなれば

せめて私が 声にして

明日にたゆたう 歌をうたおう~♪

 

hidakaが生まれたときに、私たち夫婦は本当にたくさん我が子に夢みました。

そのくらい真っ白で、夢をみることに、何も遮るものがなく、希望でいっぱいで生まれてきたからです。

でも、発達の遅れを知った時、その生まれ持った不器用さが及ぼすであろう困難で、未来が見えなくなり、一点の曇りもなかった希望を見失いました。

でも、5歳を迎えた頃には、もう一度我が子の未来に希望を持ち、もしもhidakaが道を見失い、迷い苦しむことがあっても、

「あなたなら大丈夫。必ず自分の道を切り開いていく事ができる。」と、

子の成長を信じる事ができるようになっていました。

 

♪~花のように 花のように

ただそこに咲くだけで 美しくあれ

人はみな 人はみな

大地を強く踏みしめて それぞれの花 心に宿す~♪

 

“Difficult children” 難しさを抱える子ども達という意味を込め、このブログの名前にしました。

育てることが難しいという意味で、私たちの子育ては、世界にひとつしかないような希少な“花”を育てているような感覚にハマることがあります。

花を咲かせる事に工夫がいり、手が掛かり、とても難しいのです。

目を掛け、手を掛け、大切に慈しみ、水をあげ、日を当て、励まし、温かい気持ちで声を掛け、認め、手入れして、はじめて花を咲かせます。

めずらしい花かもしれません。

小さな愛らしい花かもしれません。

独特な色合いの花かもしれません。

たくさん咲くかもしれないし、一生で一度大輪の花かもしれません。

どんな花が咲くのかは、咲いてからのお楽しみです。

でも、「咲いて欲しい。」と私は思います。

「咲いて欲しい。どんな花か見てみたい。」と、毎日大切に育てています。

枯れないように。腐らないように。

力強く根を伸ばし、のびのびと、たくさんの日を浴びられるように。

過酷な環境の時には、励まし、花が咲くことを信じて。

そう考えると、どんな花でも構わないと思っているのです。

ただ、“美しくあれ”と。

 

スポンサーリンク

まとめ

hidakaが生まれたばかりの頃は、hidakaの花は、よく見るありふれた花を咲かせる事に“希望”を持っていました。

優しく、思いやりがあり、要領がよく、やりたい仕事をして、家庭を作り、人生を豊かにし、幸せになって欲しいと。

100人見れば100人名前がわかる、バラのようなガーベラのようなひまわりのような、そんな育て方も好んでいる環境もよく知っている花をイメージしていたのです。

でも、hidakaはバラのような子どもではありませんでした。

ガーベラのような子どもでも、ひまわりのような子どもでもありませんでした。

普通に水をあげ、日を当て、温かくして、肥料を与えても、たくさんの愛を伝えても、よく知られている育て方を丁寧にしても、すくすくとは育っていきませんでした。

それが“育てにくい子”を育てる感覚だと思います。

「もしかしたら、花を咲かせることができないかもしれない・・・・・」

育て上げる自信を失った事もあります。

 

でも、目の前に青々とした葉を見れば、新しく芽がふけば、放っておくことなんてできないんです。

ずっとどうすれば元気に、すくすくと育っていくのかを考え、接してきました。

そんな日々の中で、私は信じられるようになってきました。

必ずhidakaは“花”を咲かせると。

その為に私にできることがあると。

そう信じて、いつの日か咲く“花”がどんな色か、どんな香りか、美しくあることを願い、楽しみにしようと思っております。

 

お付き合いいただき、ありがとうございます!

 

音楽と共に過ごすゆったりとした時間、おすすめです。

Pocket

スポンサーリンク


スポンサーリンク


Difficult children 人気記事