ご訪問ありがとうございます。 もうすぐhidaka5歳幼稚園の運動会が迫ってきております。家でも踊りの練習をし […]
ご訪問ありがとうございます。
もうすぐhidaka5歳幼稚園の運動会が迫ってきております。家でも踊りの練習をしたり、運動会で歌う曲を口ずさんだり楽しみにしているようです。
・・・でもわたし・・・1年前のhidakaを思い出し、近づいてくる運動会にちょっと緊張しているのです。
今年の運動会はどうでしょうか?うまく参加できるでしょうか・・・
言葉の遅れ hidaka 発達記録 4歳運動会
幼稚園に入り、大きな行事のひとつとして運動会があります。たくさんのお父さんお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、兄弟も集まりにぎやかな楽しいイベントですよね。
でも“発達に心配がある子”だったり、いつもと違う雰囲気に敏感な“発達障害グレーゾーンの子”の運動会は楽しいものになるとは限らないのです。
朝からいつもと違う雰囲気に泣いて「行きたくない!!」となるかもしれないという恐怖。たくさんの目があり、目立ってしまうと「○○くん、どうしたんだろうね?」というように噂される心配。
他の子にはどきどきわくわくなことが難しい。とっても難しい。
そうなってくると「やっぱりうちの子は他の子と違うんだなぁ」と感じる瞬間にもなります。
顔はにこにこ笑い応援します!「がんばれー!!」
でも心にはその想いとは別にどこか寂しい気持ちが湧くのも事実です。
hidakaの4歳の運動会はまさにそんな寂しい思いから始まりました。
グラウンドについたときから様子がおかしくいつもと違う雰囲気を敏感に察知。
私たちから離れようとしませんでした。
こういうときは落ち着いて「うまくいかないこともある。でもそれだけのこと。」と心に言い聞かせます。
まずは静かに様子をみてみました。
目が全然合いません。自信をなくしているようです。ざわざわしている雰囲気にのみ込まれ逃げたい気持ちでいっぱいのようです。
抱っこして落ち着くのを待つことにしました。
先生にも緊張している様子を伝え、しばらく一緒にいることを了承してもらいました。
周りを見渡してみると、ひとりもごねている子はいませんでした。
いつものようにお父さんお母さんと離れ、クラスの仲間に加わっていく子どもたち。
3~4歳の子の標準の発達を目の当たりにしてびっくりします。私にはとても大人にみえるのです。
hidakaは離れる様子がありません。声を掛けても返答はなくこのまま離れていくとひどく泣き、運動会は散々なものになるでしょう。
いっぱいいっぱいになっている我が子を想いつつ、寂しい気持ちがふつふつ湧いてきました。
夫も傍にいてどうしたものか・・・という感じでしたが、目立ってしまうので離れてもらいました。
開会式がはじまり、家で一生懸命練習していた歌も踊りもできず促し続けて終わりました。
かけっこがはじまり先生が「参加させてみましょうか?」と提案してくれました。
ホッとしてお任せすることに。
先生に抱っこで連れて行ってもらい、女の子たちに混ざり、先生と手をつなぎ歩いて参加しました。
そのときから少しずつですが、hidakaの周りを見る目が変わってきました。
参加したことにより、危険がないことがわかったのでしょうか?
クラスの仲間がいる園児席に加わることができました。これを機に離れたかったのですが、私を探してしまうので一緒にいることに。
ずっと寄り添い一緒にいました。
hidakaの様子を見ていると少し表情が出てきました。
わたしが周りのお友達と楽しそうにすることを心掛けました。運動会は楽しむものなんです。どきどきする気持ちはみんなあります。hidakaが“いつもと違う”が苦手なのも知っています。
でも楽しいものなんです。それをhidakaに知って欲しかった。
新しいことはどきどきするし、どうなってしまうものなのかうまくできるかわからなくて不安もあるけれど、失敗したっていいんです。
これから運動会は何度もあるんです。はじめの一歩なんです。
楽しいものなんだということを感じて終えてほしかった。
次はみんなで入園以来一緒に練習していた最後のお遊戯の時間です。
hidakaはどうでしょう?
不安な顔をしています。
でも“できる”と信じてあげるのも私の役目なんです。
できないとあきらめてしまうことでできなくなることもあるんです。
お面をつけてポンポンをもったhidakaをみて“できる”と感じました。
今までとは打って変わって「hidaka!がんばってみるよ!」と強く促しました。
「・・・」
不安そうです。
失敗したっていいんです。毎日が毎回が成長のチャンスなんです。hidakaのペースでいいんです。でもそのペースを見極めチャンスを逃すわけにはいかないんです。
「よし!やってみよう!」
と背中を押しました。
クラスの仲間も「hidakaくんおいでー」と言ってくれました。「こっちだよ!」と背中を押してくれました。
元気に踊りました。
にこにこ笑って。
踊るうちに楽しくなってきたんですね。
たくさん練習したんです。
この日のために。
曲が終わり「ママー!!」と満面の笑みで抱きついてきました。
わたしも嬉しくてうるうる。
でも気持ちを張って、「よく頑張ったね。」と頭をなでてあげました。
自分の子どもが周りの子よりも遅れをとっているのは平気なことではないんです。
一生懸命向き合いながら、比べてはいけないと心に決め、我が子を応援していくのは並々ならぬ努力がいることなんです。
表面上は自分の子どものことしか考えていない母親にみえることもあるでしょう。
でもあきらめる訳にはいかないんです。
小さな自信をたくさん積み重ねて大きな自信にしていく必要が“発達の心配がある子”・“発達グレーゾーンの子”には必要なんではないでしょうか。
どうか応援してあげてください。
温かく見守っていただければどれだけその孤独感から救われるかわかりません。
お読みいただきありがとうございました。
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